京都から関東地方へ撮影の為、単純な移動手段として寝台特急サンライズ瀬戸号に乗車していた時のことです。
JR神戸線遅れのため、大阪駅を35分遅れの深夜1:08に出発しました。
そして翌朝6:00ごろ、車掌さんによる放送で起こされました。
どうやら遅れが増大しているそうで、新幹線振替輸送を行うとのこと。熱海駅6:39発の東海道新幹線こだま802号に振替するようです。
普段ならこのまま乗車して少しでも長く寝台個室にいようとするんですが、今日は急ぎ。新幹線振替輸送の恩恵を享受することにしましたので、その様子をお届けします。
車掌さんが車内を巡回するので、どの駅まで新幹線振替輸送をするかお伝えします。今日は横浜駅まで行く予定だったので、新横浜駅までと申し出ました。
サンライズがJR東海管内を走る時は深夜なので、放送含めやり取りすることは珍しいです。制服が目に入った時なんだか新鮮でした。
熱海駅手前の長いトンネル、丹那トンネルを走行中。再び新幹線振替について放送が流れました。
現在サンライズは47分遅れ。このまま乗っていた場合、横浜駅7:42、東京駅8:18着予定と案内されました。もしかしたら増大するかもしれなかったので、それも新幹線振替の決め手でした。
来宮駅辺りを走っているところ、温泉街と相模灘を見渡せます。早起きしてしまったら是非ご覧になってください。
そして6:30、そのまま47分遅れで熱海駅に到着しました。こちらで下車して東海道新幹線へ乗り換えます。
特急券・寝台券は横浜駅までですが、ここからは新幹線へバトンタッチすることに。
発車標に寝台特急サンライズの表示はなく、後続の上野東京ライン宇都宮行きがサンライズの発車を待っている状態でした。
JR東海からJR東日本の乗務員さんに交代しまして、東京へ向けて出発。あちらに乗車されているのは寝台特急の旅を少しでも長く楽しめると、喜んでいる方ばかりかと思います。
熱海駅の東海道新幹線改札は、在来線改札内の乗り換え改札だけです。
階段を登った先、有人改札の方に寝台券を見せます。新幹線振替を利用していたのは、感覚的には15人くらい。ビジネスで利用していそうな方は2,3人程度で、これでも結構いるんだなと驚きでした。
有人改札では振替乗車票を渡していただきます。これを無くすと正規の新幹線特急料金を払うことになると思うので、大切に持っておきましょう。
そしてこだま802号東京行きが入線してきました。
振替乗車票で乗れるのはこの列車だけで、後続の便には乗れないので注意しましょう。
やってきたのはN700S、最新型新幹線で連れて行ってくれます。
6:39 熱海駅 発
こだま号の自由席は1〜6号車と13〜16号車。両数が多いので十分余裕を持って座れます。この時間帯では全車自由席の便も存在しています。
ホーム上の自動販売機でコーヒーを購入、前日大阪駅のセブンイレブンで買っておいた朝ご飯のあんぱんを頬張ります。
大阪駅改札内、桜橋出口近くのセブンイレブンは0:30までやっているので、サンライズ発車直前まで買い物ができて便利です。
まもなく小田原駅の地点で後ろを振り返りつつ凝視していれば、小田原城がギリギリ見えるかどうかといったところ。
小田原駅からはこの車両に4〜5人程度乗って来られました。ここから新幹線通勤される方も多いです。
ここで新横浜駅を午前9時までに発車する新幹線については、新幹線定期券や自由席特急券で普通車指定席の空席に座れることが案内されました。
もちろん指定席を確保している方が優先ですが、特に自由席が5両のひかり号、3両ののぞみ号において、自由席の混雑を緩和するものです。また、短距離でもJR東日本からお客さんを奪う考えもあるかと思われます。
寝台特急サンライズの倍以上スピードを出し、東京へ飛ばしていきます。
終点東京駅の到着は7:21で、サンライズの到着時刻7:08の13分遅れまで縮めてくれます。
おそらく今日はまだ誰も使っていないであろう洗面台で、歯磨きなど身支度。サンライズでできなかったことを済ませておきます。
7:02 新横浜駅 着
ここから横浜駅までは、JR横浜線で行くことができます。
横浜線乗り換え改札にて、乗車券、寝台券、振替乗車票を提示します。
寝台券、振替乗車票はこちらで回収されました。
スムーズに行けば新横浜駅7:12発の横浜線東神奈川行きに乗車でき、京浜東北線に乗り換えて横浜駅には7:27着です。新幹線が東京駅に着くより遅くなってしまいますが、サンライズ到着時刻の43分遅れです。
今回は東神奈川駅から川崎方面へ向かったので十分意味がありました。
しかし、このくらいの遅れなら横浜駅であれば、そのままサンライズに乗っていても良さそうですね。それを知ることができたので結構良かったです
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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