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【北陸特急 真の最終列車】深夜特急しらさぎ65号の旅 新幹線開通で廃止[2311各務原航空(1)]

2023年11月23日

 

こちらは夜の京都駅。大きな駅舎の真下にある0番線ホームからは、北陸への特急サンダーバード号を中心に、数々の特急列車が発着します。

 

21時台になりまして、最終の特急サンダーバード49号が到着。

駅員さんも「本日最終の北陸へ行く特急列車です」と、終電の案内を行なっています。

 

これから終点の金沢駅へ行きたいのですが、これは見送ってしまいました。

今回ご紹介するのは、最終の特急サンダーバード号が出た後、今夜中に関西から金沢へ行く真の最終列車です。



サンダーバード49号を見送りまして、指定席券売機へ。

利用するのは東海道新幹線と特急しらさぎ65号、この乗継が真の最終列車で、まだ金沢駅へ行くことができるのです。

 

気をつけなければならないのが、乗車券の経由です。

特急サンダーバード号は湖西線経由ですが、こちらは米原駅を経由させる必要があります。

 

ちなみに、サンダーバード発車後の21:31発新快速米原行きに乗車しても、米原駅から特急しらさぎ65号金沢行きに乗車できます。

 

しかし、京都駅からは新快速より、新幹線を使った方が料金は安いです。

新幹線と在来線特急を乗り継ぐことで、特急料金を半額にできます。その理由は2つ。

1つは、京都駅〜米原駅が特定特急料金となっており、新幹線自由席に低価格で乗車できるため。

もう1つは、新幹線と在来線を乗り継ぐと、在来線特急料金が半額になるためです。

 

最終の特急しらさぎ65号に乗継げる、最終の新幹線は22:22発こだま768号名古屋行きです。

最終のサンダーバード49号が発車した1時間後となっています。



京都駅より東海道新幹線こだま768号名古屋行きに乗車。

こちらは岐阜羽島駅、米原駅への最終新幹線となっています。

名古屋駅へは最終のぞみ272号名古屋行きがあるので、後続の新幹線でも到達可能です。

 

22:48 京都駅 発

こだま号は自由席が1〜6、13〜16号車と多いため、指定席よりも空いている傾向にあります。

 

京都駅〜米原駅は68.1km、津軽海峡を除いて新幹線最長の駅間距離です。

それで990円で乗ることができるのですから、とてつもなくありがたいもの。

 

22:41 米原駅 着

米原駅で非常ボタンが扱われたため、3分遅れで米原駅に到着しました。流石に在来線は接続を取ってくれるようです。

 

乗り換え改札を通りまして、特急しらさぎ65号に乗り換えます。

同じように北陸へ行かれる方が多そう、関西から北陸への最終列車として、それなりに浸透しているようです。

 

発車標には特急しらさぎ65号「金沢」行きの文字。

これから本当に金沢まで行けちゃいます!

 

東海道新幹線が遅れたため、接続待ちで特急しらさぎ号も遅れることになりました。

 

特急しらさぎ号は名古屋発着と米原発着の2種類がありますが、こちらは米原駅始発の便です。

この深夜だけを考えれば9両編成というかなり長い編成。翌日も特急しらさぎ号として往復するので、深夜でも長編成で運行してくれます。

 

特急しらさぎ号の681系は、特急サンダーバード号の683系より古い車両。

車端部でもコンセントは設置されていません。

 

JR西日本の背面テーブルではお馴染み、紙コップサイズの窪みもありませんでした。



22:48 米原駅 発(遅れ)

滋賀県東部を走る地方私鉄、近江鉄道を横目に出発です。

 

サンダーチャイムが流れ、新幹線乗り換え待ちによる遅れについても案内されました。

 

北陸本線を北上し、左手からは湖西線が合流。

関西から北陸を結ぶ特急サンダーバード号は、あちらの線路で琵琶湖の西側を疾走します。

 

その分岐駅である、近江塩津駅を通過です。

一番奥には0番線ホームがあって、降雪に伴う遅れや運休時に使われます。

 

滋賀県と福井県の県境をトンネルを抜け、右手には立派な構造物が現れました。あちらは北陸新幹線の敦賀車両基地へ繋がっています。

 

北陸の玄関口であります、敦賀駅では5人ほど下車されました。

敦賀駅の最終列車は後続の米原駅23:08発の普通列車で、終点には23:55の到着です。

 

敦賀駅を出発すると要塞みたいな新幹線ホームが現れ、コンコースが明るくなっていました。

 

全長13,870mの北陸トンネルへ突入、この中では携帯電話の電波が通じなくなります。

 

北陸本線の最高速度は130km/h、最終列車でも特急の本気を示してくれました。

 

武生駅に到着しまして、こちらでは10人ほど下車。

 

お隣の鯖江駅でも、8人下車されました。

 

山からじろりと横目の眼鏡。深夜だと特に不気味さがあります。

 

まもなく福井駅が近づく頃、新幹線高架の向こう側には在来線の車両基地が広がっています。

北陸本線を挟んで反対側には、貨物駅の南福井駅が位置します。



福井県の代表駅、福井駅に到着しました。

やはりここで下車される方が非常に多く、米原駅から乗車されていた方のうち、半分くらいは福井駅で降りられました。

 

最後部に近い8,9号車は、お客さんがおらずガラガラ。

北陸本線の最終列車なので、北陸新幹線敦賀延伸前日は、ここも満席になるのでしょう。

 

ここで遂に時刻は0時を迎え、日付を越えました。

まだまだ金沢までの道のりは長いです。

 

こちらも新幹線駅が設置される、芦原温泉駅に到着。

2人下車されまして、1人旅行者っぽい方でした。温泉街までは離れているので、駅前のビジネスホテルに泊られるのでしょうか。

 

ご覧の通り0時を回っており、発車標を見ると日付を越えた実感が湧いてきます。

 

加賀温泉駅では1人下車されました。

 

貨物の主要ルートである日本海縦貫線を構成する北陸本線。深夜に牙城とする貨物列車とすれ違いました。

 

最後の途中停車駅、小松駅では2人下車されます。

 

そして北陸新幹線の白山総合車両所を通過しました。

E7系/W7系新幹線がたくさん眠っており、ここから金沢駅までは2015年から回送列車が走っています。

 

石川県第二の街、白山市の中心駅である松任駅は通過しました。

一部の特急は停車しており、当然普通列車の営業は終わっている中で、こちらは停まりません。

 

深夜1時を目前にして、終点金沢駅到着の放送が流れます。

当然ながら北陸新幹線や七尾線、IRいしかわ鉄道への乗り換え案内はありません。

 

ホームの灯に照らされまして、北陸新幹線がお休み中。

これらが敦賀駅までやってくる日も近づいています。



0:50 金沢駅 着

お客さんは福井駅よりも少なく、20人いるかどうか。

列車はすぐに回送幕へ変わります。おそらくですが今日はここでお休みになるのでしょう。

 

北陸新幹線への乗り換え改札には、柵が閉じられていました。

ちなみに、今回見送った特急サンダーバード49号からは、富山への最終新幹線つるぎ734号に接続しています。富山駅到着時刻は23:59で、新幹線が走れない0時〜6時をギリギリ外れます。

 

在来線の発車標は全て、『☆☆☆本日の運転は終了しました☆☆☆』。何だか嬉しそうです。

 

新幹線改札には、重々しいシャッターが閉じられています。

それでも発車標は元気に稼働中、今いないはずのお客さんへ向けて、翌日の始発を案内していました。

 

木曜夜の深夜1時でありながら、割と人通りがあります。さすがは北陸最大の都市です。

 

2024年春の北陸新幹線敦賀延伸により、敦賀〜金沢の特急は全て廃止。今回ご紹介した最終列車も何らか変化するものと思われます。

少なくとも、優等列車で0:50に金沢駅へ着く体験ができるのは今だけ。よろしければ是非乗車してみてください。

 

金沢駅前にも快活CLUBはあるのですが、安い方の店舗を渇望して、繁華街の香林坊まで歩きました。

ホテルはもったいないという方は、どちらもオススメです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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