今日は名古屋駅に来ています。これから青春18きっぷで横浜へ向かうことにしました。
横浜まで18きっぷで行くならば、東海道本線で東へ向かい、静岡県を通って行くのが普通です。
しかし今日は何となく静岡県を通りたくない気分です。不思議と僕の足は中央線ホームに向かっていました。
最初に乗車するのは名古屋駅8:10発の快速 中津川行きです。
こちらは313系8000番台。かつて追加料金が必要だったセントラルライナーの車両です。
車内にはボードもあって、ライナー列車さながら。
足元も普通の313系より広々していて非常に快適です。
名鉄、近鉄など様々なビルの文字を見ながら名古屋駅を出発します。
右手に見えるのは東海道本線の尾頭橋駅。中央本線はそれらと全く違う線路を走ります。
東海道本線、中央本線どちらも停まる金山駅に到着、ここから全く別の方向へ離れていくところです。
静岡を避けたいと言いながらも、朝ごはんは静岡クラウンメロンパンをいただきます。
空を見上げれば小牧空港へ向かう飛行機が下りてきていたところでした。
列車は愛岐トンネルへ入って都市から山の中へと向かいます。
名古屋駅から30分でこの景色、定光寺駅や古虎渓駅を通過していく時はいつも注目してしまうものです。
終点の中津川駅に到着しました。
この駅では後続の特急しなのがやってきたところ。
が、18きっぷを利用している身としては、勿論これに乗っていくことはできません。
さて、ここからも中央西線を走っていきますが、やってきたのは見慣れない色をした車両です。
それがこちら、水色とエメラルドグリーンのラインが特徴的な長野色の211系です。
1日に2往復、JR東海エリアの中央西線にもJR東日本の211系が乗り入れています。
運用は以下の通り。
松本0632ー0847中津川
中津川1000ー1223松本
松本1533ー1818中津川
中津川2130ー2333松本
さて、同じ211系が車庫に停まっているのを見ながら、中津川駅を出発。
211系はJR東海エリアでも運行されていますが、濃い青色のモケットと東海の駅名標が同居しているのは少々違和感がありますね。
朝早くから移動し続けていたため、完全に眠ってしまい、寝覚ノ床を見逃してしまいました。
しかし停車する各駅の多くは、雰囲気のある木造の駅舎たち。
これを見られるだけでも素晴らしい車窓であり、駅舎が新しくなっていく静岡地区の東海道本線の駅では見られないものです。
列車は中央線の分岐点、塩尻駅に到着しました。
この列車は松本方面へ行ってしまうので、ここで下車。乗り換えて中央東線へ向かっていきましょう。
停車中の列車は同じく長野色の211系。この車両にはまだまだお世話になります。
走っていくのは中央線の新線、長いトンネルを通り、高架線を走っているところです。
茅野駅辺りまでは諏訪地域の方々が頻繁に利用しています。
だんだんお客さんも少なくなってきたところでは、山に囲まれた諏訪の盆地が広がる景色を見下ろせました。
韮崎駅から先、今度は甲府圏の生活利用者が多くいらっしゃいます。
終点の甲府駅に到着しました。
今度は普通 高尾行きに乗り継ぎます。
乗車するのはまた211系。
中央線には211系で運行される、高尾発長野行きの5時間のロングラン普通列車もありますが、今回の乗車時間もそれに負けないでしょう。
甲府駅周辺を出発すると南側に甲府城が見えますが、反対の北側の方も武家屋敷らしい色合いの建物が並んでいました。
勝沼ぶどう畑駅からはその名のとおり、ブドウ畑が広がる景色が見えます。
これほど独特な駅名にマッチした様子を見られる駅は無いでしょう。
また並行して中央自動車道が走っており、新宿~松本は特急列車と高速バスが競い合ってる仲です。
高い高い鳥沢鉄橋がかけられた、桂川を渡ります。
自然いっぱいの場所を走ってきましたが、段々と住宅街が広がる中を通るようになります。
高尾駅に到着しました。
もう首都圏の私鉄、京王がやってくる駅まで到達しています。
ようやく211系からはお別れ、一気に東京らしい車両に乗ることとなります。
つり革やシート、液晶ディスプレイなど、これまでとは全く違うデザイン、機能が備わっている列車です。
八王子駅で下車します。
さて、ここからは横浜に向かって乗り換え。
黄緑色の横浜線に乗車します。
車両にはその路線名まで付されていました。
流石は横浜へ向かうこの路線、ロングシートには立ち客も出て、お客さんの数は中央本線とは比べられません。
東海道新幹線との乗換駅、新横浜駅まで到達しました。
東神奈川駅からは京浜東北線へ。そして横浜駅に到着です。
長い静岡県を大回りしてここまで来るのは長い道のり。しかし東海道でとは違った車両を乗り継いでこられたのは良かったです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。