2023年10月1日から12月31日に茨城デスティネーションキャンペーンが開催されることを記念し、茨城・福島各地域のテーマカラー5色を車体に施した車両を運行すると発表されました。
かつてフレッシュひたちとして走っていたE653系電車のカラーリングが、常磐線特急E657系電車で再現されます。
5種類のカラーリング
5つの色とそれぞれのテーマ図案は、以下の通り。
緑 霞ケ浦と帆曳船
紅 梅と好文亭
黄 ひたち海浜公園と水仙
青 塩屋崎海岸と灯台
橙 袋田の滝と紅葉
ちなみに元々の車体色とモチーフは、それぞれ以下の通りでした。
グリーンレイク(緑の湖)…霞ケ浦 帆曳船
スカーレットブロッサム(緋色の花・紅梅)…偕楽園 好文亭
イエロージョンキル(黄水仙)…ひたち海浜公園 水仙
ブルーオーシャン(青い大洋)…塩屋崎灯台 太平洋
オレンジパーシモン(橙色の柿)…袋田の滝 紅葉
運行期間
2022年12月下旬~2026年春の常磐線特急品川〜仙台の一部定期列車で運用。緑塗装から運行を始め、茨城DC期間を目途に全5編成が走ります。
E657系が選ばれたのは?
(Chabata k - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1010565による)
東日本大震災前、2012年春にいわき〜仙台の特急が運行開始し、E653系が運用に就く予定でした。福島第一原発事故を越えて、2020年春に特急ひたち仙台行きとして運行開始しましたが、特急ひたち仙台行きの運用にも就くことから、それがE657系で再現される形です。
(TRR2000 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=80572755による)
現在でもE653系は走っており、国鉄カラーリバイバルの編成もあります。当然再現性で言ったら、E653系への塗装が良かったでしょう。
しかし、今回は茨城DCのプロモーションの一環のため、より広告効果のある定期列車のE657系が選ばれたと考えられます。
フレッシュひたちとは
(This photo was taken with Canon EOS 450D - ja:File:JR EAST E653 red.JPG, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=16874948による)
1997年10月1日、E653系によって運行開始。それまで485系によって運行されていた特急ひたちをE653系で置き換えます。
上野〜水戸ノンストップと異なり、停車型のひたち号に対してフレッシュひたちと名付けられました。2015年春に上野東京ライン開業、特急ときわに改名されて列車名が廃止されました。
E653 系リバイバルカラー車両撮影会
・開催日時
2022 年 12 月 24 日(土)
・場所
勝田車両センター
・価格
12,000 円(税込)/1名
JRE MALL水戸支社販売ページから、12月2日14:00〜購入可。
第 1 部 10:30~11:30【受付時間 10:20】https://www.jreastmall.com/shop/g/gS184-052/
第 2 部 13:30~14:30【受付時間 13:20】https://www.jreastmall.com/shop/g/gS184-053/
第 3 部 15:00~16:00【受付時間 14:50】https://www.jreastmall.com/shop/g/gS184-0
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