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今回搭乗するのは、JAL新千歳ー名古屋便。
ほとんど雲がなく快晴のフライトで、日本海側から上越国境や日本アルプスを自然いっぱい楽しめました。
ビル一つ一つを観察できる名古屋周辺都会まで、遊覧飛行をお届けします。
やってきましたのは空の玄関口、新千歳空港。
実は日本航空に乗るのは、これが初めてのはずです。
半円を描いた新千歳空港には、多くの旅客機が停まっています。
夜に飛び立つことが多いのですが、滑走路の光も相まって非常に綺麗です。
常磐線カラーのANAもいました。あちらはANA Green Jetで、水と緑を描いたデザインです。
14:30、新千歳空港を離陸しました。
2日ほどの滞在で、北の大地から飛び立ちます。
新千歳空港を離陸すると見えてくる、ちょっと不思議な形をしたウトナイ湖。
ラムサール条約にも登録されており、白鳥などがやってきます。空からだと湿原や原野の広がる様子を見られました。
札幌と苫小牧を結ぶ特急幹線である千歳線、国道234号と交差します。
太平洋沿岸までやってきまして、火力発電所の苫東厚真発電所、奥には苫小牧フェリーターミナル東港が見えました。あちらの港からは秋田・新潟・敦賀へフェリーが出港します。
ここで機体を傾けまして、少し西側へ曲がっていきました。
海上をショートカットし、道南地方まで。
こちらはかつて北海道最小の面積だった椴法華村、2004年に函館市に編入されています。
岬の先端にあるのは恵山です。
まさに山の塊をポンと置いたような、荒々しい容姿。古くから信仰の対象となった霊場です。
津軽海峡を渡りまして、本州へやってきました。
青森県右側で大きく突き出た、下北半島を北から見ます。
こちらは本州最北の地、大間崎。大間のマグロが非常に有名です。
半島の真ん中にあるカルデラ湖、宇曽利山湖畔には恐山があり、日本三大霊場とされています。霊を憑依させて話す、イタコが有名です。
右側には青函トンネルへ向かって北海道新幹線が走る、津軽半島が見えてきました。
下北半島と津軽半島、それに囲まれた陸奥湾の真ん中には、夏泊半島が小さく突き出ています。
津軽平野に形成された、港町の青森市。
白い筋は新幹線の高架橋で、北海道新幹線が左へ抜けています。新青森駅から線路が分かれている様子を確認でき、行き止まり部分には新幹線車両センターがあります。
日本海側の秋田県北部までショートカット。
航空写真でしか見たことがなかった、八郎潟の姿を捉えました。
湖を干拓して作り上げられた、一面の田んぼが広がります。丸い紙を大胆にハサミで切ったような、排水路の作り出す模様が特徴的です。
男鹿線が半島から合流して来る頃、苫小牧からのフェリーが入港する秋田港と、秋田市街地が見えてきました。
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手前の白い山は秋田県と山形県の県境に位置する鳥海山。
庄内平野が始まりまして、その奥は比較的平べったい印象の月山です。
酒田港からフェリーが就航している、飛島が浮かんでいました。
江戸時代、酒田は西廻り航路の寄港地として栄え、その様子は山居倉庫に残っています。飛島は酒田港への潮待ち港や、食料の補給港として重要だったのです。
日本海を新潟県沿岸まで下ってきました。
真っ白な一帯は磐梯朝日国立公園と思われ、新潟県と山形県、さらには福島県の県境です。
近くに目をやると、日本海の重要港である新潟港。苫小牧や敦賀、小樽への新日本海フェリーが就航しています。
左端には新潟空港の滑走路も見られました。
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新潟市の中心部は信濃川で分断されており、大奥の橋が架けられています。その中で一番有名なのが、萬代橋です。
こうしてみると新潟は島と言われる理由がよく分かります。
一面真っ白にされた上越国境の山々、空から出ないとわからない険しさであり、トンネルで貫いてしまう上越新幹線がいかに凄いか知らしめられました。
現地に行くことで分かる雪深さの「木」だけでなく、上空から広範囲に渡った「森」まで突きつけてきます。
その中に一筋の黒い線、ちょうど並行して飛行機が飛んでいました。
真っ白な雪山の中では本当に目立ちますね。
これまで快晴と言える天候で景色が良かったのですが、だんだんと薄い雲に隠されていきました。
15:42、着陸大勢になります。
再び景色が見えてきた頃、松本盆地まで来ました。右端に見えているのは諏訪湖です。
岡谷から千曲・長野を結ぶ長野自動車道の塩尻ICあたりが、盆地の南端部になります。
中央自動車道は飯田線沿いを選んでおり、途中飯田市から恵那山を越えて中央本線沿いに寄ってきます。今見えているのはまだ北側の伊那市あたりです。
そして飯田線の東側にそびえる南アルプス越しには何と、富士山が現れました。日本の屋根と言われる日本アルプスですが、さらに上へ突き出た煙突です。
しかも、日本一の富士山の手前には、二番目の北岳と、三番目の間ノ岳。日本の標高Top.3が集結しているのです。
真下に目を落とすと、中央本線の主要駅でもある木曽福島駅。周辺には中山道の宿場町が広がっています。
早くも名古屋都市圏に入りまして、多治見市まで南下してきました。
中央本線沿いに流れる土岐川を中心に、市街地が広がっています。夏には名古屋からの熱が流れ込み、猛暑に見舞われる街です。
多治見駅の橋上駅舎も確認できました。駅に一番近い南側の白い建物は、くれたけインプレミアム多治見駅前。2023年1月にオープンしたばかりのホテルです。
岐阜県から愛知県に入りました、陸上交通だとこの間はトンネルで貫かれています。
そして遂に名古屋市上空です。
こちらはまさに名古屋市北端、画角には入っていないものの、県営名古屋空港がすぐ近くになります。
横切っている庄内川を渡る前後から、地下鉄網が伸びるエリアに。
そしてJR名古屋駅も間近に見られる、まさに中心部までやって来ました。
名古屋の中で目覚ましい発展を遂げる、名駅地区。
明らかにビルの凹凸がここだけ大きく、まさにビジネス街です。
さらに大きなお堀と植物に囲まれた、名古屋城も見られました。
周辺には県庁や市役所など、お堅い雰囲気が感じられる建物が等間隔に並んでいます。
JRセントラルタワーズを筆頭にしたビルに隠されていましたが、その背後にはJR名古屋駅のホームが並んでいます。
新幹線ホームの西側はまだ低めの建物が多く、リニア中央新幹線が開通して大きく変わるのも楽しみです。
少し南下したところで何やら車両基地が見えてきました、こちらは東海道新幹線の名古屋車両所です。在来線や新幹線から離れたところにあるので、中々存在を知る機会がありませんでした。
名古屋駅より南西へ分かれる、JR関西本線や近鉄名古屋線に沿って飛んでいます。
その中で一際広い構内をもつ駅が見えてきました、こちらは富吉駅です。
ここには富安検車区が隣接しており、車両基地になっています。ひのとり、アーバンライナーをはじめとした特急車両がここでお休みしています。
だんだん鉄道空白地帯までやってきました。木曽三川に囲まれたこの地域は海面より標高の方が低く、堤防で囲まれた輪中地域として知られます。
ギリギリ三重県に入りそうなところを抜けて、弥富市へ移転した名古屋競馬場が見えてきました。
埋立地には工業地帯が広がっており、伊勢湾岸自動車道がその輸送を担います。
日本一お金持ちの村とされる飛島村より、赤い名港西大橋と白い名港中央大橋が架けられています。それに挟まれた島は、レゴランド・ジャパンとリニア・鉄道博物館がある、金城ふ頭と言われるエリアです。
ここからは仙台・苫小牧へのフェリーも就航しており、日本一長い国内公共交通機関とされます。
知多半島の東海市・知多市沿岸の石油化学コンビナート沿いに、いよいよ中部国際空港が近づいてきました。
イオンモール常滑やコストコ等りんくう常滑エリアより、セントレア大橋が伸びています。
それが行き着く先は中部国際空港、名古屋地区空の玄関口に着陸です。
中部国際空港を利用したのは、宮崎空港へ飛び立ってから8ヶ月ぶりくらい。
あの時はここに野宿して、空港駅を巡る旅に出ました。
最後に名古屋中心部へのアクセス手段をご紹介。
一番主要な公共交通機関で、唯一の鉄道が名鉄空港線です。
名古屋中心部まではミュースカイが便利になっています。
全車指定席のため360円必要ですが、名鉄名古屋駅まで40分足らずで着きます。
先ほど空から見ていた橋を渡り、海上の人工島から脱出。
名古屋市内に入り最初の停車駅、神宮前駅で下車しました。
運良く景色が良かったので、単純に共有できればという形で投稿しました。お楽しみいただけていれば幸いです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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