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【夜行グリーン個室】WEST EXPRESS銀河・紀南ルート プレミアルーム乗車記/運行ダイヤ[2310WEST銀河(2)]

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【10時間昼行の旅】WEST EXPRESS銀河紀南ルート ファーストシート乗車記[2310WEST銀河(1)]

  JR西日本が「気軽に鉄道の旅を楽しめる列車」として運行している、WEST EXPRESS銀河。 2022年9月〜2023年3月は、京都・大阪〜新宮の紀南ルートで走っています。 &nbsp ...

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京都駅の一角にある行き止まり式のホーム、本日乗車するのはWEST EXPRESS銀河です。

 

紀伊半島をぐるっと結ぶ紀勢本線を走る紀南ルートで、京都から新宮まで夜行列車として運行されます。

 

今回利用するのはプレミアルーム、2人用グリーン個室です。

寝台特急サンライズ号に引けを取らない、まさに寝台個室のような空間となっています。

 

関西〜紀南を結ぶ夜行列車は2000年まで存在。天王寺23時発新宮5時01分着の座席夜行が最後で、1999年に紀伊田辺駅止まりになったものの、多客時には新宮駅まで延長運転を行っていました。

 

その後2021年夏、和歌山県の誘致もあって復活した紀南夜行。

気軽に乗車できる臨時列車でありながら、一生の思い出に残るプレミアルームの旅を、存分にお届けできればと思います。



20:53、京都駅31番線ホームにWEST EXPRESS銀河が入線してきました。

かつてのブルートレインを思わせる瑠璃紺色の車体。鉄道ファンだけでなく、単純に旅行を楽しみたい一般の旅行者にもカメラを向けられます。

 

嵯峨野山陰線の列車が頻繁に来るため、向かいのホームから編成全体を撮影できるのは、21:00〜21:05となります。

 

そしてこちらが今回利用するプレミアルーム。大きな窓2枚に及ぶ温かな空間で、高揚感に駆られます。

 

プレミアルーム2人用個室の特急券・グリーン券がこちら。他人数分の乗車券を購入したとしても、1人で利用することはできず、2人の人間が必要です。1人用個室も1室だけあるので、お一人の方はこちらを確保しましょう。

コロナ禍によりしばらく旅行会社のツアー商品でしたが、現在ではインターネット予約e5489や、みどりの窓口で購入できます。人気のため1ヶ月前の10時発売、または直前のキャンセルを狙うのがおすすめです。



それでは6号車から、プレミアルームの車内へ。

青色を基調にした縞模様に迎えられ、個室を広くするべく斜めになった通路へと歩みを進めます。

 

今回利用するのは3番個室、進行方向右側で紀勢本線では海を見られる方です。

 

そしてこちらがプレミアルーム、まず何と言ってもその広さに驚かされます。

こんなの寝台個室を超えてホテルじゃんという空間が、和歌山の端っこまで連れて行ってくれるとは信じがたく、これからの12時間が楽しみで仕方ありません。

 

ベッドになる大きなベンチシートの向かい側、狭まった方にも座席が設けられています。テーブルを挟んで2人が対面で座ると、少し遠く感じてしまうほどです。

 

部屋の両端には作り付けのハンガーが設けられており、サンライズと異なり揺れでカタカタ音がしません。

 

夜空に浮かぶ月を思わせるベッドライトは、目に優しい間接照明です。星型のつまみで明るさを調整することができました。

 

クッションと毛布が2組、夜行便のためシーツが1枚置かれています。座席をベッドへ展開する時、追ってご紹介することにします。

 

サンライズの個室とは異なり、室内では冷房の調整ができます。

お隣の黄色いボタンは、1人が外から鍵をかけたとしても、中にいる1人が外へ出るためのものです。

 

テーブルにはコンセントとUSB充電ポートが2口ずつ備わっており、長時間乗車でも安心。2人の乗車に対応した充電設備の豊富さです。

 

プレミアルームにはルームキーがあります。サンライズにあるのと同じシステムで、扉を閉めて任意の4桁の後#を押すだけです。

 

6号車乗務員室すぐ後ろのフリースペース「彗星」からは、前面展望を楽しめます。ここの窓は開けることもできるので、長距離列車ならではの変わりゆく空気も味わって行きましょう。

 

運行ダイヤ

京都21:15-21:23(向日町)21:27-21:44(茨木)21:58-22:10新大阪22:13-22:17大阪22:19-22:33(天王寺)22:35-23:14(日根野)23:17-23:42和歌山0:40-1:42(御坊)1:47-2:28(紀伊田辺)5:10-6:50串本8:00-8:18(紀伊田原)8:33-8:49(湯川)9:00-9:05紀伊勝浦9:10-9:37新宮



21:15 京都駅 発

『ハイケンスのセレナーデ』のチャイムが鳴りまして、夜行列車の旅が始まりました。

 

まずは少しの間だけ、京都駅構内の山陰本線単線部分を走ります。

 

そしてここから東海道本線に並行する、貨物線の走行です。

特急はるか号が走るルートとして知られており、東海道本線を走る新快速電車などの運行に影響を与えないようにしています。

 

そしてこの貨物線の前面展望を楽しめるのは、おそらくWEST EXPRESS銀河のみ。鉄道ファンの中でもコアな楽しみ方ですが、是非注目してみて下さい。

 

右手には京都貨物駅が隣接しており、ちょうど貨物が桃太郎に引っ張られていくところでした。

 

京都方面へ普通列車が停車中の、西大路駅横を通過。

同じ通過でも、新快速はホームに面した柵がある通過線を走ります。一方でWEST銀河が通るのは貨物線、ホームすらない線路です。

 

桂川を渡るのも、複々線の東海道本線から少し離れた、単線の橋梁になります。

 

東海道本線の線路を立体交差で左側へ越え、下には桂川駅が見られました。

 

そのまま地上へ降りてきまして、向日町駅のホームが無い6番線で運転停車。

これから東海道本線に入るため、新快速電車を先に行かせます。



向日町駅を出発しました。

この貨物線は吹田総合車両所京都支所への回送線も兼ねています。ここから近くの車両基地へ向かって線路が分かれて行きました。

 

大阪や京都を発着する数々の特急列車が止まっていて、WEST銀河にとってもここが関西の家です。

 

東海道本線新快速線に入りまして、最終の特急スーパーはくと14号とすれ違いました。

 

大阪府に入りまして、あっという間に高槻駅を通過します。



茨木駅1番線(旅客案内上は欠番・一番東側)で運転停車します。

車掌さんによって車内に設けられている、フリースペースなどの案内放送が流れていました。

 

そのすぐ真横を新快速電車や普通電車が次々追い抜いて行きます。



普通列車の後を追うように、茨木駅を出発しました。

この先で特急はるかと同様のルートで、再び東海道本線に並行する貨物線を走ります。

 

大阪貨物ターミナルから吹田貨物ターミナルへ繋がる貨物線下をくぐるところ、こちらのWEST銀河も東海道本線から吹田貨物ターミナルへの貨物線へ入ります。

 

東海道本線を立体交差で越え、右側へきました。

千里丘駅の横を通過、再び途中駅ではホームのないところを走って行きます。

 

貨物線が通るのは、日本で有数の規模を誇る吹田貨物ターミナルの真横です。

 

吹田貨物ターミナルからおおさか東線へ繋がる貨物線の下をくぐり、WEST銀河は引き続き東海道本線に並行する貨物線を走っています。

 

今度はおおさか東線の高架下をくぐりました。おおさか東線は元々城東貨物線だったのですが、2008年に久宝寺〜放出、2019年に放出〜新大阪が旅客化されています。

 

おおさか東線の線路に入りまして、新大阪駅に到着です。

ホーム入線手前で東側に分岐していったのは、北方貨物線。こちらは通常旅客列車が通ることがない、大阪駅を経由せずに神戸〜京都を結ぶ貨物線です。

 

向かいには最終の特急くろしお36号、終点に到着したパンダくろしおがいました。

 

こちら3番線ホームからは、特急はるか号、おおさか東線が発着します。

貨物線のためこれまでの通過駅と同様にホームが無かったのですが、2010年代にホームが設けられました。



22:13 新大阪駅 発

さて、新大阪駅からは梅田貨物線に入ります。東海道本線と大阪環状線は線路が繋がっていないため、特急くろしお、特急はるか号はこの貨物線を活用します。

 

梅田貨物線は2023年に地下化されたばかりです。これで春には大阪駅うめきたホームが開業、大阪駅で梅田貨物線を通る特急を利用できるようになりました。

 

東海道本線の複々線とともに、梅田のビル群が輝く対岸へ向かって、淀川を渡ります。

 

立派な大屋根が特徴的の大阪駅へ向かう東海道本線に対し、梅田貨物線は右手へ離れて行きます。

 

阪急線の高架をくぐったところで、地下ホームに向かって潜ります。

 

ちょうど向かいからは貨物列車がやってきました。

かつて大阪駅の目の前には梅田貨物駅があったのですが、その機能は大阪港が近い安治川口などへ移転。貨物駅の跡地では再開発が進んでいます。

 

そして梅田貨物線を走る貨物列車の特徴は、最後部にも機関車が連結されていること。

地下を潜ることでここには23.5‰の急勾配が生じ、後ろからも機関車で押し上げるプッシュプル運転が始まったのです。

 

しばらくすると線路が分かれて行き、大阪駅地下ホームが姿を現します。

 

おおさか東線の普通列車が発着する、22番線ホームに到着しました。

 

基本的に特急列車はホームドアがある21番線ホームへ入線するのですが、WEST銀河は22番線ホームでした。



22:19 大阪駅 発

大阪駅を出発すると、梅田貨物線は単線へ。そのため新大阪駅〜大阪駅で列車同士すれ違うことが多いです。

 

こちらの勾配も21‰と、貨物列車にとっては十分な急勾配になっています。

 

大阪環状線の高架へ近づきまして、福島駅のすぐ真横を通過しました。

 

大阪環状線の高架まで登ってきましたが、まだここは貨物線。野田駅のホームが無い線路を通過します。

 

このまま貨物線を走っていると、大阪港がある貨物駅まで連れて行かれてしまいます。ここで転線して大阪環状線へ。

 

平面交差になっているため、一時的に大阪環状線を逆走することになります。

すぐにポイントを通過して、もう一本左の線路へ。

 

これで大阪環状線内回りの線路を走れるようになりました。USJへ向かう桜島線が分岐する、西九条駅を通過します。

 

貨物線は桜島線へ繋がっており、貨物列車は安治川口駅近くにある貨物駅へ至ります。

 

京セラドーム大阪を真横に、夜行列車は帰宅時間帯の大阪環状線を突っ走ります。

通勤路線を長距離列車で無双していく、サンライズで東京駅を出発した後の関西ver.みたいなのが爽快です。

 

JR難波駅からの大和路線が近づいてきまして、星野リゾートが真横にある新今宮駅を通過します。



天王寺駅では運転停車が行われます。

京都行きのWEST銀河では乗降できるのですが、新宮行きではドアが開きません。2分ほどの停車で運転士さんが交代されました。

 

天王寺駅を出発したところで後ろを振り向けば、日本一高いビル、あべのハルカスです。

完全に首を上にしなければならない高さ、思わず口を開けてしまいます。

 

天王寺駅からは阪和線に入っていまして、最終の特急はるか60号とすれ違いました。

この辺りで、和歌山大学きのくに線活性化プロジェクト、きの活さんによる放送が流れます。これから先3回に渡り、WEST銀河の旅をもっと楽しませてくれる、そんな観光放送を行ってくださいました。

 

ホーム上のお客さんも段々少なくなってきて、深夜へ近づいていることを実感。

 

貨物線の前面展望に釘付けでしたが、個室へ帰宅です。

ちょっとお腹が空いたところで、肉寿司をパクリ。しっかり食べたくなっちゃいますが、この先の事を考えておくと、これくらいがちょうど良いです。

 

それはこの先の和歌山駅停車中、和歌山ラーメンをいただけるから。きの活さんがレポーターみたく、放送で紹介してくださいました。



特に追い抜きや交代などありませんでしたが、時間調整のためか日根野駅で運転停車。

京都行きであれば乗降できるので、新宮から関西空港へのアクセスも容易です。

関西空港線では線内完結の普通列車を、「シャトル」という種別で案内しています。朝と深夜のみ運行のため、結構珍しいです。

 

日根野駅を出発しまして、関西空港線は右手へ分かれて行きました。この先のりんくうタウン駅から、南海空港線と合流して共用区間となります。

 

関西空港近くに立つ高層ビルに、周辺で広がる市街地に見送られ…

 

阪和線は山の中へ突入しまして、秘境駅としても知られる山中渓駅を通過します。

 

山中トンネルなど数々のトンネルが連続するところで和歌山県へ。

 

吉野の山を通って紀淡海峡の海へ注ぐ、紀伊川の河口近くを渡ります。

 

そして和歌山県北部の中心都市、和歌山県駅に到着しました。



23:42 和歌山駅 着

こちらでは1時間近くの停車時間がありまして、この間におもてなし。先程きの活さんがご紹介してくださった通り、和歌山ラーメンをいただくことができます。

 

向かうのは和歌山駅を出て左手、みその商店街の入り口にある「ひしお」さんです。

WEST銀河乗客のために営業時間を延長してくださっています。

 

テイクアウトとなっていまして、1杯1100円。駅舎内やホーム、車内などでいただくことができます。

 

非常に濃厚な豚骨醤油のスープ、その塩辛さが染み渡ります。

 

独自のスープが細麺によく絡んでくれて、どんどん麺を口に運んでしまう美味しさです。

 

駅前にはローソンがあるので買い込みも。ビールとともに流し込みます。

 

ひしおさんでは、きっぷ付きのパンフレットもいただきました。

 

ホーム上の発車標では、この先走る沿線の紹介が流れていました。和歌山駅でのおもてなし紹介では、ラーメンマークも表示されています。



0:40 和歌山駅 発

ここでおやすみ放送が流れまして、車内も減灯となります。

 

個室が並ぶ通路も足元灯だけになりまして、この雰囲気もまた新しい夜行列車を体現していて良いですね。

 

普段中々見ることができない真っ暗な高架駅、海南駅を通過します。

 

海南市の臨海部には工業地が広がっており、コンビナートの煙突も近くに見られました。

 

特に初島の和歌山製油所は絵に描いたようなコンビナート夜景、個室を真っ暗にしたりして、夜空に煌めく光のコントラストを楽しめます。



それではお休みの準備としまして、ベンチシートをベッドに仕立て上げましょう。

通常は先ほどご覧に入れた通り、ベンチシートの状態。

 

背もたれ横にある取手を掴んで、パタンと倒すだけでベットになります。

 

夜行運転で用意されているシーツを台形に合わせ、マジックテープで固定する形です。

 

枕代わりのクッションと毛布が2組、ダブルベッドみたいになります。

 

これで照明を暗くしていけば、完全に寝台個室へ変わってしまいました。



1:42 御坊駅 着

227系が縦列停車で夜間滞泊している、お休み中の御坊駅を黄色いライトが照らします。

 

通過禁止駅になっているのか、運転士さんの交代等ありませんでしたが、5分ほど運転停車していました。

 

都市部を完全に離れまして、ほぼ真っ暗な中を走るように。

 

暗すぎてシンボルのかえる大橋は見えませんでしたが、印南駅を通過します。

 

田辺市の中心市街地が広がりまして、紀伊田辺駅に到着です。

 

夜間滞泊している、特急くろしおロケット「カイロス」ラッピング車両のお隣へ。

 

ここで3時間ほど運転停車するので、この間に寝ておきます。



おはようございます。引き続き紀伊田辺駅に停車中です。

ホームも明るくなっていまして、通常の営業時間帯に。

 

発車標には5:30紀伊田辺駅始発の快速和歌山行きが表示されています。

 

WEST銀河は5:10、紀伊田辺駅を出発しました。ここから紀勢本線は単線になります。

 

東の空を見てみますと、山がシルエットになってその向こう側が明るくなっていました。

 

特急くろしおの中では利用者が多い白浜駅ですが、WEST銀河新宮行きは通過します。特急終着駅にもなっている一方で、運転停車せず通過できるとは驚きでした。

 

パンダがいることで有名なアドベンチャーワールド、紫色の空に照らされて山の上に位置します。



4号車のフリースペースへ向かいつつ、車内探索へ。

5号車はクシェット(ノビノビ座席)になっていまして 、ドミトリーみたいな寝転がれる区画です。

 

基本的に上段と下段の2層建て、こちらは車椅子対応座席です。

コンセント等も設置されてしっかり寝転がれるので、かなり良いと思います。

 

こちらは4号車のフリースペース、昼行便では車内販売が行われていたカウンターには、銀河を描いたブラックボードが飾られていました。

 

ここは山越え区間となっていまして、椿駅を通過します。

 

視界が開けるとだいぶ明るくなってきていました。



京都行きでは停車してコーヒーをいただける、周参見駅を通過します。

駅舎にはユイ・ステファニーさんによる壁画が描かれており、きのくに線のアートプロジェクト「紀の国トレイナート」の一環です。

 

そして遂に海のすぐ近くを走る区間へ。

朝焼けの穏やかな空色も相まって、非常に幻想的な光景です。



6時ちょうど、見老津駅で運転停車しました。

ホーム越しに海が広がるという、非常に景色が良いところです。

 

ここでは普通列車紀伊田辺行きと行き違いました。

 

20分ほど停車したのち、港町を見下ろしつつ発車していきます。

 

和深駅を通過する辺り、岩場も険しく紀勢本線の海岸ならではの迫力ある景色でした。

 

6:45、夜行列車ならではのおはよう放送が流れます。まもなく串本駅に到着です。



6:50 串本駅 着

串本駅始発の普通列車新宮行きが入線してきまして、こちらが先の発車です。

 

串本駅は本州最南端の駅、本州最南端の地である潮岬へもアクセスできます。

 

串本駅で70分停車する時間に合わせ、臨時でくしもと観光周遊バス「まぐトル号」が運行されています。国の天然記念物である橋杭岩まで連れて行ってくださり、大小の奇岩が並ぶ様子を楽しめるそうです。

串本駅7:00・7:20・7:40発の3便で、料金は往復1000円となっています。

 

ここで特急くろしお12号京都行きと行き違い。新宮駅から出る一番早い特急列車で、1日1往復の京都駅発着便です。



8:00 串本駅 発

串本駅を出てしばらくすると、橋杭岩が見えてきます。

 

古座駅を出発したところで、カヌーが人気の古座川を渡りました。

 

段々と湾の連続する、紀伊半島東岸らしい景色へ変わります。

 

フリースペースでは熊野曼荼羅絵解きのガイドをしてくださいました。

大学の講義で習ったのですが、様々な地獄や人の一生が描かれているのを、テンポよく紹介されます。

 

紀伊田原駅で運転停車しまして、普通列車新宮行きに追い抜かれます。

 

この辺りは特に海が近くで見られる区間。4号車フリースペースに置かれている、きの活さん製作の「うみえるマップ」をぜひ参考にしてみてください。

 

クジラの街として壁画の描かれている、太地駅を通過しました。

 

湯川駅で運転停車しまして、きの活さんにより最後の放送、那智勝浦町のマグロがご紹介されます。

はえなわ漁業による生鮮マグロの漁獲量が日本一の那智勝浦町。毎年1月にはマグロの即売会や料理の出店ブースが集まる、マグロまつりが行われます。紀伊勝浦駅で下車される方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

ここでは特急くろしお16号との行き違い、イルカを思わせる鋭い顔が特徴的の、オーシャンアロー車両です。



9:05 紀伊勝浦駅 着

ホーム上では鯉のぼりならぬ、まぐろのぼりでのお出迎えです。

 

那智の滝や熊野那智大社への玄関口となっていまして、紀南エリアでは主要な観光地です。

 

そして最後の海が見らえる区間、王子ヶ浜を前にして大きな岩が立ちはだかります。

 

6kmに及ぶ弓形の海岸、25km/h制限の区間で自動的に観光徐行してくれます。

瑠璃紺色の車両を連ねたWEST銀河の姿も、朝の光をしっかり浴びて非常に綺麗です。



そして最後、終点新宮に到着の放送が流れました。

新宮駅からは熊野速玉大社へ、観光教会の方がガイドしてくださるそうです。

 

そして左手には車両基地が広がってきました。JR西日本エリアの紀勢本線で活躍する電車たちです。

 

ホーム上では観光協会の方やJR職員さんにお出迎えされます。あまりに満足感が強すぎて、旅が終わってしまった寂しさすら隠されました。

 

寝台個室と変わりない、夜行列車で行く紀南の旅。12時間以上に渡ってお世話になりました。



9:37 新宮駅 着

夜目にしたのとはちょっと違って見える昼の姿。列車の印象まで変わるほどの長い旅ですが、全く飽きる暇はありません。

 

横断幕に新宮市だけでなく、日本唯一の飛地自治体として知られる、北山村も書かれているのが気になりました。

今回は参加できませんが、駅から1kmほど歩いて熊野速玉大社へ案内してくださるので、興味のある方はぜひ。

 

9:43WEST銀河は車庫に入るため、熊野市方面へ向けて出発していきました。

 

踏切を超えた先で折り返し、車庫へ向かってポイントを越えて入庫することになります。

何度も振り返りまた乗ってみたいと思う素晴らしい旅、ぜひとも乗車してみて下さい。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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