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【最後の国産二階建てバス】新東名スーパーライナー10号 エアロキングビジネスシート乗車記
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改札前に吊るされた大きな提灯がトレードマーク、神奈川県西部の小田原駅です。
小田原城の城下町として盛え、箱根峠が近いことから重要な宿場町でもありました。現在は東京まで新幹線や特急利用による、ベッドタウンにもなっています。
ビジネス利用に加えて箱根観光の玄関口であり、ここ小田原駅には東海道新幹線ひかり号が停まります。
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【乗車記】本日デビュー!特急湘南/東海道新幹線/小田急どれが良い?初日に乗車
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のぞみが停まらない静岡県にとって、必要不可欠なひかり号。
しかし1時間に1本、静岡県内の駅を全て通過するひかり号が設定されています。
このひかり号は新横浜〜名古屋間の停車駅として、豊橋駅と小田原駅を交互に追加します。これによって、小田原駅と豊橋駅は2時間に1本ひかり号が停まる事になりました。
さらに、この新幹線は東京から名古屋まで、1本も後続ののぞみ号に追い抜かれないのです。
新横浜駅を15:51に発車したひかり649号。7分後にのぞみ235号が出発していますが、名古屋まで逃げ切ります。
16:07 新横浜駅 発
小田原駅に停まっている間に通過されてはいけないので、すぐに発車しました。
静岡駅や浜松駅で停車する便だと、のぞみ号が右側の通過線を駆け抜けることが頻繁にあります。
県境は山がちということでトンネルが多いですが、わずかに相模灘を見下ろせました。
相模湾と相模灘は真鶴岬を基準に、東西で分けられています。
静岡県に入りまして、熱海駅を通過。
ひかり号が停まるのは1日3往復だけでかなりレアです。
新婚旅行にも選ばれた温泉街、山が迫っており新幹線駅設置は困難でしたが、何とか建設しました。
東海道新幹線で最大の急カーブで、通過線が無いことから日本初のホームドアが設置されています。
その直後、非常に長い新丹那トンネルへ突入。
県境は異なりますが、実質ここが静岡県の境みたいなものです。
トンネルを抜けまして、三島駅を通過。2時間に1本程度ひかり号が停車し、浜松・静岡に加えられています。
厚い雲のために今日の富士山は微妙。
しかし、その稜線が滑り込む先で白煙を上げる富士の製紙工場も、同じくらいの見どころです。
新富士駅の目の前にも朱色と白の煙突が立っており、地域を象徴する車窓が詰まっています。
よく東海道新幹線と富士山がセットで撮影される、富士川橋梁。晴れていればここからの富士山がとっても綺麗です。
東静岡駅の車両基地には、特急ふじかわで使われる373系と普通列車313系8000番台が停車中。静岡県の鉄道がここに集まります。
そして静岡県の県庁所在地、静岡駅を颯爽と通過。
真ん中の通過線を走っていまして、反対方面のホームにはこだま号を待つお客さんがいらっしゃいます。
2022年春に静岡へやってきた、オレンジ色の313系8000番台は当たり前のように景色へ馴染んでいます。
かつては名古屋の中央本線で、有料快速セントラルライナーとして活躍しました。
さんざんリニアの水問題で話題にあげられる大井川。江戸時代には東海道の難所とされており、この川幅から当時の名残を感じることができます。
シンボルのアクトタワーが見えてくると、浜松駅を通過。浜松〜静岡の新幹線利用需要が大きいため、基本的にひかり号の停車駅は浜松と静岡がセットです。
東海道新幹線では、のぞみ号とひかり号全列車で車内販売を行っています。
シンカンセンスゴクカタイアイスとホットコーヒーをセットで。
静岡県産紅ほっぺ果汁を使っているらしいので、通過した失礼も優しい静岡さんなら許してくれるでしょうか。
雲の向こうはおそらく夕陽、印象派みたいな車窓の浜名湖を渡ります。
静岡県から愛知県に入りまして、豊橋駅を通過します。
新幹線駅を高架にすると、由緒ある青い橋を取り壊さないといけなかったため、一度高架橋から地上駅に降りてまた登るという構造です。
最初にご紹介した通り、新横浜から豊橋までノンストップのひかり号が停まります。
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次に通過するのは、こだま号のみ停車の三河安城駅です。
セロテープのオランダ看板を見ながら、三河安城駅通過の放送を聞きます。小田原から1時間以上経っているので、のぞみ号と同様の案内がされるようです。
ピカピカと輝く名鉄特急を追い抜きまして、名古屋市へ。
東京や横浜から乗り込んでいなかったので、名駅地区の大都会っぷりが際立ちます。
名古屋駅ではしばらくの停車時間があります。
新横浜駅を7分後に出発した、のぞみ235号に追い抜かれます。
のぞみ号との違いは、小田原駅に停車するかどうか。
車両性能は統一されているので、あとはのぞみ号と同じ力で走るだけでした。
のぞみ号はここから京都駅まで、ノンストップで走ります。
その一方で、小田原から名古屋まで全通過だったひかり号。ここから先は各駅停車に変わります。
こだま号は名古屋止まりの便が半分を占めており、名古屋〜新大阪では本数が半減します。そこで静岡県内の駅で停車しないひかり号に、名古屋〜新大阪各駅停車の役割を担わせ、30分に1本の本数を確保しているのです。
また、小田原〜京都・新大阪を速く移動したい人についても、名古屋駅でのぞみ号に接続することで、その需要に応えています。
名鉄羽島線の高架橋が近付いてきました。元々存在した名鉄竹鼻線から分岐させて、新幹線からの二次交通を確保しています。
岐阜羽島駅は東海道新幹線で最も利用客数の少ない駅です。
そのため選挙で票を獲得するために誘致した政治駅と言われたりしますが、この先関ケ原で雪が降った時に待避する拠点として重要な場所となっています。
岐阜羽島駅でしばらく停車しましたが、追い抜かれることはありません。
おそらく臨時のぞみ175/401号が運転される時、ここで追い抜くダイヤになっているのでしょう。
北陸本線が分岐する米原駅に到着。
在来線ホームには特急しらさぎ59号が停車中。米原始発のしらさぎ号で、名古屋から東海道新幹線で来たお客さんを乗せて金沢へ向かいます。
しらさぎ号は名古屋〜金沢を直接結ぶ便も多く設定されています。
しかし、特に名古屋以東へ向かう遠距離移動のお客さんは、米原駅で東海道新幹線に乗り換える方が非常に多いです。
ここでのぞみ97号に追い抜かれました。6分間の停車とかなり余裕をもっていますが、繁忙期であれば臨時のぞみ403号・407号にも追い抜かれます。
赤いフジテックの看板に照らされ、エレベーター塔はRPGゲームの舞台みたいな空間に。
滋賀県を抜けまして、京都府に入りました。
米原〜京都は68.1kmもあり、青函トンネルを除けば日本一長い新幹線の駅間距離です。
18:12 京都駅 着
小田原駅から2時間5分、京都駅に到着しました。
名古屋駅でのぞみ235号に乗り継げば17:51着で、所要時間は1時間44分に。今日は急いでいなかったので、小田原から直接帰れる利便性を選びました。
京都駅では後続ののぞみ237号の発車が、なんと3分後に迫っています。東海道新幹線の列車密度が凄すぎです。
今回の小田原発着ひかり号は、観光で言えば箱根へ行かれる際に便利な便だと思います。外国人観光客が戻ってきても多くの方が指定席を取るでしょうから、自由席(1〜5号車)でも余裕を持って座れるはずです。
ぜひ遠くから直接のアクセスに利用してみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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