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【半ライズ】サンライズ出雲運休!瀬戸号のみ7両で走るとどうなる?

国内唯一の定期寝台特急であるサンライズ。

東京〜岡山においては、出雲市行きのサンライズ出雲と、高松行きのサンライズ瀬戸が連結して走ります。

 

しかし、10月半ばの1週間ほど、車両トラブルのため寝台特急サンライズ出雲が運休中。対象日はサンライズ瀬戸のみでの運行となります。

 

普段14両編成で走るところ、半分の7両編成で走ることから、「半ライズ」と称されたりします。

サンライズ出雲と連結せずに東京へ至る、短いサンライズ。一体どんな運行になるのでしょうか。



寝台特急サンライズ出雲号が運休になる日は、以下のとおりです。

【東京→出雲市方面】

2024年10月15日~20日・24日・26日(始発駅基準)

【出雲市→東京方面】

2024年10月14日~19日・23日・25日(始発駅基準)

 

撮影日は10月15日。今日は上下列車共にサンライズ出雲号が運休になる日です。

 

サンライズ瀬戸号の始発駅である、高松駅に来ました。

この時点では、特に変わったところは無く普段通り。東京駅まで普通に連れて行ってくれるようです。

 

ちなみに高松駅のセブンイレブンがリニューアルされていました。

お土産屋さんと動線がごちゃごちゃしていたのが、分かりやすくなっています。

 

改札内へ入りまして、一番奥の9番線ホームへ。

 

サンライズ瀬戸は8〜14号車の7両編成で走ります。

通常なら岡山駅で、1〜7号車のサンライズ出雲が連結するのです。

 

サンライズは上下列車共に、サンライズ瀬戸が進行方向前寄りに連結するよう編成が組まれます。

 

今回は下段のシングル個室。進行方向左側でした。

 

向かい側のホームには、コンセントなど設置されたリニューアル編成の特急いしづち号が停車中。

松山駅まで行かず、伊予西条駅止まりの最終便です。



21:26 高松駅 発

高松駅を出発した後の放送は、自動放送と肉声放送共に通常でした。

 

しばらくすると、車掌さんが検札にいらっしゃいます。

JR四国のキャラクター、れっちゃくんのスタンプでした。

 

いつも通り坂出駅を出発し、デルタ線を通って瀬戸大橋へ。

 

夜の瀬戸内海、夜景を眺めながら本州へ渡ります。



児島駅でJR四国からJR西日本の方へ、乗務員さんが交代します。

お隣には新型車両Uraraによる、普通列車が止まっていました。



まもなく岡山駅に到着するところ、自動放送と車掌さんによる肉声放送が流れます。

普段なら、車掌さんにより、「次の岡山では後ろにサンライズ出雲号を繋ぎます。岡山からは14両で運転いたします。瀬戸号と出雲号の車内通抜けは岡山発車した後、案内放送が全て終わるまで通り抜けはできません。」などの放送が行われるはず。

しかし、今日はサンライズ出雲の連結が行われないため、しばらく停車するとだけ案内されたのみでした。

 

ホームへ降りますと、「サンライズ出雲は連結しません」と放送されていました。

 

通常なら後ろよりの貫通扉が開けられ、サンライズ出雲との連結準備が整えられているはず。

しかし、今日は何も動きはありません。

 

発車標に関しても、「特急サンライズ瀬戸」とだけ書かれていました。

 

ここから先も、8~14号車のみでの運行。終点東京まで7両編成での運行を続けます。

 

岡山駅発車後の自動放送は、普段通りサンライズ出雲を連結した、14両編成のものでした。

ここでは車掌さんによる肉声放送は行われず、この先深夜帯の案内放送はありません。

 

姫路駅に到着。同じく7両で走るサンライズに、最繁忙期の臨時サンライズ出雲があります。

臨時サンライズ出雲の停車時はラッシュ時である一方、定期サンライズは深夜のため、ホームが空いているのが印象的です。

 

続いての停車駅、三ノ宮駅に到着。

ロープ式のホーム柵が設置されているのですが、実は普段の14両編成では前方がはみ出ています。

そのためサンライズ瀬戸の14号車あたりは、ホームドアの無いところに停車します。

 

途中駅の発車標は、サンライズ瀬戸のみ。号車案内も14〜8号車になっていました。



夜の最後の停車駅、大阪駅に到着です。

サンライズ出雲が停まる後寄り、待合室周辺は人が全くいません。

 

こちらも発車標では、「特急サンライズ瀬戸」での案内になります。

 

8号車より後ろには、ぽっかり空いた空間。

普段は高級感あるホームを完全に埋めますが、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。

 

列車は東海道本線を走り続け、京都駅を通過。

 

いつの間にか米原駅を発車しており、JR東海エリアへ入っていました。

今日は東京発のサンライズに関しても、サンライズ出雲は運休。サンライズ瀬戸のみの7両編成で走ります。

 

2:16頃、稲沢駅を通過した後で7両のサンライズとすれ違いました。

普段だったら14両編成同士で長いところ、あっという間です。

 

青いライトに誘われ、名古屋駅をゆったり通過します。



4:38、静岡駅に到着。

始発列車が始まりそうな頃で、ホームにはお客さんがちらほら見られます。

 

遅れていたためか、発車標のサンライズ表示は消えていました。

それとも、サンライズ瀬戸単体での案内ができないため、さじを投げてしまったのか…?

 

と思ったら、サンライズが発車すると、表示が復活していました。

 

沼津駅に到着、寝台列車マークとともに、「特急サンライズ瀬戸」単体での案内が行われます。

 

朝日が昇ってきまして、熱海駅到着前の海も非常に綺麗です。

 

収益の発生する個人撮影が禁止されているJR東日本エリアに入るため、Xにポストしたものを貼り付けることで代えさせていただきます。読みづらくなってしまい、申し訳ございません。

フルカラーLED発車標を活かした、発車標デザインが豊かな熱海駅。サンライズ出雲が残されている一方、7両と案内されていました。

 

横浜駅の発車標も、「寝特サンライズ瀬戸」のみ表示。

限られた列車名表示スペースの中で、示されています。

 

昨日岡山駅発車時点では、サンライズ出雲を連結した普段通りの案内でした。一方で翌朝、東京駅到着時には、サンライズ瀬戸のみの案内に鳴っています。



7:08 東京駅 着

定刻通り、終点の東京駅に到着。

ラッシュ時間帯の到着のため、お隣には通勤特急湘南がやってきました。同じ7両でも臨時サンライズ出雲は早朝着なので、定期サンライズならではの光景です。

寝台特急サンライズが出発する、東京駅9番線ホーム。

こちらには、サンライズ瀬戸のみ運行の半ライズに合わせ、7両用の乗車位置案内が貼られていました。

イレギュラーな運行でありながら、かなり丁寧な案内が行われており、非常に興味深いものでした。

少し特別な寝台特急になる1週間、ぜひ乗ってみてください。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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