旅先や出張先の夜、安心感をおぼえる青い光。
そんな灯火が2026年2月7日、高知市に灯り始めました。
これまで46都道府県と海外5ヶ国に展開していた、ホテルチェーン東横イン。
唯一東横インがなかった県、高知県に出店し、47都道府県出店を達成しました。
そんな記念すべき47都道府県最後の東横イン。オープン初日に泊まってみました。
初日のお祭りムードと共に、どんな施設になっているのかご紹介します。
実は宿泊予約をできたのは当日朝。
ずっと空室なしが続いていたのですが、キャンセルが取れたので、京都から飛んできました。
東横インと言えばJRの主要駅前にあるイメージ。
しかし、東横イン高知はJR高知駅の近くではありません。
立地は高知駅から1.5kmほど離れた場所。駅近というよりも、市街地の中にあるイメージです。
高知駅前から出ている路面電車で行く場合は、はりまや橋停留場で降りて、鏡川橋・朝倉・いの方面へ乗換。大橋通停留場で下車します。
高知駅からは乗り換えが必要なため、大きな荷物を持っている場合はタクシーの方が良いかもしれません。
運賃(230円)ははりまや橋停留場で乗り換える際に支払います。
この時運転士さんに乗り換えることを伝えると、乗り換え券を貰えます。大橋通停留場では、この乗り換え券を渡して下車します。
支払いは現金か地域交通系ICカード「ですか」のみで、Suicaやクレカタッチは使えないので注意です。
大橋通停留場で下車すると、青いサインが輝いています。
遂に高知県へ上陸しました、東横インです!
ホテル名は非常にシンプルで、「東横イン高知」。
最近では従来店舗でも看板が変わり始めていますが、「東横イン」ではなく「東横INN」。
少しでも外国人観光客にも分かりやすいよう、英語表記が入っています。
地元企業さんによる胡蝶蘭に迎えられます。日中にはテープカットも行われたそうです。
自動チェックイン機は2台設置されていました。
チェッイン時には高知県のお菓子、ミレービスケットとピンバッジをプレゼントしていただきました。
ミレービスケットに関しては、47都道府県出店を記念し、2月7日の国内宿泊者に先着でプレゼントされています。
ロビーにはデスクやソファなどを設けています。
朝食会場が別にあるため、少々コンパクトなスペースです。
デスクにはコンセントやUSB充電ポートが設置されており、多少の作業もできます。
また、東横イン全店舗に設置されている、ChargeSPOTも置いてありました。
6:00〜24:00に利用可能なコーヒーメーカーでは、カプチーノ、カフェラテ、カフェモカなどを無料でいただくことができます。
他店舗と同様に、歯ブラシ以外のアメニティは一階においてあります。
高知市周辺のパンフレットやクーポンなども置いてあるので、夕食へ繰り出す前にチェックしておくのも良さそうです。
東横イン高知は371店舗目。
浮世絵カードには、歌川広重による「六十余州名所図会」の鰹釣りの様子が描かれています。
今回は2階のシングルでした。
通路の雰囲気や部屋番号のデザインから、早くも漂うスタイリッシュさ。
早速扉を開けますと…
ナチュラルな木目調が際立ちつつも、紺色のカーペットやカーテンにより落ち着いた雰囲気。
デスクへ向かう時と体を休める時でそれぞれの場面に合わせた、バランスの取れたお部屋です。
基本的に部屋のデザインが同じとされる東横インですが、開店時期やリニューアルによって多少デザインが異なります。
一番新しい店舗とあって、こちらは最新型のデザイン。個人的に泊まったことがある中では、2024年リニューアルした東横イン郡山と似ています。
ちなみに室内電源はこれまで通り、カードキーか会員証でなければ点かないものでした。
コンセントはテーブル上と枕元。
どちらにもコンセント、USB、USBType-Cの充電ポートがありました。
備品はほぼ全て、壁面の棚の中に仕舞われています。
ドライヤーはライフェンのリンカ。
初見じゃ分からない横文字みたいですが、中国家電です。
その上には電気ポット。
そして加湿器。
東横インでおなじみの本も、ちゃんと揃っています。
三点ユニットバスは他店舗と似ていますが、細かいところが違っています。
よく見るのはUspaの温水洗浄便座ですが、こちらは東芝。
また、洗面台の蛇口も不思議な形状です。
この蛇口は実用性が終わっており、使いづらくて仕方ありません。
特に水に濡れると表面の表記が見えず、どちらへ回すべきなのか分かりません。
レインシャワーで滝行に遭うと最悪です。すぐにでも普通のに取り替えて欲しいです。
ディストピア感ある「全身洗浄剤」も健在でした。
高知駅からやや遠い東横インですが、市街地中心部のメリットもあります。
路面電車が通る大通りとは、反対側にも出口が。
そのまま大橋通のアーケードへ出られて、北へ進むとひろめ市場です。
すぐそこに東横インのサインが光っていることからも、その近さが分かります。
徒歩1分で、かつおのたたきをいただけるのは、観光には非常に良い立地です。
22時までライトアップしている、高知城へ足を伸ばすのもよし。
ホテルへ戻ってきまして、まだ見ていなかった1階の館内設備を。
こちらは日中6:00〜24:00に利用可能なロッカー。
ホテルの預かり荷物が多くなっている今、必要不可欠な設備です。
奥には洗濯機3台・乾燥機2台が設置されています。
洗剤自動投入・キャッシュレス対応の最新型。
ガチャガチャで白い粉を買う必要はありません。
そのほか女性用と多目的お手洗いを設置。
よさこい祭りの際、ロビーのトイレ解放の相談も来ているそうで、その時には活躍するかもしれません。
電子レンジや製氷機、アルコール含めた飲料自販機も設置されています。
ここで馬路村のチューハイ「ゆずの森」が売っていたので、迷わず購入。
自分の家のように安心できる空間で、ちょっとした旅先を味わえます。
夜になりまして、こちらの館内着に着替えて就寝へ。
新しい店舗だと青い縞々ではなく、白い館内着が見られます。
そういえば、ガラスのサイドテーブルとベッドランプのセットがありません。
それが無い場合、壁に造り付けることが多いのですが、それも無し。
ベッドランプに関しては、頭上にある照明が代わりになっており、連続的に強弱を調節できます。
しかし、小物置きの代わりになるものは無さそう。スマホ等はベッドかデスクに直接置くことになるでしょうか。
それでは馴染みある間取りを眺めつつ、おやすみなさい。
おはようございます。時刻は朝6時過ぎになりました。
東横インと言えば無料朝食。朝食会場は最上階の14階になっています。
早速エレベーターで上がってみますと
6時半からこの行列。
初日とあって楽しみにされていた方も多いのでしょう。
朝食会場のT-Placeは6:00〜24:00に開いているため、早めに来ても良さそうです。
朝食には、地元食材を使ったものがいくつかあるそう。
まずは飲み物、りんご酢柚子はちみつ。
ジュースではなく「酢」と言っているだけあって、レモンくらい酸っぱめです。日本一のゆず産地である、高知県産のものを使っています。
ご飯の横には味付けのり「柚子のり」。
サラダのドレッシングには「ゆずの村馬路村産 ポン酢しょうゆ」と、柚子押しが強いです。
特にポン酢しょうゆは柑橘の風味をかなり強く感じられ、サラダとの愛称ピッタリでした。
こちらもご当地メニューとされていた、薩摩平天。
「薩摩」なのに?と思ったら、ショウガが高知県産らしいです。
そこかい。
もちろん、東横インらしく代わり映えしない、シンプルなメニューもあります。
かなり濃く味付けされた、オーロラソースのチキン南蛮。
野菜の食感も味わえる、焼きちゃんぽん。
こちらはお味噌汁ですが、アオサノリをトッピング。
こちらのアオサノリは、四万十川で採れたものです。
たくさんの具材の中で、優しいアクセントが加わります。
ご飯だけではなく、コーンパンやチョコ食パン等。
たい焼きの中身はカスタードクリームでした。
色んなメニューが揃えられて、今後も楽しめそうです。
6:30〜9:00は朝食会場のT-Place、お客さんがいなくなったところでもう一度見に来てみました。
エレベーターを降りると大きなガラス張りの窓、明るい光が差し込んできます。
テーブルや椅子には、高知県産の木材を使っているとのこと。
ソファの下にはコンセントがあり、充電も可能です。
食事をよそっていた朝食会場の奥にも、テーブルが用意されています。全部で80席くらいです。
また、大きな窓からは高知市街を見渡せます。
エレベーターを降りて正面の窓が西、右側の窓が北を向いています。今見ているのは西側です。
ちょうど朝食会場が開いた頃に夜が明け、朝日が建物を染めていきました。
北側を見下ろすとアーケードやひろめ市場、雑多な商店街が広がります。
奥の方には図書館やプラネタリウム、歴史博物館なども。
そのなかで一番注目すべきなのが、こちら。
高知城です!
現存十二天守の一つであり、江戸時代からの建築を目っすぐ望めます。
何万回も受けてきたであろう朝日によって、神々しく輝いていました。
ただし、高知城の天守閣を完璧に見られるのは、朝食会場に入って一番奥(画面手前側)のテーブル2つ分だけです。
手前にマンションが建っているため、その影に隠れてしまいます。
角度的に仕方ないですが、朝食時に見たい場合は早めに来て席を確保しておくのが良いでしょう。
10時にチェックアウトしまして、東横イン高知を後にします。無事最初の一夜を終えることができました。
大手ホテルチェーンの強みは、どこでも一定の快適な空間を必ず提供してくれることだと思います。
しかし、高知県は三大ホテルチェーンのアパホテル、ルートインもなく、安価で快適なホテルの確保が難しくありました。
しかし、東横インの出店により、高知に泊まるハードルはグンと下がりました。今回宿泊してみて、確かに居心地の良さは間違いないものだと再確認できました。
旅先でいつもの安心を得られる東横イン。高知へ来た時は是非またお世話になりたいと思います。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。










































































