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【地下駅通過】特急ゆけむり号がメトロ車両に!長野電鉄3000系特急(東京メトロ03系)[2310長野(6)]
長野県の県庁所在地、長野駅に来ています。 北陸新幹線開業を機にリニューアルした駅舎の地下には、長野電鉄長野駅があります。 長野駅から湯田中駅では特急列車も運行。その一つ「ゆけむり号」には ...
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2024年度末以降導入を目指している、中央線快速のグリーン車サービス。
これに向けた線路切替工事に伴い、立川駅〜大月駅で19:20頃から終電で減便や運休が発生しました。
八王子〜高尾駅ではこの時間帯に運休、バスによる代行輸送が実施されます。
また、松本・甲府〜新宿を結ぶ中央線特急あずさ・かいじ号も、この時間帯には高尾行きとして運行しました。
今回は運行区間が短縮された特急かいじ号高尾行きに乗車、高尾駅〜八王子駅で運行された代行バス輸送の様子をお届けします。
特急かいじ64号高尾行き
特急かいじ号の始発駅、山梨県の県庁所在地甲府市に来ました。
すでに新宿行きの特急は運行を終えており、発車標には高尾止まりの表示。
大月駅〜八王子駅での運行案内が放送されていました。
普段は特急列車が停まらない高尾駅ですが、定期列車のかいじ号がこの通り停車します。
今回のことと関係あるのかは分からないですが、ホーム上の指定席券売機は使用できない状態でした。
新宿方面より、E353系特急かいじ号が入線です。
回送列車として入りまして、折り返し特急かいじ64号として発車します。
到着直後の行き先方向幕は「特急」のみの表示でしたが…
定期列車と同様のデザインで、高尾の行き先も表示されました。「尾」のしかばねが頭でっかちなのも、可愛らしいですね。
ホーム上の発車標にも、特急高尾行きの表示。
運行系統の境界駅になるので、そこまで行き先が珍しい訳ではありません。
それでもグリーン車まで備わったフル設備のE353系が、高尾行きの特急になるのは貴重な機会です。
それでは車内へ入ります。
停車中には特急かいじ64号高尾行きの、停車駅が流れてきました。
20:04 甲府駅 発
甲府駅を定刻通り発車しました。
車内表示器でも「特急かいじ64号高尾行き」と流れてきまして、車掌さんによる肉声放送も行われます。
程なくして石和温泉駅、山梨市駅に到着。
塩山駅を発車する時には、発車標に後続の特急かいじ66号高尾行きの表示を見られました。
塩山駅を出発したら、進行方向右手に注目。
勝沼ぶどう郷駅を通過する前後で、非常に綺麗な夜景を見渡すことができます。
今回とはあまり関係ないのですが、横須賀線で人身事故が発生したようで、その対応が繰り返し流れていました。
もちろん、中央本線における線路切り替え工事に伴う運行情報についても見られました。
途中の主要駅、大月駅に到着です。
ここでは4分間の停車時間が設けられています。
ラインカラーがオレンジ色に変わりまして、こちらでも同様に高尾行きの表示です。
こちらは富士急行線の乗換駅。河口湖駅20:43着の普通列車がやってきました。
この日、河口湖ステラシアターではTGC FES YAMANASHI 2023が開催されており、普段よりはお客さんが多くいらっしゃるようです。
乗り換えのお客さんを待ったため、2分ほど遅れての出発。
車内表示器と放送にて、バス代行輸送についても案内されました。短いながらも、英語での案内も行われています。
車内表示器にも、終点高尾との表記がなされました。
神奈川県に入りまして、相模湖駅を通過。夕方には珍しい、相模湖行きの快速列車も運行されていたみたいです。
まもなく終点高尾駅に到着。特急かいじ号はここで足止めとなります。
駅舎に面する2番線ホームに到着です。
ホーム上には代行輸送を利用される方が行き来する他、鉄道ファンも含め沢山の方がいらっしゃいました。
終点高尾駅に到着、真っ黒になること無く到着後の表示もされています。
列車は折り返し、特急あずさ65号松本行きとしての運行。清掃作業が行われている中、高尾行きの表示が結構長い間残っていました。
ホーム上には即席で設けられた、特急乗車位置案内も。
高尾駅
駅構内を繋ぐ跨線橋へ登ってきました。真っ直ぐ進むと代行輸送を行っている、京王線へ乗り換えできます。
3,4番線ホームを発着する列車は無く、2番線ホームのみを使用。立ち入りもできなくなっていました。
エスカレーターの方にはベンチが置かれ、待合スペースとなっています。
2番線ホームにて折り返し準備を行っていました、特急あずさ65号松本行きが発車です。
4番線ホームには中央線快速の列車が置かれている状態。再び2番線に高尾行き普通列車が到着し、折り返し甲府行き普通列車となります。
高尾駅構内線路切り替え工事は、八王子寄りで行われていました。
架線を移設している段階に見られます。
1番線ホームには柵まで設けられており、作業に支障をきたさないよう対策しているようでした。
工事用車両も止まっていましたが、小山市から来たみたいです。
跨線橋からも工事の灯りを確認できました。
特急かいじ66号高尾行きが到着。こちらは折り返し回送列車になります。
この後松本からの特急あずさ号が到着するのですが、おそらくそれが特急かいじ号甲府行きになるのでしょう。
代行輸送バス
高尾駅〜八王子駅は終電まで運休、京王線やバスによる代行輸送を行っています。
2番線ホームには線路切替工事に対応した中央線時刻表。
さらに各駅へ向かう代行輸送について、案内が貼られていました。
代行バスに乗らなくても、並行する私鉄の代行輸送で大部分がカバーできます。
改札は代行バス利用者用に、真ん中が開放されている状態です。
改札を出まして、逆に代行バスから列車へ乗り換えるお客さんは、一番右側の団体改札の場所を通ることになります。
高尾駅から代行バスを利用するべく、駅を出て真っ直ぐ先へ。
国道20号を挟んで、北側に八王子駅行き、南側に高尾駅行きの臨時バス停が設けられていました。
遅くとも5分に1本の頻度で運行、1台ずつ交代で到着してきます。
多くの係員の方が就いていらっしゃって、ボードによって案内されました。
「JR代行 八王子駅」と掲げられた、西東京バスによる代行輸送バスが到着です。
運賃表の部分には、「系統 西東京バス」の表示だけが出ていました。
お客さんは10人ほど、京王を使われる方が多いのか、割とガラガラで高尾駅を出発します。
八王子駅から来たバスは京王バス。
今回見られたのはこの2社でしたが、神奈川中央交通、国際興業国際興業バスも来ていたそうです。
20時半ごろに高尾駅近くの交差点で交通事故が起きており、ちょうどレッカー車で引き上げられているところでした。
甲州街道を引き継いだ国道20号を東へ走ります。
バス停が近くなると、警備員の方が増えてきました。
西八王子駅臨時バス停に到着です。
この先に2つ目のバス停もあって、1台のバスに集中しないよう調整しているみたいでした。
帰宅時間帯とあって、混雑するのは高尾方面のバス。立ち客もいらっしゃる状態です。
普段運行しているバスでは無いので、代行バスの運転手さんに対しても道順が案内されていました。
所要時間30分と案内されていたものの、20分ほどで八王子駅に着きました。
交通事故があっても目安より短縮しており、スムーズな運行を支えてくださっている方がいてこそです。
駅前ロータリーに到着した代行バス、そこから進んだ先に高尾方面への乗り場が設けられていました。
八王子駅
改札前には巨大広告のように、列車運休の案内が吊られていました。
印刷して貼り合わせた手作り感に、その苦労が偲ばれます。
こちらも中央線の発車標は、高尾方面が真っ黒になっていました。
入場券で駅構内へ。1,2番線ホームへ降りる階段の1番線(八高線ホーム)から遠い方は閉鎖されています。
東京方面の列車は、全て3,4番線ホームからの発車に統一です。
ホーム上の発車標も同様、八高線の最終列車が到着しました。
2番線ホームについては特に立入禁止されておらず、高尾寄りへ歩みを進めることもできました。
先ほど赤いテープで足止めされていた階段、下からであれば登ろうとすれば登ることもできます。
今度は3,4番線ホームへ。
全ての列車が八王子駅で折り返すことになっています。高尾方面の列車が発着する4番線ホームには、各駅停車が発着していました。
3番線ホームに来たのは、東京行き快速の終電です。
さらに4番線ホームには各駅停車が到着。折り返し三鷹行きになります。
次に3番線へ来たのは、八王子行きの列車。今度は折り返し回送になります。
八王子駅で並んで折り返しを待っている状態も、なかなか見ないものです。
夜遅くになりますと、中央線営業列車が発車するのは全て4番線からになりました。
それでも東京からの列車が到着すると、家路につく沢山のお客さんでいっぱいになります。
これだけたくさんの方がお帰りの時間帯、深夜になっても下りの代行輸送バスはまだまだ忙しそうです。
グリーン車導入に向けた工事で、大きな影響が及んだ今回の工事。列車を止めたのは一晩だけで、短期間のうちに急ピッチで進められました。
なるべく不便の無いよう対応してくださり、日常を支えていただいた関係者の方々に感謝するばかりでした。
先日報道公開もされた中央線グリーン車、その導入も一層楽しみです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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