今日は長野駅に来ています。
善光寺をイメージした門構えの駅舎は非常に大きく立派です。
これからしなの鉄道で3駅隣の豊野駅に行きたいと思っています。
しかし、今手元にあるのは青春18きっぷだけ。これで第三セクターしなの鉄道に乗ることは許されていません。
つまり、長野〜豊野は別に乗車券が必要になります。
あまのじゃくな僕は意地でも青春18きっぷで行こう!そう思ったのが始まりでした…。
最初に乗車するのは信越本線・篠ノ井線を走る普通列車甲府行きです。
信越本線は大部分が北陸新幹線の開業で第三セクターとなったのですが、長野〜篠ノ井はJRのまま残されています。
1606 長野駅 発
北陸新幹線のホームを左手に見ながら、長野駅を出発しました。
篠ノ井駅から旧信越本線はしなの鉄道となるためそこから分かれ、篠ノ井線を南下していきます。
姨捨駅周辺には日本三大車窓の景色が広がります。
手前に棚田、そして一面に善光寺平が見下ろせるのは非常に良いものです。
長野県の第二の都市、松本駅に到着しました。
このあたりは通勤列車としてお客さんも多くいらっしゃいます。
JR東海のオレンジが駅名標に見える塩尻駅、ここからは中央東線に入っていきます。
下諏訪〜上諏訪ではちょっとだけですが、右手に諏訪湖を見ることができました。
1917 甲府駅 着
山梨県に入りまして、終点までやってきました。
ここでは列車の乗り継ぎのため1時間ほどの滞在です。
駅ビル内の店舗は軒並み閉まっていたので、コンビニにてパンを買ってきました。
2007 甲府駅 発
高尾行きの普通列車で中央東線を東へ行きます。
身延線のホームにはJR東海、373系も停まっていました。
駅の近くには甲府城があって、ライトアップもされているのではっきりと見ることができます。
途中の勝沼から見下ろす夜景も非常に綺麗です。
東京からの終電で寝過ごしたらいけないことで有名な大月駅に到着。
向かいには東京圏の通勤電車が停まっていました。
神奈川県の相模湖駅では特急列車が追い抜いていきます。
2137 高尾駅 着
東京都に入りまして、大手私鉄・京王の圏内になりました。
1940 高尾駅 発
向かいに停まっている快速東京行きに乗車します。
八王子駅に到着しました。
ここは八高線の乗り換え駅で、今後行くことになる高崎駅へ最短距離で行くことができます。
しかしこの時間に八高線で高崎へ行くことはできません。
八王子で泊まって翌朝乗っても良いのですが、ここはネットカフェの料金が高くなっています。
という訳で少し遠回りですが別のルートを通ることにしました。
どちらでも最終的な所要時間は変わりません。
2004 西国分寺駅 着
今回のルートでは西国分寺駅にて下車、大宮経由で高崎へ向かいます。
2212 西国分寺駅 発
立体交差をした上の武蔵野線ホームから、東京行きの列車に乗車。
武蔵野線はトンネル区間が多く、窓から大きな音を入れ込みながら走っていきます。
2237 武蔵浦和駅 着/2242 武蔵浦和駅 発
ここで埼京線に乗り換えです。
2251 大宮駅 着
大宮駅地下深くのホームに到着しました。
2257 大宮駅 発
高崎経由で両毛線に直通する前橋行きに乗車します。
東京経由で高崎に1:14に着く終電に乗ってみることもできましたが、さすがに疲れるのでやめてしまいました(笑)
新町駅にて埼玉県から群馬県に出国。
高崎駅のお隣、倉賀野駅は八王子からの八高線が合流する駅です。
ここから最短ルートに戻ります。
0005 高崎駅 着
これ以上は進めないので、ここで一旦終了します。
時刻はすでに0時を越えており、東京電車特定区間も出ています。
そのため改札を通る時には、明日の分を押してもらいました。
ここから20分ほど歩きまして、快活クラブにておやすみなさい。
おはようございます。朝8時頃の高崎駅です。
少し遅い出発ですが、ここから先の接続が悪いので仕方ありません。
0823 高崎駅 発
高崎駅からは上越線の水上行きに乗車します。
群馬県の県庁所在地、前橋市の駅である新前橋駅に到着。
中心駅となる前橋駅は新前橋駅から分岐する両毛線で1駅のところに位置します。
右手には群馬県の象徴的な山である、赤城山が広がっていました。
更に日本一の流域面積を誇る利根川沿いを走ります。
比較的上流なので、関東平野を流れる穏やかなイメージと異なる一面を見られました。
途中の大きな駅である沼田駅は大河ドラマの真田丸で有名になった地。
駅より高い河岸段丘の上に街が作られているのが特徴です。
0930 水上駅 着
この日は青春18きっぷの最終日ということもあって、かなり多くお客さんがいらっしゃいました。
0944 水上駅 発
水上からは長岡行きの普通列車に乗り継ぎます。
ここから越えるのは上越国境の谷川岳、From AQUAのラベルにも描かれています。
モグラ駅として有名な土合駅では20人近くの方が降りていかれました。
かなりトンネル区間が多いですが、途中ではレンガ積みの古そうな橋を見ることができます。
1215 越後湯沢駅 発
まだ先へ行く必要があるのですが、乗り換え先の列車が長い間ありません。
そのため比較的大きな駅になっている、途中の越後湯沢駅で下車します。
改札前にはお土産屋さんやお店が並んでいて、駅の施設だけで十分楽しめました。
ぽんしゅ館という施設には酒風呂湯の沢という温泉があります。
天然温泉に日本酒を入れたポカポカとしたお湯です。
その後はコシヒカリソフトクリームをいただきます。温泉上がりには最高です!
1215 越後湯沢駅 発
サッパリしたところで引き続き上越線に乗ります。
この先にもホテルが立ち並ぶところがあり、リゾート地らしい雰囲気が感じられました。
六日町駅は北越急行ほくほく線の分岐駅。
これに乗った方が早く豊野へ行けますが、もちろん18きっぷでは乗れません。
1307 越後川口駅 着
飯山線の乗換駅である、ここで下車します。
1310 越後川口駅 発
いよいよ豊野駅へ通じる最後の路線、飯山線に乗車します。
列車が走るのは田園風景の中。この辺りに山岳っぽい感じはありません。
まるで新幹線のような高架橋、こちらは北越急行ほくほく線です。
十日町駅はそれが交差する駅であり、半分くらいが下車していかれました。
この駅には飯山線を走る観光列車、おいこっとが停まっています。
十日町駅を出るとほくほく線は地下へと潜ってきました。
その後はすぐ近くを信濃川が流れるようになります。
雨が降っていたのかこの日は濁ってしまっていましたが、条件が良ければ素晴らしい川であることは間違いありません。
新潟県最後の駅はこちらの足滝駅。秘境駅のひとつとしても数えられます。
長野県に入って最初の駅は森宮野原駅です。
ここは日本最高積雪地点の駅にもなっています。
実際に見てみるとそれを示す柱がものすごく高く、ここまで積もったとは信じられません。
1501 戸狩野沢温泉駅 着
ここで運転が途切れ、乗り継ぎとなります。
1539 戸狩野沢温泉駅 発
30分ほど待ちまして、こちらが最後の列車です。
北陸新幹線との交差地点には長野駅のお隣、飯山駅が設置されています。ここでは数分間の停車です。
その後は千曲川や非常に明るい黄色の田んぼを見せてくれました。
飯山線はかなり長時間に渡って素晴らしい景色が広がっているため、本当にもう一度乗りたいと思わせてくれる路線です。
さて、目的を忘れちゃいけませんが、この長かった長野から豊野への移動もいよいよ終わりです。
1631 豊野駅 着
ついに目的地にゴールしました!
ここから先は北しなの線になるので、青春18きっぷで乗ることはできません。
改札に見せて出場。丸一日行きたくて仕方が無かった豊野駅です(笑)
自由通路が整備された橋上駅舎で、かなり立派な作りになっています。
駅名のところにはJRロゴマークの跡が残っていて、信越本線の名残を見受けられました。
今回青春18きっぷで長野から豊野まで、こんなルートで行きました。
北しなの線で行けば10.8kmですが、今回のルートは612.8km。ものすごく時間がかかることになります。
さすがに長野への帰りはしなの鉄道にお支払い。
あれだけ払おうとしなかった260円の乗車券を購入しました。
しなの鉄道の115系に乗って長野駅まで3駅。
長野駅までたったの18分で帰ってくることができました。
まずやる人はいないと思いますが、長野〜豊野の移動には青春18きっぷを使っているとしても、しなの鉄道を利用しましょう!
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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