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【新幹線開業で利用者40%減】GWの特急しらさぎ号 ガラガラのはずが満席に![2404-05GW(3)]
東京から福井へのメインルートは、東海道新幹線と特急しらさぎを米原駅で乗り継ぐルートでした。 しかし、北陸新幹線敦賀延伸で東京〜福井が新幹線一本で繋がり、メインルートは北陸新幹線ルートに変わっています。 ...
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北陸新幹線敦賀延伸に伴い、名古屋・大阪から北陸へは敦賀駅での乗り換えが必要になりました。
2024年ゴールデンウィークは、敦賀駅が在来線特急と北陸新幹線の乗換駅になってから、初めて迎える最繁忙期です。
開業時も混雑が見られましたが、今回は大荷物を持った方や、小さなお子さん連れの方も見込まれます。
スムーズな乗換誘導はできるのか、敦賀駅と福井駅の様子を見てみましょう。
早速新幹線ホームには、つるぎ19号が到着したところです。
ここから多くの方が特急サンダーバード20号・しらさぎ56号へ乗り換えられます。
自由席近くのエスカレーターは両方下りになっており、なるべく多くのお客さんが一度にコンコースへ降りられるようにしています。
お客さんが多ければどうしてもホームで待つ人が集まりますが、エスカレーターを歩く方もおらず、一番スムーズな形が取れていると思います。
新幹線改札内のコンコースへ降り、新幹線から在来線特急へは乗り換え改札を通ります。
大阪方面の特急サンダーバードは青色、米原・名古屋方面の特急しらさぎはオレンジ色のラインに従います。
基本的には33・34番ホームが乗車ホームになっており、特急しらさぎと特急サンダーバードが隣同士並んでいる状態でした。
接続する特急しらさぎ56号は、米原行き。名古屋から来た時は満席でしたが、逆方向かつ米原止まりではガラガラです。
特に乗り換えのお客さんがいらっしゃった感じはしなかったのですが、3分ほど遅れて敦賀駅を出発して行きます。
続きまして、特急サンダーバード20号が発車。こちらは定刻通り12:14の出発でした。
最繁忙期ということで、サンダーバード号では臨時列車も設定されています。
こちらは少々遅れて到着しました、特急サンダーバード17号です。これは普段から運行している定期列車。
さらに、33番線ホームには留置線にいたであろう、回送列車もほぼ同時入線。
敦賀駅から特急サンダーバード84号になり、つるぎ83号と接続。どちらもGW期間の臨時列車で、共に北陸〜大阪の輸送力を増強しています。
遅れて到着した特急サンダーバード17号から、北陸新幹線つるぎ18号への乗り換えを見てみましょう。
こちらの看板が示す通り、新幹線へは窓側通路を通るよう案内がされていました。
新幹線へ乗り換える人は向かって左側、新幹線から乗り換える人は右側の乗換改札を通るようにしています。
それぞれ一方通行で動線を確保することにより、交差しないよう整理されているのです。
乗換改札では駅員さんがスピーカーで案内なさっていました。多くの係員さんが配置されており、改札を通れなかった方の対応をしてくださいます。
9時ごろの情報ではお客さんが多すぎて、自動改札機の電源が切られていたそう。12時台では通常通り稼働していました。
12番のりばには、富山行きのつるぎ18号が停車中。
サンダーバード17号からのお客さんが、次々乗り込まれます。
この便に関しては特急しらさぎ号からの接続が無いので、お客さんの数としては少なめになるはず。
また、金沢止まりのつるぎ号で、途中停車駅は福井駅のみの速達便です。
こちらは約11分遅れての出発になりました
程なくして金沢方面からの、つるぎ83号が到着します。
どちらかと言えば大阪→北陸の方がピークと思われますが、逆方向もしっかりお客さんは多め。
敦賀駅への入線をご覧に入れた、臨時特急サンダーバード84号へ接続する、臨時新幹線つるぎ83号です。
本当だったらこの時間帯、新幹線と特急サンダーバード号の到着がほぼ同時刻で、乗換改札に両方向からお客さんが集中するはずでした。
しかし、特急サンダーバード19号は5分遅れての到着、図らずもお客さんは分散する形になっています。
これに接続する新幹線つるぎ20号で、福井駅へ向かおうと思います。
当然ながら車内にはお客さんがたくさんおられます。指定席予約率は前年比2%減だったそうですが、GWなのでピーク時は流石にいっぱいになっていそうです。
大阪→武生・鯖江を移動する方は、敦賀駅でハピラインふくいへ乗り換えるのが便利。
しかし、ほとんどの方はそのまま真っ直ぐ新幹線のりかえ改札へ。ハピラインふくいなどの在来線ホームや敦賀駅のメイン出口である西口へ向かわれたのは、本当に数人程度でした。
敦賀駅で在来線特急を降りられる方のほぼ全てが、目的地を北陸の各都市にしていることが分かります。
それではこの新幹線つるぎ20号に乗車しまして、福井駅へ向かうことにします。
12:42 敦賀駅 発
今度は3分ほど遅れての発車。サンダーバード19号遅れにより乗換時間が短くなりましたが、9分でのりかえ完了して出発できていました。
つるぎ号の自由席は1,2号車が基本になっています。デッキで立っておられる方もちらほら。
こちらは3号車指定席です。A,C,E席はほとんど埋まっていましたが、B,E席なら十分座れそうな雰囲気。
お隣の2号車自由席を見てみても、そこまで混雑率に変わりありません。座れないことはなさそうです。
越前たけふ駅では、20人くらい降りられた印象。
こちらにお迎えの車がいたりして、割と越前市や鯖江市の新たな玄関口として機能しているのかもしれません。
金沢や富山とセットで北陸観光を楽しまれる方でしょうか、福井駅から乗られる方も多そうです。
特急サンダーバードから接続する新幹線つるぎでしたが、降りる方はそこそこと言った印象。
福井駅は1つのホームを2本の線路が挟む、1面2線構造の駅です。
日本一小さい新幹線駅とされますが、限られた空間に集中するお客さんをうまく捌けるのでしょうか。
続いて、はくたか556号東京行きが到着。サンダーバードと接続している訳でもないので、福井駅で下車するより東京方面へ乗車するお客さんが多いです。
上下列車の発車時刻の差が13:20発と13:23発だったため、お客さんが集中するかと思いましたが、そうはなりませんでした。
その13:23発かがやき509号が到着しました。
この便以降の日中時間帯、東京〜福井・敦賀を一本で結ぶ北陸新幹線ははくたか号のみに。そのためやや重要なかがやき号となります。
通路の狭いところでもお客さんが詰まったりせず、通常通り新幹線を発車させられていました。
サンダーバード85号と接続している次便のつるぎ86号を迎えましたが、やはりそこまで混雑していない様子。
こちらは繁忙期設定の臨時列車というのも、関係するかもしれません。
また、単純にGWのピークは午前中に集中しがち。そろそろ波が落ち着く頃です。
福井駅でハピラインふくいへ乗り換えるお客さんがどれほどいるか見ていましたが、大阪・敦賀方面からは0人。金沢・東京方面からは数人程度でした。
福井駅には改札が2つあるとはいえ少々台数が少なかったのですが、特に混雑は見られず。
敦賀駅のように在来線特急券と新幹線特急券を判別してといった複雑さが無く、慣れていない方でも全部きっぷを入れるだけなので、スムーズに通りやすいです。
ちなみに敦賀駅での乗換待ちと関係無く、山形新幹線で動物接触のため少々遅れが発生していました。
大宮〜東京でJR東日本全ての新幹線が集中するため、こちらまで遅れが波及する点は気をつけなければなりません。
今回は北陸新幹線敦賀延伸後、初めての最繁忙期の様子をお届けしました。
特に敦賀駅での乗換時間の短さが不安視されていましたが、乗り遅れてしまうお客さんがいないよう配慮がなされています。係員の方も多く配置されており、そこまで心配なさらなくても誘導に従えば安心して利用できそうです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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