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【新幹線が走るローカル線】本数が少ない普通列車で田沢湖線を走破[史上最長片道切符の旅(72)]

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青森・北海道方面へ向かうはやぶさ号と連結して運行される、秋田新幹線こまち号。

新幹線と名乗っており見た目も新幹線ですが、在来線の田沢湖線上を走るミニ新幹線。東京から盛岡まで東北新幹線上を走った後、田沢湖線を走る在来線特急です。

 

秋田新幹線が走る田沢湖線ですが、盛岡から秋田へ行く普通列車は本数が非常に限られています。

今回はミニ新幹線が走る重要ルートでありながら、普通列車にとっては難関ルートの田沢湖線を、普通列車で行きましょう。



14:22 盛岡駅 発

通常の列車と同様、在来線ホームから出発した田沢湖線。他のIGRいわて銀河鉄道と同じく地上を走ります。

 

頭上の新幹線高架橋に注目していると、秋田新幹線の高架がこちら側へ分岐してきます。

 

そして、高架橋へ登ってきた田沢湖線に合流しました。

 

2023年3月、田沢湖線には新駅『前潟』駅が開業予定です。近くにあるイオンモール盛岡へのアクセスが向上します。

 

小岩井駅では、東京行きのこまち28号と行き違いました。お孫さんと新幹線を見送るほほえましい光景も。



次の雫石駅でも列車待ち合わせのため停車します。

ここは岩手県内で唯一の秋田新幹線の駅です。しかし停車する列車は1日4往復だけで、日本一新幹線の停車本数が少ない駅になります。

まずは秋田から盛岡方面への回送列車が到着です。

 

そして、こまち23号秋田行きが追い抜いていきました。

 

盛岡方面行きの回送新幹線が出ていったところで、乗車している普通列車も出発です。

 

右手には雲に埋もれていますが、岩手山の裾野を見られました。

 

この列車は片側がボックスシート、片側がロングシートという構造です。ご覧の通りお客さんはかなり少なくなっていて、雫石駅までで殆ど降りていかれました。

 

赤渕駅〜田沢湖駅は田沢湖線の中でも特に本数が少なく、4往復しかありません。

これこそが田沢湖線を普通列車で走破するのが難しい理由です。

 

急激に山奥に入っておりまして、ここから秋田県への県境へ挑みます。

 

大地沢信号場を通過、ここで新幹線と行き違ったりすることもあります。



3519mに及ぶ仙岩トンネルへ入り、秋田県に入りました。

ここまで山深い景色をご覧いただきましたが、ここは冬に大雪で遅延が起こります。また、制限速度も60km/h〜80km/hに抑えられており、東北新幹線へ直通するにおいて大きな障害です。

現在この山越え区間について、輸送障害を避ける新仙岩トンネルの建設計画が進められています。これによって東京〜秋田の所要時間が7分縮められ、3時間30分となる予定です。

まだ建設が決まったわけではありませんが、これが実現すれば、特に冬におけるJR東日本の新幹線全体の運行安定化も図ることができます。



トンネルを出た先でも再び信号場、志度内信号場で今度は停車します。

こまち32号東京行きと行き違いました。

こうしてみるとロングシートに収まりきらないほどの顔の長さ、ミニ新幹線とはいえかなり大きいことがわかりますね。

 

田沢湖駅は秋田新幹線も停車、その名の通り田沢湖へのアクセスが可能です。ホーム上には田沢湖の伝説に登場するという、龍の頭が置かれていました。

 

向かい側にはE6系新幹線が停車中、やっぱりこの流線形の格好良さは、特急列車と一線を画しますね。

 

刺巻駅で普通列車とすれ違いました。



神代駅にて新幹線こまち号と行き違うため、しばらくの停車。

新幹線が高速で通過できる一線スルー構造になっており、普通列車な待避線に停車中です。

 

すれ違ったのはこまち34号東京行きでした。駅では右側通行になっています。



武家屋敷で非常に有名な、角館駅に到着。

ここでは23分も停車するので、外へ出てきました。

駅舎デザインも城下町的な雰囲気をしており、桜模様のアクセントも素敵です。

 

停車時間の間に、ちょっと急ぎめに武家屋敷の入口部分まで来ました。

普通に乗り遅れかねないので、十分な訓練を受けた人以外は止めましょう(笑)

 

駅前には田沢湖線を走った蒸気機関車が使っていた、車輪が展示されていました。重量は3.5トンに及ぶとのことで、秋田鉄道管理局に譲渡を求めてここにあります。

 

まずはお隣のホームに、こまち25号秋田行きが入線。

 

更にこまち36号が到着、新幹線同士のすれ違いも見られました。



1626 角館駅 発

新幹線がいなくなった角館駅、最後に普通列車も出て静けさを取り戻します。

 

1649 大曲駅 着

秋田新幹線が停車する、すぐ隣に入線しました。在来線普通列車と新幹線車両が隣り合うという、ちょっと不思議な光景です。

 

中間改札を抜け、向かいのホームに来ました。

列車ごとに改札が行われていて、新幹線到着直後は自動改札にきっぷを通す必要があり、これによって特急券の検札を行う訳です。

 

田沢湖線はここで終了、秋田新幹線は大曲駅で進行方向を変え、奥羽本線を通って秋田駅を目指します。



1751 大曲駅 発

ここからは奥羽本線で南下します。

田沢湖線は新幹線の線路幅、標準軌1435mmでしたが、ここからは在来線の線路幅、狭軌1067mmです。

 

1808 横手駅 着

横手駅にて途中下車。基本計画路線の奥羽新幹線は、新庄から横手を経由し、大曲まで繋ぎます。

横手市は秋田市に次ぐ都市ですが、新幹線のルートになっておらず、外からの利便性では不利です。

 

2011年に新しくなった橋上駅舎、1階部分にはラウンジが入っていたりと、秋田新幹線停車駅と同レベルの規模です。

 

駅前の居酒屋さんにて、横手やきそばをいただきました。トロトロの目玉焼きにソースの絡んだ平たい麺、マッチしていてとても美味しかったです。



1918 横手駅 発

奥羽本線の輸送密度は低く、大曲〜湯沢が1704人/日(2019年度)、湯沢〜新庄が416人/日です。

 

たしかに夜とはいえ利用者さんは少なく、かなり厳しい状況のようです。



20:48 新庄駅 着

奥羽本線は福島から青森を結ぶ路線で、ここは途中駅。しかし山形新幹線の終着駅で、ここを境に線路幅が異なります。

直通ができないため線路が途切れており、間には通路が設けられているのです。

 

2052 新庄駅 発

これより南側は山形新幹線が走るため、再び線路幅が標準軌の1435mmで広くなっています。



2158 山形駅 着

2237 山形駅 発

この日は山形花笠まつりが行われており、1年で一番山形駅が混雑する日。夜遅いのでだいぶ引いていましたが、それでもお客さんは多かったです。

 

2324 米沢駅 着

米沢駅からは40分くらい歩いて、いつもの快活CLUBへ。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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