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【乗車記】臨時サンライズ出雲91号 時刻表/停車駅/追い越し列車まとめ[年越し2022(9)]

2022年1月11日

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こちらは東京駅。東海道を西へ行く寝台特急サンライズ号は、21:50に発車します。

 

サンライズ瀬戸・出雲はそれぞれ高松・出雲市までを結び、毎日走る定期寝台特急です。

 

それが発車してから30分後、発車標には再びサンライズの文字が現れました。

 

サンライズの車両285系電車は5編成あり、そのうち4編成を定期列車に割り当てています。

残りの1編成を利用して運行されるのが、臨時寝台特急サンライズ出雲91・92号です。

 

今回は年に数回、年末年始やGW、お盆の時季に運行される臨時サンライズ91号に乗車しまして、運行の様子や時刻についてご紹介します。



東京駅への入線は22:01、8番線に到着です。

22:21 東京駅

ここから先、太字下線は乗降が可能な停車駅、表記だけのものは乗降できない運転停車駅です。

 

運行ダイヤ

2201東京2221-2243横浜2244-2355熱海0011-0030沼津0032-0114静岡0129-0223浜松0224-0250豊橋0258-0340熱田0342-0447米原0450-0604大阪0606-0627三ノ宮0628-0719姫路0721-0815和気0822-0848岡山0851-0906倉敷0907-0927美袋みなぎ0937-0948備中高梁1002-1016方谷1017-1032新見1037-1106(信)上石見1112-1142江尾1146-1207米子1209-1215安来1217-1233松江1235-1248来待1250-1253宍道1253-1307出雲市

 

定期列車であれば自動放送によって案内されますが、こちらは車掌さんによる手動放送です。

 

夜のビル群の中を走り続け、多摩川を越えると神奈川県へ。

 

22:43-22:44 横浜駅

定期列車であればこの後、静岡県内(熱海,沼津,富士,静岡,浜松)で停車していきますが、こちらは大阪まで降りることができません。

 

車内では鉄道系動画投稿者のスーツさんとお会いすることができました。

 

それまでゆっくり走っていたサンライズですが、茅ヶ崎駅から速度をぐんと上げます。

 

定期サンライズと同様、小田原駅も通過です。



23:55-00:11 熱海駅

熱海駅では運転停車が行われます。

運転士さんなどがJR東日本からJR東海へ交代。そして、ダイヤ上は貨物列車に追い抜かれるそうです。この日は年末年始ということで、走っていないようでした。

 

発車標には、0:18発沼津行きの最終列車が表示されています。

 

伊東線来宮駅の横を走りまして、丹那トンネルに入りました。

 

ここからは部屋を暗くして、楽しみたいと思います。

 

丹那トンネルを抜けまして、東海道新幹線も停車する三島駅を通過。

特徴的な三角屋根の駅舎が見えています。



00:30-00:32 沼津駅

扉は開きませんが、ここでも運転停車。

新幹線は停まらなくても20万都市であり、旧東海道本線の御殿場線との乗換駅です。

 

海がすぐ近くの、由比駅周辺で高速道路沿いを走ります。

 

静岡鉄道と並走していると、あちらの駅のホームは真っ暗になっていました。

 

01:14-01:29 静岡駅

ここでも貨物列車の通過待ちのようで、しばらく停車しています。



このあたりで寝落ちていましたが、その間の時刻は以下の通り。

-0223浜松0224-0250豊橋0258-0340熱田0342-0447米原0450-

少しだけ目を覚ましたのは、草津駅を通過しているところでした。

 

京都駅を通過しまして、淀川を渡っています。

 

06:04-06:06 大阪駅

下りの定期サンライズ号は大阪に停まりませんが、臨時列車なら大阪に停まるので、東京〜大阪の移動にも非常に便利です。

 

既に大阪環状線も動いている時間帯、隣のホームにはまだお客さんの少ない列車がやって来ました。

 

120km/hぐらいの速度で、朝方の東海道を飛ばしていきます。

 

06:27-06:28 三ノ宮駅

こちらも普段なら上りしか停車しない、三ノ宮駅でも乗降可能です。

 

この辺りで空もぼんやり明るくなってきました。

 

途中普通列車の停車駅等においては、ホームがない通過線を走ります。

 

高いところを走るサンライズ、そこから見下ろすようにして、パステルカラーの海が広がっていました。

 

淡路島に架かる明石海峡大橋も、フワフワした空にその線をはっきりと描いています。

 

普段ならここまで見られないであろう、山陽電鉄との並走、同じく明石駅へ向かいます。

 

6:50ごろ西明石駅を通過すると、おはよう放送が流れました。この放送で逆に眠るという、贅沢な時間の過ごし方ができます。



07:19-07:21 姫路駅

もう新幹線も走っている時間なので、あちらの改札をお客さんが行き交っています。

 

その先住宅街を抜けると、お日さまが出てきていました。

 

朝日に照らされた、既に刈られているオレンジ色の田んぼ。まるで夕方の田舎らしい景色になってきました。

 

08:15-08:22 和気駅

ホームにいた人達も、もの珍しそうにこちらを見ています。こんな時間にこんな列車がこんな駅に停まる。普段ならありえないことです。



08:48-08:51 岡山駅

定期列車であれば、連結されていたサンライズ瀬戸号が高松駅へ別れていきますが、この列車は出雲市駅に向かうだけです。

 

広大な敷地を持つ岡山貨物ターミナルを横目に、快走していきます。



09:06-09:07 倉敷駅

山陽本線から伯備線に入りますと、蛇行する高梁川に沿って走っていきます。

 

09:27-09:37 美袋みなぎ

顔がストンと切られたような列車、普通 播州赤穂行きと行き違いました。

 

続きまして、岡山駅からの特急やくも5号に追い抜かれます。出雲市へ急ぐのならば、岡山駅からこの列車に乗れば良いということです。

 

さらに、貨物列車とも行き違いました。

東海道では見られませんでしたが、伯備線の方はもう走り始めているようです。



09:48-10:02 備中高梁駅

サンライズ出雲91号は途中で買い物をしづらいのですが、備中高梁駅であれば蔦屋書店のスタバや駅前にローソンがあるので、一応買い物ができます。

ただしサンライズ出雲は全車指定席の寝台特急なので、駅員さんにちゃんと許可を取って改札の外に出る必要があります。

 

数人スタバのカップを持っている方がいらっしゃいましたが、多くの人はここで撮影会に行かれていました。

 

反対側から特急やくも8号が到着。行き違いを終えるとサンライズ号も出発します。

 

10:16-10:17 方谷駅

山陽本線へ直通する、普通 瀬戸行きと行き違います。

この列車は「SETOUCHI TRAIN」ラッピングの115系、2022年3月まで走る予定です。

 

だんだん山へ入ってきますと、雪が現れました。

伯備線内で雪景色を期待していたので、それを予感させる、非常に楽しみなものです。



10:32-10:37 新見駅

この駅は4方向へ列車が発着する、岡山県中央部のターミナル。特急やくも10号と行き違います。

 

2駅お隣の備中神代駅からは、ローカル線と称される芸備線が離れていきました。

 

分水嶺を越えまして、岡山県から鳥取県に入っています。

いよいよ期待していたような雪景色が広がり始めました。これこそ冬の伯備線に求めていたものです。

 

11:06-11:12 上石見信号場

駅ではありませんが、行き違いができる信号場で特急やくも12号がやってきました。



11:42-11:46 江尾駅

どうやら少し遅れていたようですが、普通新見行きとすれ違い。

 

それを追うようにして、特急やくも14号がやって来ました。この伯備線内では5回も、その姿を見たことになります。

 

伯耆溝口駅付近、まるで春が来たかのように突然雪が消え、若々しい黄緑の草が広がっていました。

ただし空だけは真っ暗で不気味、そこは冬っぽいです。

 

頭は雲に隠れていますが、右手には鳥取県を代表する大山の裾野が見られました。

 

伯耆大山駅からは山陰本線に入ります。

伯備線を通って山陰へ運ばれてきた、貨物のコンテナが集まっていました。



12:07-12:09 米子駅

国鉄時代を思わせる立派な駅舎がありましたが、解体中の米子駅。0番線からは鬼太郎列車が走る境線が発着します。

 

向かいのホームにはこれから鳥取へ向かうであろう、スーパーまつかぜ8号が入線していました。

 

12:15-12:17 安来駅

目立った県境はありませんが、鳥取県から島根県に入りました。この駅で特急やくも16号と行き違います。

 

県境付近には、淡水と海水が混じり合う2つの汽水湖が並んでいます。最初に見られるのはそのうちの一つ、中海です。

 

12:33-12:35 松江駅

高架線を登りまして、こちらは島根県の県庁所在地となります。



その先で見えてくるのが、サンライズ出雲で最も景色が良いとも言える宍道湖。

湖のすぐ横を走行しており、穏やかで細かい波をすぐ近くで見られます。定期列車でもあるそうですが、車掌さんによる観光案内の放送がされました。

 

12:48-12:50 来待駅

最後の行き違いとなります、特急やくも18号のために運転停車。

 

12:53 宍道駅

そして、最後の途中停車駅が宍道駅です。

 

しかし、反対列車が遅れているため、通常であれば停まらないはずの直江駅で2,3分ほど運転停車しました。



長かった寝台特急の旅もこれで終わり。

ついに太陽も一番高く、ライズしきってしまいました。

 

しかし、目まぐるしく変わる景色はその行程を、全く長く感じさせません。この上ない程楽しい列車でして、ぜひとも乗って頂きたいです。

 

13:07 出雲市駅

もう時刻は13時過ぎ、名残惜しくも出雲市駅に到着です。

 

当然ホームでは、大勢の方々が写真撮影をされてい ました。

鉄道ファンだけではなく、家族連れの方も乗車されており、本当に人気なのだなと嬉しくなります。

 

長い長いサンライズ出雲91号の旅、機会があればまた乗ってみたいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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