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【レトロ私鉄の代表格】SLを模した里山トロッコで行く小湊鐵道の旅
房総半島を横断する鉄道路線の一端、小湊鐵道は内房線の五井駅から出発します。 JRのホームと並んで位置しますが、この鉄道会社は日本一レトロな雰囲気を残している路線と言っても過言ではありませ ...
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複雑な形をした日本の地形、海を挟んで陸地が近いときは、トンネルや橋を架けてなるべく陸上交通で移動できるようにしています。
みんなフェリーで渡ろうよ・・・(震え声) https://t.co/hAdJmDbgfA
— 東京湾フェリー【公式】 (@tokyowanferry) January 10, 2023
現在でもトンネルや橋の建設が要望される場所は多くあり、よく挙げられるのが東京湾の入り口、三浦半島の横須賀市久里浜から房総半島の千葉県富津市です。
この区間には東京湾フェリーが就航しており、公式Twitterがこれをネタにしたことで話題になりました。
東京湾を一周する国道16号、最後のパーツとして残るのが海上区間です。
この17kmについては「東京湾口道路」として、トンネルまたは橋で結ぶことが計画されています。
東京湾では、第二東京湾岸道路、東京湾口道路の建設により、8の字ネットワークを作ることを目標にしています。
2014年まで東京湾口道路建設促進富津花火大会を行っていましたが、富津市の財政の問題から休止。有志らによる富津市民花火大会として存続しています。
東京湾口道路について2008年7月、国土形成計画で「長期的視点から取り組む」と閣議決定され、これは実質的な計画凍結に至りました。
今日は道路建設が難しくなったものの、その役割を担っている東京湾フェリーに乗船することにしました。
徒歩乗船の場合でも、鉄道によるアクセスは割と便利です。内房線に乗車しまして、浜金谷駅で下車します。
跨線橋を渡っていると、フェリーターミナルの眩い光が煌煌と輝いていました。
駅自体はフェリーターミナルのアクセス駅とは思えない、非常に小さな駅です。
のりばまでは歩いて10分くらい。途中セブンイレブンやガストがあるので、食べ物には困りません。
フェリーターミナル横には、お土産市場ハマーズがありますが、営業時間は9:00〜18:00で既に終わっていました。
フェリーターミナルはこちら、コンクリート造りの簡素な建物です。
ターミナル内にもお土産センター食彩市場の他、レストラン波留菜亭が揃っています。
営業時間は以下の通りです。
お土産センター食彩市場
【Aダイヤ運航日】9:00~18:00
【Bダイヤ運航日】9:00~17:30
レストラン波留菜亭
【平 日】11:00~15:30・ラストオーダー15:00
【土日祝】11:00~16:00・ラストオーダー15:30
【定休日】水・木
今動いているのは、自動販売機だけで、カップラーメンくらいなら購入できます。こういう時でも数年前なら、ニチレイのホットメニューが重宝したものですが…。
徒歩客に関しては、窓口ではなく券売機でも発券可能。大人片道900円、往復1600円(7日以内)です。
久里浜駅から京急線に連絡するため、その運賃表も貼られていました。
通路を奥に進みますと、改札に突き当たります。
船内には出港20分前頃から入れるようになりました。運航は6時〜19時まで、Aダイヤの日は1時間に1本程度、Bダイヤの日は2時間に1本程度の本数です。
このフェリーにはチーバくんが描かれていました。
肝心の南房総は海に沈んで見えません。富津岬を水面下に隠しています。
タラップの先、階段を登って2階へ上がりました。
2,3人掛けの座席が机を挟んで並ぶ他、前方にはリクライニング座席も揃っています。
最前列はパノラマになっており、昼なら景色も楽しめそうです。
出港後しばらくすると閉まりましたが、売店も営業しています。お土産や軽食、ホットメニューなどかなり種類は豊富です。
19:20 金谷港 発
湾なのに想像以上に揺れていて、寝転がっていることにしました。
20:00 久里浜港 着
完全に眠ってしまっており、40分の航路はあっという間でした。
下船時にはきっぷを見せる必要があるので、用意をしておきましょう。
久里浜港からはバスで、京急久里浜駅まで出られます。
1時間に1〜2本設定されており、フェリーの時間に合わせられています。
海を越えて京急との連絡も行っており、一体化した交通網が形成されていることが分かりました。
東京湾アクアラインができてから、房総半島へのアクセスは一層便利になりました。その中でも残る東京湾フェリー、40分間の船旅をぜひ楽しんでみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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