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【地下鉄に展望席】32年ぶり新型車両 福岡地下鉄4000系へ車内潜入
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山陽新幹線のこだま号で活躍している、500系と700系レールスター。
そのうち500系の引退が発表されており、8両へ短編成化したN700Aで置き換えるとのことです。
現在、博多総合車両所でN700Aの工事が行われている最中。2026年度にかけて実施し、山陽新幹線へ導入されます。
新たに誕生する8両のN700Aは「P編成」。一体どんな車両なのか、進捗を見に行ってみました。
いつも通り博多総合車両所へ向かうべく、博多南線に乗車。
左側には山陽新幹線の車両たち、その手前側にN700系がズラッと並んでいます。
ちょうど回送されてきた新幹線の下をくぐり、車両基地の反対側へ。
まずは先ほど博多南線から見えていた、山陽九州新幹線のN700系が現れます。
東海道山陽新幹線は全て16両編成ですが、山陽九州新幹線は8両編成。
車両の形は同じであるものの、両数が短かかったり、指定席が広々しています。
8両編成に活用するN700Aは、16両のうち、1~3号車、8~11号車、16号車とのこと。(参考:乗りものニュース)
少し先へ歩きますと、工事対象のN700Aが現れました。中間車3両が停められています。
改造工事中の車両はK4編成。こちらは7号車です。
貫通扉の幌が外されており、車内に雨が入らない様ビニールが張ってある状態。
連結部分にもカバーがされていました。
また、通常なら完全に覆われている足元も見えている状態。
おそらく床下機器が外されているのかなと思われます。
7号車の隣には、6号車。連結部も幌が外されています。
その次は4号車になっており、5号車が飛ばされていました。
これらの車両は、8両編成で走るのに使われないとされる号車。
おそらく流用部品を取って解体されると思われます。
こちらは本題とあまり関係ないですが、驚きの白さを放っているN700系もいました。
おそらく検査を終えて16両編成を組んでいる最中、再び運用へ就くことになるのでしょう。
もう少し先へ進みますと、K4編成の別号車が現れました。
13〜15号車なので、こちらも8両編成としては走らないはずです。
15号車の車体には、落書きがされていました。
こちらは新幹線ふれあいデーにおける、落書き体験のイベントによるものです。
先の報道を根拠にすれば、一緒にいた13,14号車と合わせて廃車になるのでしょう。
その一方、奥には8両編成で使われる1,3号車の姿かありました。
2号車が抜けているのは少々気になりますが、他の場所にいるのかな。
読み取ることまではできませんでしたが、1号車の乗務員扉に白い紙っぽいのが貼ってありました。
続いて向かった改装場には、K4編成の8,9号車が停まっていました。
16両編成のうち、8〜10号車はグリーン車。
8両編成に組み込む際、座席を活用して4列の普通車指定席になるそうです。
500系新幹線の場合6号車が、グリーン車だったのを指定席車両として使われています。
N700Aでも同様になるのでしょうか。
窓から窺った限りでは、今のところグリーン車の座席がそのままに見えました。
そして窓にはこの貼り紙。8両編成化でK4編成8号車から、P4編成4号車になるそうです。
この車両は元々N700系だったのをN700Aへ改造し、3000番台N編成から5000番台K編成となりました。
そのK編成をP編成へ、さらに編成が変わります。
足元を見てみると、台車と車体が分離している状態でした。
続いて後ろに停まっていた9号車。こちらもグリーン車です。
K4編成9号車からP4編成5号車になります。
周辺には短編成化工事における、流用品が取ってありました。
おそらくこちらは、グリーン車の絨毯かと思われます。
500系新幹線6号車も座席はグリーン車のままですが、絨毯は外してあります。普通車と仕様を合わせる対応は、同様みたいです。
今回見られた8両化工事の進捗は、以上になります。
近い将来導入されるN700A。500系引退は寂しい一方、より快適な車内を備えた、新しいN700Aのデビューが非常に楽しみです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。