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【復活】速達型アーバンライナー ひのとりデビュー以来の名阪甲特急

日本三大都市の三番手、こちらは名古屋駅です。

東海道新幹線をはじめとした、多くのJR線が発着するターミナル駅。そのほか大手私鉄の名鉄、近鉄の駅があります。

 

今回注目するのは、近鉄名古屋〜大阪難波を結ぶ近鉄の名阪特急。

近鉄では停車駅の少ない特急を甲特急、多い特急を乙特急と呼びますが、名阪甲特急には特急ひのとりが使用されています。

 

かつてはアーバンライナーも名阪甲特急で走っていましたが、現在は乙特急の運用。

停車駅が比較的多い便に就いています。

 

しかし、多客時に合わせて設定された臨時の名阪特急、近鉄名古屋7:20発の便は特別。

停車駅の少ない甲特急にも関わらず、7/14・15に限りアーバンライナーが使用されたのです。

名阪甲特急のアーバンライナー、久しぶりに乗る機会に恵まれました。



7:15ごろ、4番線ホームにアーバンライナーがやってきました。

津駅まで止まらない、特別な臨時特急アーバンライナーです。

 

5番線にもアーバンライナーが停車中。普段でも時々見られると思いますが、たまご型の車両が隣同士並んでいました。

 

発車標を見てみるとご覧の通り、停車駅が「津 大和八木 鶴橋 大阪上本町」と非常に少なくなっています。

 

これだけ停車駅の少ない名阪特急を表示する発車標、その下にアーバンライナーがいるのはかなり貴重です。

 

特急ひのとりとは違う、発車メロディに急かされつつ車内へ。

今回は最後部車両を利用させていただきました。



7:20 近鉄名古屋駅 発

10分後に出発する名阪乙特急のアーバンライナーを横目に、近鉄名古屋駅を発車しました。

 

アーバンライナーデザインの液晶ディスプレイで、少ない停車駅がスクロールされます。早くも次の停車駅は津駅です。

 

今日は祝日ですが、時間的には本数の多い朝の時間帯。並行するJR関西本線の電車を追い抜きます。

 

富吉検車区には、特急ひのとりが何本か、観光特急しまかぜもいました。

 

木曽三川を渡りまして、愛知県から三重県へ突入です。

 

関西本線で活躍する新型車両、315系電車とすれ違いました。

4両編成の315系がここで走り始めてから、1年ほど経っています。

 

車内ディスプレイでは時々、全面展望の景色を映してくれるのも、大きな魅力です。



最初の特急停車駅となるのは、桑名駅です。

養老鉄道、三岐鉄道、JR関西本線と乗り換えられる重要な駅。

アーバンライナーによる乙特急は基本停車しますが、この臨時列車は通過してしまいました。

 

さらに、三重県で一番の人口を有する四日市市。その中心駅である近鉄四日市駅も通過です。

 

アーバンライナーは近鉄名古屋線における最高速度、120km/hで走って行きます。

 

続いては三重県鈴鹿市の中心駅、白子駅を通過しました。

鈴鹿サーキットでF1グランプリが開催される時などには、白子発着の特急も設定されたりします。

 

ちょうど列車が走ってきたJR紀勢本線の線路を立体交差し、立派な駅ビルを眺めつつ最初の停車駅、津駅に到着です。



8:07 津駅 着

津駅では4分ほどの停車時間。反対方向の伊勢志摩ライナーが先に発車して行きました。

 

次の停車駅は大和八木駅。

最速達便の名阪特急は大和八木駅も通過しますが、この便は甲特急とはいえ流石に停まります。

 

かつては津駅でさえ通過する、アーバンライナー「ノンストップ特急」もありました。

しかし、走行中に運転士交代を行なっていたことが危険とされたほか、運転士さんの乗務を簡単にするために廃止。現在では津駅で、運転士さんの交代が行われています。



8:11 津駅 発

津駅の次は、奈良県の大和八木駅。県庁所在地の中心駅を出発です。

 

しばらくすると中川短絡線を通過します。名古屋〜伊勢・伊勢〜大阪・大阪〜名古屋を結ぶ3本の線路が三角形を作る、全国的にも有名なデルタ線です。

名阪特急は特急列車だけが走る、単線の短絡線上を走行。ノンストップ特急が走っていた頃は、この短絡線を走行中に、運転士が交代していました。

 

近鉄名古屋線から近鉄大阪線へ入り、一気に山奥へ突入します。

 

一部特急列車が停車する、榊原温泉口駅を通過します。

 

東青山駅を通過し、しばらくすると全長5,652mに及ぶ新青山トンネルへ。

大手私鉄最長のトンネルになっており、布引山地を貫きます。

 

長大トンネルの近くにある秘境駅、西青山駅を通過しつつ、アーバンライナー同士すれ違い。

 

青山町駅では、ミャクミャク様を追い抜きました。



かつて近鉄伊賀線だった伊賀鉄道の線路が近づき、その乗り換え駅である伊賀神戸駅。

乙特急なら停車しますが、甲特急は容赦なく通過です。

 

さらに、続いての名張駅では特急列車を追い抜きました。

こちらは松阪駅始発の大阪上本町行き特急で、先を走る阪伊乙特急です。

 

車内では地図とともに、名張駅を通過していることが示されました。

 

三重県から奈良県に入りまして、榛原駅を通過。

特急同士の追い抜きはこちらで見られることもあります。

 

桜井駅を通過しまして、まもなく大和八木駅に到着の放送が流れました。



9:07 大和八木駅 着

近鉄京都線、近鉄橿原線との乗り換え駅、大和八木駅に到着です。

橿原市の中心駅となっており、近鉄の一大ターミナル駅に位置付けられます。

 

JRの近郊電車を見つつも、近鉄王国の奈良県を突っ走って行きました。

 

大阪府に入りまして、高安車庫を通過。ここには新型車両の8A系電車が停まっていました。

長年通勤電車に新車が入っていませんでしたが、2024年10月にデビュー予定です。

 

東大阪市内を高架線で走っていると、車窓左側にあべのハルカスが見えてきました。日本で初めて300mに達した超高層ビルで、三段ステップが大阪都市圏の空へ大ジャンプしています。

 

近鉄奈良線が近づいてきまして、多層階造りの要塞構造である布施駅を通過。

 

9:31 鶴橋駅 着

程なくして鶴橋駅に到着。名古屋方面ホームにはロープ式のホームドアが設置されており、大阪難波方面でも工事が進むところです。

 

9:33 大阪上本町駅 着

アーバンライナーなど大阪難波行きの特急は、地下へ潜って大阪上本町駅に到着。

名張駅で追い抜いた特急など、大阪上本町止まりの列車は地上の行き止まりホームに入ります。



9:37 大阪難波 着

近鉄名古屋駅から2時間17分、終点の大阪難波駅に到着しました。

特急ひのとり最速便では2時間5分ですが、津駅での4分停車や大和八木駅停車など考えると、かなり早く走ってくれていたことが分かります。

 

大阪難波駅は線路が少ないため、かなり忙しい駅。

1分ほどでアーバンライナーは車庫へ引き上げられて行きました。

 

近鉄特急ひのとりがデビューしてから4年。アーバンライナーが名阪甲特急の座から降りたのも同時になります。

数年前は当たり前だった速いアーバンライナーを、こうして味わえてよかったです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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