東海道新幹線7号車に設定されている、SWork車両。
ビジネス・出張利用者が非常に多い東海道・山陽新幹線、10月20日から商品の拡充が行われS WorkPシートの運行が開始されました。
真ん中にパーテーションが設けられたその見た目から特徴的。この座席ならではの快適性についても注目していきたいと思います。
まずは座席予約方法からのご紹介です。
SWork車両とそれに含まれるSWorkPシートは、のぞみ号だけでなく、ひかり・こだま号でも設定されるようになりました。
利用する列車から、「EX予約(S WorkPシート)」を選択します。
元々該当座席が少ないためか、1ヶ月後を見ても△で座席表からの座席選択もできませんでした。
※2023年10月29日現在確認したところ、座席選択できるようになっていました。
切符を発券しますと、上部分に「S WorkPシート」と書かれています。
S Work車両となっている7号車、こちらはまだ済んでいませんでしたが、乗降扉や客室・デッキ間の扉に、順次S workのロゴマークが貼られていきます。
貼られた状態はご覧のとおりです。
そしてこちらがS WorkPシートの座席。
対象は6〜10番A・C席となります。
真ん中B席にパーテーションを設置しているのが大きな特徴、もちろんこの座席は販売されていません。
これによってある程度、手元やパソコン画面を見えづらくしています。
さすがに完全な目隠しにはならないのでセキュリティが重視される内容はできませんが、安心感は感じられそうです。
座面部分にはドリンクホルダーと、手荷物置きのようなスペースが設けられました。
背面テーブルも通常と異なっています。
真ん中B席はこれまで通りですが、Pシートの方は少し分厚い感じ。
開いてみますと、丸いドリンク置きを設置していないのが分かります。
さらにやや手前へ引き出して、手前側に少し傾けることができます。
カップコーヒー等ここに置いてしまうと危険で、書き物をする時凹みが邪魔になってしまうのもあって、ドリンクホルダーが無いものに改められている訳です。
手前側の通常背面テーブルと比べてみると、ご覧の通り傾きが目に見えて分かります。
手首を置けば不安定さも無く、キーボード等打ちやすくて、作業に適した機能でした。
また、リクライニングについても調整が行われています。
後ろのお客さんのPC利用妨げにならないよう、浅めに設定されています。普段からあまり深めに使わないので、あまり欠点に感じませんでした。
SWorkPシートに加え、N700S全編成で喫煙ルームからビジネスブースへの整備が完了したことで、本格導入に伴い有料化されました。
料金は30分まで200円/10分、30分〜60分で300円/10分です。乗車後座席備え付けまたはブース内タブレットのQRコードから予約できます。
今月末で終わってしまいますが、車内販売を利用される方も。SWorkPシートと車内販売が共存するのは一週間ちょっとの期間だけです。
今回は本日から導入された東海道新幹線の座席、S WorkPシートをご紹介しました。ぜひ作業等行いたい方は一度利用してみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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