-
【米原駅ドア開きます】サンダーバード迂回運転 湖西線見合わせでも走る大阪行きが凄い![2402-03神戸サンダバ(6)]
早朝雨の降る金沢駅、まもなく北陸新幹線敦賀延伸で来なくなりますが、ここから大阪までは、特急サンダーバード号が走っています。 特急サンダーバード号は敦賀まで至ったのち、近江塩津駅から琵琶湖 ...
続きを見る
東京・名古屋・大阪の三大都市を結ぶ東海道新幹線。
最大1時間12本も運行するのぞみ号は、新横浜駅から名古屋駅までノンストップです。
東京駅〜名古屋駅のぞみ号の平均所要時間は、最速93分、平均約96.7分になります。
ひかり号の停車パターンは様々ありますが、東京駅〜名古屋駅において、小田原駅か豊橋駅だけ停まる便と、静岡駅と浜松駅に停まる便が基本です。
その中で今回ご紹介するのは、新横浜駅〜名古屋駅の停車駅が静岡駅のみの、ひかり611号。
東京駅〜名古屋駅の所要時間は100分で、一番遅いのぞみ号と変わりません。
ひかり666号も同様の停車パターンですが、こちらは静岡駅で後続のぞみ号に追い抜かれるため、所要時間は102分になります。
2024年春のダイヤ改正で、ひかり661号は浜松駅にも停車するので、所要時間が伸びます。
もうすぐ無くなってしまう、のぞみ号と変わらない最速ひかり号の旅。果たしてどのような道のりになるのでしょう。
ひかり号が発着する、東京駅17番線ホームへ。
ご覧のとおり、新横浜〜名古屋の停車駅は静岡駅だけです。
19:17頃、こだま738号として入線してきました。折返しひかり661号になります。
東京から静岡で利用する方が多いので、ホームでもそれなりにお客さんが並んでいます。
発車5分前くらいに清掃が終わりまして、自由席には多くの方か乗られました。
お隣には19:39発のぞみ87号広島行きが停車中。ひかり号がでて6分後の発車で、ひかり号はそれに追いつかれないようにします。
19:33 東京駅 発
後から追い上げてくる広島行のぞみ87号を横目に、東京駅を出発しました。
程なくしてお隣の品川駅に到着。1号車には10人くらい乗っておられました。
JR武蔵野線との並走区間、もはや直角のカーブで減速しつつ、武蔵小杉駅を通過します。
新横浜駅に到着。ここでさらに7人くらい乗ってこられます。
次の停車駅は静岡駅、程なくして19:51に出発しました。
静岡駅に停車していながら、名古屋まで停まらない停車パターン。新横浜〜名古屋の停車駅が1駅しかない、速達型のひかり号として扱われています。
自由席は1〜5号車で、のぞみ号よりも2両分多いです。混雑度ものぞみ号より低く、ひかり号を使うメリットがかなり高いことが分かります。
小田原駅でこだま753号を追い抜きました。
東海道新幹線の最高速度は285km/h。ひかり号やこだま号でも、のぞみ号と同様の高速運転を行います。
1日3本だけひかり号が停車する、熱海駅を通過しました。
新丹那トンネルを抜けて三島駅を通過。
静岡・浜松に停車するひかり号の多くが、三島駅に停車します。
こだま号しか停まらない、新富士駅を通過。
20:29 静岡駅 着
新横浜駅〜名古屋駅で唯一の停車駅となっている、静岡駅に到着です。
東京から静岡での利用者が多いようで、半分くらいの方が降りていかれます。
静岡駅にいる新幹線は普通なら浜松駅に停まるので、車内の放送で浜松駅に停車しないことが強調されていました。
20:30 静岡駅 発
停車時間は1分で、のぞみ号に追い抜かれることなく発車。東京駅でお隣にいたのぞみ87号が迫っているため、名古屋駅までノンストップで飛ばしていきます。
こだま号のみ停車の掛川駅を通過。
浜松駅では、こだま751号名古屋行きを追い抜きました。ホームにこだま号がいるため、浜松駅に停車することができないのです。
2024年春のダイヤ改正で、ひかり661号は東京駅19:30発に繰り上げて、浜松駅に停車します。
これによって、ひかり661号浜松駅通過により1時間以上空いていた列車間隔を、停車することで27分と42分の間隔に縮められ、利便性向上が見込まれます。
東京駅毎時33分発の速達型ひかりというダイヤパターンだけを考えれば、豊橋駅に停まっていたはずです。
三河安城駅を通過。のぞみ号ではないので、お馴染みの三河安城駅通過放送は流れません。
完全にのぞみ号の感覚で乗っていましたが、名古屋駅に到着です。
21:13 名古屋駅 着
東京駅から名古屋駅まで、のぞみ号と変わらない所要時間100分で着きました。
お隣の16番線ホームには、21:17発のぞみ87号広島行きが来ます。
名古屋駅の停車時間は2分なので、ひかり661号は追い抜かれることなく名古屋駅を発車します。
まだドアが開いている状態でも、既にのぞみ87号入線の放送が流れていました。
21:15 名古屋駅 発
そそくさと名古屋駅を出発、ここから先は新大阪駅まで、各駅停車になります。
岐阜羽島駅ではここまで逃げ続けてきました、のぞみ87号に遂に追い抜かれます。
21:39 米原駅 着
米原駅にて6分間の停車、ホーム上では特急しらさぎ63号への乗換案内が行われていました。
更に、のぞみ257号新大阪行きに追い抜かれます。
22:03 京都駅 着
速達型ひかり号ならではの各駅停車を終え、京都駅で下車しました。
名古屋駅まで後続のぞみ号に追い抜かれず、「静岡に停まるのぞみ号」と同じ状態の特別なひかり号。
ダイヤ改正で浜松駅に停まりますが、名古屋駅の到着時間に変化はありません。
首都圏〜静岡駅の速達性よりも、途中の需要を優先した、限られたダイヤの中でもひかり号の利便性が高まりそうです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。