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【空港のまちに新幹線駅】小松駅の新幹線駅を見学!伝統あふれる新しい駅とは…[2401北陸新幹線(6)]

2024年1月21日

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金沢から南西25km、2002年に高架化されて平成中期のデザイン性が現れる、小松駅に来ています。

 

市町村合併で2005年に白山市が誕生するまで、県内第二の都市であった小松市。多くの在来線特急が停車しており、新幹線駅もできることになりました。

 

また、北陸における空の玄関口として、小松空港もあります。

小松駅から空港行きのバスが出ているのですが、ここに新幹線駅までできることに。

 

小松市は空港も新幹線も手に入れ、金沢駅からも新幹線1駅という、さらに便利な街になります。

2023年秋に開業した、西九州新幹線の新大村駅にも似た境遇です。

 

そんな小松市にできる新たな新幹線駅、歌舞伎や九谷焼などの伝統と、石川県のターミナルとしての先進性も兼ね備えた姿をお届けします。



こちらは現在使われている、在来線の改札口です。

北陸新幹線が開業すると、並行在来線の北陸本線は第三セクターIRいしかわ鉄道に移管されます。

みどりの窓口はおそらく、IRいしかわ鉄道の定期券うりばなどになるでしょう。

 

指定席券売機などが並ぶ右手には、新幹線のりばの案内サインが普通に見えています。

 

小松駅においては、北陸新幹線がJR西日本唯一の路線になるため、自動きっぷうりばと、みどりの窓口はこちらへ移転します。

 

ガラス張りのみどりの窓口室内には、新幹線高架の柱でしょうか、大きなコンクリートが立っていました。

 

福井駅で見たのと同じですが、オリジナルの衝突防止シールが貼ってあります。

 

みどりの窓口は側面にも自動扉があって、おそらくカウンターや改札に近いこちらが出口になると思われます。

 

自動改札機の手前に「新幹線のりば」の案内サインがありますが、右側の白い囲いに掛かっています。

ここにはセブンイレブンキヨスクJR小松駅新幹線改札口がオープンする予定です。

 

新幹線改札を出て右の案内サインには、「IRいしかわ鉄道」が表示されていました。北陸新幹線金沢延伸時に旧北陸本線の倶利伽羅駅〜金沢がIRいしかわ鉄道へ移管されましたが、敦賀延伸時に金沢駅〜大聖寺駅も加わります。



新幹線駅舎として新しく建設された、東口へ出ました。

デザインコンセプトは「ふるさとの伝統を未来へつなぐ『ターミナル』」。

金属板の凸凹とガラス面は、白山の雪景色をイメージしています。

 

金属板を立体的に配置したことで、日の当たり方によって外観のコントラストが変化するとのことです。

 

小松空港など主要な路線バスはメインの北口から出ますが、南口にもバスのりばが設けられました。

 

また、建設機械メーカー「コマツ」の企業城下町で、「こまつの杜」「わくわくコマツ館」なる施設が整備されています。

新幹線ホームからも、超大型ダンプトラック930Eと超大型油圧ショベルPC4000を見られるそう。



新幹線高架下には商業施設が整備されました。

新幹線改札正面の自動ドアはまだ稼働していませんが、お店などはオープン済みです。

 

観光案内所やカフェ、お土産屋さんなどが並んでおり、新幹線の時間まで一息つくのにありがたかったです。



見学会は全4回で、各回先着500名。1時間普段入れない新幹線駅舎を見ることができます。

第1回目となる11時からの回に参加しまして、ネームストラップを提げて行きます。

 

高架下で集合後、いくつかグループに分けて新幹線のりばへ。ここからは自由に見学することができます。

 

先ほどご紹介した、みどりの窓口を近くから。

カウンターは黒光りしており、JR西日本の標準的なものと変わりないかと思われます。

 

自動改札機は3レーン用意されています。

有人改札も設けられ、車椅子改札を兼ねているのも他の駅と同様です。

 

発車標には調整中の緑文字が表示されており、明朝体っぽいフォントが出ていました。

 

有人改札とは別のカウンターで、精算所が設けられています。



もう少し先へ進むと、多目的室があります。

駅員さんに申し出ることで利用できるスペースで、授乳やおむつ替えに利用可能です。北陸新幹線全駅に備えられています。

 

角での衝突を防止したスペースに設けたためか、ホームベースみたいな形をしていました。

 

そのお隣には鉄道・運輸機構のプレート。石川県産木材を使用しています。



新幹線改札に入って、正面のコンコースがこちら。

天井には小松名産の日用杉ひようすぎを用いており、角度を変えることで山並みを表現しています。

 

化粧柱の一部には滝ヶ原石たきがはらいしを使用しているとのことです。床面にはおそらく、観音下石かながそいしを取り入れていると思われます。

 

歌舞伎のまちとして知られる小松市、ガラス面には日華石にっかせきで市松模様を表現しています。

 

福井・敦賀方面の12番線ホームは立入禁止となっていました。

 

改札内に入って正面、コンコースの中央部にはガラス張りの待合室が設けられています。

 

両側の柱には紺地の布には丸く模様が描かれ、小松市の伝統工芸である九谷焼の柄を取り入れていると思われます。

 

ガラス面による境界を越えるようにして、隅の2角には正方形の木のベンチが設置されていました。

 

自動扉には衝突防止シールが貼られており、加賀友禅などに用いられる、伝統的な加賀五彩の配色が歌舞伎を連想させます。

 

待合室の裏側にはお手洗いがあって、こちらでもそれぞれに模様が描かれていました。



今回立ち入ることができる、11番線ホームへ向かいましょう。

こちらは上りホーム、金沢・東京方面となっています。

 

今回は利用できませんでしたが、エスカレーター側が6〜12号車、階段側が1〜5号車です。

 

ちょっとタイミングが合わずに見られなかったものの、新幹線が通過した頃で歓声が上がっていました。

 

ホーム上ではLED発車標が採用されています。

試運転の運行が行われているので、回送の表示が続きます。

 

小松駅は通過線の無い2面2線構造で、北陸新幹線の駅では一番多い形。

上下線の線路それぞれの外側に、ホームを設けています。



しばらくすると敦賀方面のホームで放送が流れ、新幹線が来るみたいです。

そして12番線ホームに北陸新幹線、試運転の列車が到着しました。

ホーム上では沢山の方がカメラを向け、撮影なさっています。

 

少々停車したのち、敦賀方面へと発車して行きました。

今回は流れませんでしたが、小松駅と加賀温泉駅では松任谷由美さん作曲、松任谷正隆さん編曲の、オリジナル曲が採用されます。

 

東京方面のホーム可動柵には臙脂えんじ色を採用。

 

敦賀方面は草色で、方面ごとに色が異なります。

石川県内の新幹線駅ホーム可動柵では「加賀五彩」を採用しており、加賀温泉駅では古代紫と黄土色を用いました。

 

新幹線仕様の駅名標も見ることができ、金沢駅と加賀温泉駅に挟まれています。

 

北陸地方は雪が降るため、ホーム上だけでなく線路上も屋根で囲う、全覆上家を採用しています。

 

列車の高速通過による風圧を外へ逃す、「ガラリ」を壁面に設けています。外からの雨は雪が入りにくい形です。

 

今日は敦賀方面のホームに立ち入れず、雨も降っていたので見えませんでしたが、東側のガラスからは美しい白山を眺められるそうです。



だいぶ空いてきたところで、再びホーム上へ目を移します。

各ホーム1箇所に設けられている、ガラス張りの待合室。

 

1人ずつ区画の分けられた椅子が、対面で設置されていました。

 

衝突防止シールには、白山が描かれています。

 

エレベーターと待合室の間あたりは、比較的ホームが広いところ。

 

エレベーターは乗った時と逆の扉が開く、通り抜け型となっています。

 

ホーム中ほどには運転事務室があって、新幹線発着時ホームで安全確認を行う駅員さんが入られます。

 

ホーム柵の外側には、モニターなどが設置されていました。

 

7号車付近のホーム上には、喫煙室が設けられています。

 

まだ灰皿やカウンターなどは無く、これから置いていくのでしょう。

 

こちらにも衝突防止シールが貼ってあって、梅と松を合わせたような柄です。

 

号車番号の大きい側に、上下それぞれで固定されたエスカレーターを設置しています。

 

ここまでタイルだったホームですが、8号車の途中あたりでアスファルトに変わりました。

 

壁も黒くなっているので、かなり印象が異なります。



そろそろ見学時間が終わりになる頃、敦賀方面のホームで鉄道唱歌のチャイムが流れてきました。

再び新幹線の試運転列車が到着するようです。

 

かなり汚れの目立つW7系新幹線が入線。デビューから10年近く経っているので、その年月も伝わる外観になります。

 

今回は目にすることができませんでしたが、小松駅を通過する新幹線もあります。ホームで目の前を260km/hで通過していく様子も、ぜひ見て見たいですね。

 

階段の踊り場上には、能美市の広告が既に入っていました。

2023年12月にシナモロールを能美市応援大使に任命、能美市のキャラクター「ひぽ能ん」「ゆず美ん」「ぽぽ能ん」と一緒に描かれています。

 

小松駅にはIRいしかわ鉄道との乗り換え改札がありません。そこまでの主要駅では無いですから、そんなもんかなって感じ。

 

改札前の案内サインは「出口」とだけ、IRいしかわ鉄道ののりかえ案内は改札を出た後になります。



1時間の見学を終え、団体専用改札から出てきました。

発車標とは別にモニターが用意されており、おそらく運行情ここに運行情報が出るのでしょう。

 

小松駅の西口と東口には、特に出口の愛称は付けられていません。

IRいしかわ鉄道と小松空港行きバスが一緒に描かれており、新幹線開業後の姿を垣間見られました。

 

石川県に増える新幹線駅、金沢と違った伝統の魅力を押し出しており、デザイン性にも興味を惹かれます。

空港と共に新幹線駅も、多くの方に利用されれば嬉しいです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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