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【特別な最終列車】最終のぞみで夜行ソニック 大阪→大分深夜の旅[夜行ソニック(3)]

2023年6月18日

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中心部から淀川を渡って一駅離れた新幹線駅、夜の新大阪駅に来ています。

これから向かうのは東九州の主要都市、大分県の大分駅です。

 

しかし、時刻はすでに21時を回っています。

鉄道で大分駅へ行く場合、通常の最終列車は以下の通り。20:41新大阪駅発のぞみ57号に乗車し、小倉駅で23:02発特急ソニック59号大分行きへ乗り継ぎ、大分駅には0:35到着です。

 

しかし、今日に限ってはこの時刻を過ぎても、まだ大分駅へ行くことができます。

大阪から大分へ繋がる特別な最終列車、一体どういうことなのでしょうか。



新幹線改札口で、21:15現在の発車標を見てみます。

一番上に出ている21:23発のぞみ59号が、博多行きの最終新幹線です。

これ以降は広島行き最終が22:29発のぞみ89号、岡山行き最終が23:02発のぞみ93号になります。

 

ちなみに東海道新幹線についても、東京行き最終のぞみ64号が表示されている時間帯です。

 

とりあえず九州に入らなければ始まりません。最終ののぞみ59号博多行きに乗車しましょう。

 

充当されているのは新型N700Sでした。大分本数が増えた印象ですが、それでも来てくれたら嬉しくなります。

 

やはり東海道新幹線の利用者は非常に多く、通路側まで埋まっていたであろうお客さんが沢山降りてこられました。



21:23 新大阪駅 発

「AMBITIOUS JAPAN!」のチャイムが流れるJR東海車両。2023年7月21日から「会いにいこう」へ変わります。

「いい日旅立ち」が流れるJR西日本のN700Sは、かなり編成数が少なく非常にレア。2023年8月と2024年2月に1編成ずつ追加投入される予定です。

 

乗車率は所々C席も埋まり始めているくらいになります。

 

トンネルに挟まれた山に位置する、新神戸駅に到着。

ここでは三ノ宮駅への乗り換えについて放送がなされます。

 

西明石駅を通過したところ、左後ろを振り返るとライトアップされた明石海峡大橋が見られました。

山陽新幹線は山の中を走るのでちょっと見づらいですが、注目していれば発見できます。



多くの乗換路線があるため長い自動放送が流れ、岡山駅に到着しました。

自由席混雑についてお詫びの放送が入っており、どうやら1〜3号車は立ち客も多かったようです。

 

時刻は22時過ぎ、広島行き最終は23:14発でまだ1時間後まであります。

 

左手には車両基地が広がっており、黄色い通勤電車のほか、特急やくも号の381系電車も停まっていました。

 

後続ののぞみ83号広島行きが停車する、福山駅は通過。

向かいにひかり号が止まっていたので、ホーム越しに近くでは見られませんでしたが、ライトアップされた福山城の天守閣は通過後でも綺麗です。

 

山陽新幹線で車内販売が行われているのは、のぞみ号だけ。

反対窓側の方もアイスを買ってらっしゃって、やっぱり人気の商品です。



まもなく広島駅に到着します。

この規模の都市でありながら在来線特急が走っておらず、車両基地には通勤電車が集まります。奥には貨物ターミナルが隣接しており、更に向こう側は広島東洋カープの球場が見えます。

 

中国地方最大の都市、広島駅では多くの方が下車されます。

ここから先は乗車中ののぞみ59号が最終新幹線で、こだま号やひかり号はありません。

 

太田川によって形成された三角州上に発展する広島の都市。

新幹線は中心部からやや外れたところを走っているので、静かな川にはマンションの規則的な光が映るばかりです。



下り最終新幹線が停車する山口県内の駅、選ばれたのは徳山駅です。

ここで左手側の車窓が明るくなりました。周南コンビナートの工場夜景が広がります。

 

これら工場関連企業への出張需要が大きく、航空機との競合区間なので、一部のぞみ号が停車します。

 

全体が明るいのではなく、クリスマスのイルミネーションのように点々の灯りが灯されているのが特徴的です。

 

新下関駅を通過するとすぐに、新関門トンネルへ入ります。

 

九州の地に足を踏み入れ、まもなく小倉駅です。

乗換案内にいくつか路線が表示されていますが、大分駅がある「日豊線」が現れました。

 

いざ日豊本線に乗って大分駅へ向かうため、小倉駅で下車します。



23:35 小倉駅 着

小倉駅から博多駅のひと区間は山陽新幹線を利用される方が非常に多く、朝の時間帯にはこの区間で新幹線が設定されるほど。

この最終列車でも自由席は半分くらい座席が埋まっていました。

 

小倉駅を出発する最後の新幹線をお見送りします。

 

発車標も真っ暗になりまして、本日の新幹線運行終了の放送が流れました。

 

真っ黒な発車標の下、そそくさと新幹線の改札を出てきます。

 

全て入場できなくなった自動改札機は、朝6時から開始されるそう。翌日に備えた看板が立てられていました。

 

自動券売機も電源が落とされており、もう使えなくなっています。



今日は大分駅へ向かうのが目的、JR九州の在来線改札へ向かいます。

節電のためかちょっと暗くなっていたコンコース、その中で明るい改札上の発車標に注目します。

 

鹿児島本線黒崎方面は23:48海老津行きが最終列車、発車標には列車終了の案内が流れていました。

ここで日豊本線大分方面を見てみると…

 

23:56発普通列車行橋行きに続いて、0:19発特急ソニック81号大分行きが表示されていました。

 

普段ならこちらが最終列車、普通行橋行きです。

直前になって多くの方がわらわらと入る、終電ならではの光景でした。

 

しかし、今日の最終列車は違います。

特急ソニック81号大分行きが設定されており、福岡県内を飛び出して一気に大分駅まで連れて行ってくれるのです。

 

これこそ新大阪駅の出発が21時を超えても、大分駅まで接続する理由。

福岡PayPayドームでSnowManのライブが行われたのに伴い、臨時で特急ソニック81号大分行きが設定。最終列車が繰り下げられたのです。

 

本来の目的からすれば、博多駅から乗車されるお客さんがほとんどのはず。

しかし、意外と小倉駅から乗車されるお客さんもいらっしゃって、20人近くホームで待っていました。

 

ちなみに隣の発車標には、鹿児島本線門司港行きの最終列車が表示されていました。

こちらは特急リレーかもめ64号門司港行き、西九州新幹線から武雄温泉駅での乗り継ぎ先です。



1分ほど遅れていたのですが、博多駅からの特急ソニック81号大分行きが入線しました。

直前に「7番のりばに列車が入ります」の放送が流れただけで、自動放送や肉声放送による列車の案内はありません。

 

列車は7両編成で、普段は自由席の4,5号車も指定席です。



0:19 小倉駅 発

特急ソニックは小倉駅で進行方向が変わります。

日中の列車であれば、ここでお客さんが座席を回転させることに。

 

しかし、日中と比べれば当然お客さんは少なく、ほとんど寝ていらっしゃる状況。そのままにしている方の割合が高く、車掌さんも空席を回転させたりはしません。

 

海上に北九州空港が浮かぶあたり。

これまで福岡空港の門限を過ぎた飛行機は引き返していたのですが、ここで受け入れる体制を整え始めました。

 

速度は120km/hを超えており、通常の特急ソニック号と変わらない高速運転です。

 

0:35 行橋駅 着

北九州市のベッドタウンを抜けまして、最初の停車駅は行橋駅です。

小倉駅では終電を逃してしまった風のお客さんもいたのですが、運よく臨時列車があったおかげで行橋まで来られたみたい。

 

走行中はほとんど真っ暗なのですが、遠くの方には宇島港の光が浮かんでいました。その先にある宇島駅に停車します。

 

山国川を渡って、福岡県から大分県に入りました。



0:54 中津駅 着

この時間でも福沢諭吉記念館の広告放送が流れていました。

向かいには885系白いソニックが停車中。日本一長い鱧の椅子がシンボル的存在です。

 

ついに時刻は深夜1時を越え、柳ケ浦駅に停車します。

車両基地が隣接しており、向こうには銀色の車体が光っていました。

 

続いて同じく宇佐市内の、宇佐駅にも停まります。

ローマ字表記で「USA」になることから、駅名標の絵が星条旗風です。日本では既に終わった1日ですが、向こうはようやく朝を迎えたところ。

 

上下線で別のところを走る立石峠へ。こちら大分方面はまっすぐトンネルで貫かれており、音の響きからもかなり高速であることを感じさせられました。



1:26 杵築駅 着

杵築城の下で栄えた杵築市、駅も城下町や武家屋敷をイメージしたデザインです。到着メロディに採用された南こうせつ作曲の「おかえりの唄」、深夜の木造駅舎の雰囲気にぴったりでした。

 

杵築駅より国東半島へバスで30分ほどのところには、大分空港があります。

伊丹ー大分の最終フライトはJAL17:40発/18:35着なので、鉄道の方がかなり夜遅くまで走っています。

 

日豊本線は夜の別府湾へ。真っ暗で海の様子は分かりませんが、深夜僅かに残された光によって、お店等の存在は認識できる程度です。



1:41 別府駅 着

駅前で両手を上げる、油屋熊八の銅像の存在感はいつも以上。

別府から大阪にはフェリーさんふらわあが運航されており、こちらもかなり魅力的です。

 

大分県第二の都市であり、全体で20人くらいは降りられていました。

 

さっきより別府湾がすぐ近くに迫るようになり、国道10号を多くの車が行き交っていました。

 

点々とした工業地帯の光が見られ、埋立地上で成り立つ重化学工業の力を見せつけられます。

 

高架区間に入るとマンションが増えてきました。

人口47万人の大分市、それでもこれだけ深夜では住宅街は真っ暗です。

 

お隣にも同じ青いソニックが止まっていました。心なしか暗めの大分駅に到着です。



1:52 大分駅 着

大分駅のホームには20人以上はお客さんが降りていらっしゃって、かなり利用されていることが分かります。福岡に泊まらなくても帰る事ができる、かなりありがたい存在に違いありません。

 

4つあるプラットホームですが、今も明るいのはここだけ。ソニックの顔も正面は真っ暗になっています。

 

特急ソニックが到着すると、駅構内も段々と暗くなっていきます。

臨時ということでここまでサッサと店じまいをする様子は、かなり新鮮でした。

 

深夜走る臨時特急ソニック81号は、今回のように福岡でライブ開催時など時々運行されます。

普段と違ったまるで夜行列車のような特急ソニック、ぜひ機会があれば体験してみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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