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【あの豪華座席が自由席に!】「みずほ」車両の臨時ひかり676号が乗り得すぎた[2401広島ひかり(2)]
博多駅を発着する、16両編成の東海道山陽新幹線と、8両編成の山陽九州新幹線。 東海道山陽新幹線のぞみ・ひかり号では16両編成が使用されており、それぞれ1〜3号車、1〜5号車が自由席です。自由席と指定席 ...
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岡山と並んで中国・四国の中枢を担う、広島県の広島駅に来ています。
これから向かうのは西日本で一番の大ターミナル、JR大阪駅です。
広島から大阪といったら、山陽新幹線が便利。
のぞみ号はもちろん、ひかり・こだま号でも6,900円で乗れる旅行商品「バリ得こだま・ひかり」が人気です。
一方で1日2往復、JR西日本グループの高速昼行バスも運行されています。
所要時間は5時間20分で、料金は5,390円。3列シートで非常に快適な座席、オススメな広島から大阪で高速バスのご紹介です。
高速バスは路面電車などが発車するのと反対側、南口からの発車です。
4番のりばに今回乗車します、中国JRバスが停車中。JRグループにおける国鉄時代からのシンボルである、ツバメが描かれています。
改札階より接続するペデストリアンデッキから、階段を降りてバスのりばへ。
事前のインターネット購入で割引きがあり、5,390円にて乗車。日曜日ですが、結構安くなっていました。
QRコードを運転士さんに提示しまして、車内へ足を踏み入れます。
3列シートで、少し互い違いになった座席配列。プライベート感を演出してくれる形です。
前から2列目の座席をチョイスしまして、かなりゆったりしています。
リクライニングとレッグレストをフルで倒すと、ご覧の通り。
夜行バスにも対応しているはずなので、かなり深く倒れます。
フットレストが用意されているので、足元も広々。
リクライニングをフルで倒すと、ほぼ天井を向いているような、寛ぎ空間を手に入れられます。
夜行バスのようにカーテンも閉められて、プライベート感も作り出せました。
肘掛け部分にはコンセントが設置されており、長時間乗車でも安心です。
10:35 広島駅新幹線口 発
この時点でお客さんは3人ほど、ガラガラの状態で広島駅を出発します。
在来線ホームを越えまして、新駅舎建設中の広島駅を横目に。
県庁前にあります、広島バスセンターも経由します。
ここからも広島駅と同じくらい、数人お客さんが乗って来られました。
10:50の発車時刻までしばらく停車、出発するところで原爆ドームも見られます。
バスセンター近くで中国地方を代表する大きいライブ会場で知られる、広島グリーンアリーナ横を走ります。
街路樹の木漏れにはなりますが、広島城の天守閣の真横を通っていきました。
原爆投下で崩壊しましたが、1958年に再建された木造天守。名古屋城、岡山城と並ぶ3大平城で、鯉城とも言われます。
アストラムラインの新白島駅は、地上と地下が一体化しており、丸い天窓が設けられたトンネルみたいなデザイン。
JR山陽本線にも新駅が設けられて、乗り換えができるようになりました。
三角州の上に広島市街を作り出す、太田川を渡ります。
中央にアストラムラインの高架が伸びる、国道54号を北上中。
このバスはアストラムラインの途中駅、中筋駅に隣接する大和興産中筋バスターミナルに立ち寄ります。
広島駅やバスターミナルまで出てこなくても、広島市北部やアストラムライン沿線の方々も便利に利用可能です。
ここからはお1人乗ってこられました。
中筋駅を出るとアストラムラインは東へ分岐。
その直後、広島ICから中国自動車道に入ります
ここで東西の分岐点となっており、山陰・九州方面か岡山方面かで分かれています。また、都市部から離れていることで知られる広島空港も、ここから高速道路に入るのが一般的です。
国内6都市にある都市高速、広島市にも5路線存在しています。
東広島市に入りまして、西条ICで一度高速を降ります。
広島のテクノポリスに指定され、ベッドタウンや衛生都市に加えて高度産業の集積地としても栄えました。
また、西条酒と安芸津の酒と2つの歴史的な酒どころがある、日本有数の日本酒の産地です。
広島空港は東広島市内にあって、西条駅から広島空港リムジンバスが出ています。
再び西条ICより、山陽自動車道に入ります。
11:46、小谷SAで1時間ほどの休憩です。
流石にバスの休憩時間では厳しいですが、アンデルセンというレストランのほか、フードコートも充実。
スターバックスコーヒーもある、かなり大きめのサービスエリアでした。
河内ICを降りると広島空港へアクセスできます。
広島駅からリムジンバスで50分以上かかり、日本有数の不便な空港と言われる理由です。
三原市に入っておりまして、沼田川を越える橋梁でJR山陽本線を跨ぎます。
尾道ICからは四国は松山へ渡る、しまなみ海道へアクセスできることが示されていました。
広島から松山のアクセスには、しまなみ海道を走る高速バスと、福山から山陽新幹線への乗り継ぎが便利です。
尾道JCTからは尾道松江線が分岐。広島・愛媛両県の東部で、中国山地を貫きます。
福山西ICを過ぎ、右手には広島県第二の都市、福山市の市街地が見渡せます。
こちら渡っているのは、JR福塩線と並走する高屋川と芦田川。多島海の瀬戸内海へ注がれます。
広島県から岡山県に入りました。
桃の看板の先には、笠岡市の看板も立てられています。
13:11、吉備SAで休憩です。
桃太郎伝説の起源とも言われる、吉備津神社が近くにあります。
ここでは岡山名物、炙りままかりの押し寿司を購入。
「ままかり」はニシン目のサッパという魚で、あまりの美味しさに「まま(ご飯)」が足りなくなって、隣の家から借りてまで食べたことが語源です。
酢漬になって、魚のサッパリした味わいも引き立てます。
13:25に吉備SAを出まして、吉井川を渡りました。
遂に近畿地方へ入り、兵庫県へ。
こちらは赤穂市で、新快速も走る関西アーバンネットワークの端まで来ています。
赤穂市と相生市の境にある、山陽自動車道の尼子山トンネル。今走っているのと反対の下り線で火災が発生し、3ヶ月ほど通行止めになっていました。
車両火災にも対応すべく、トンネル内に消火設備を増備したとのことです。
赤穂ICから播磨JCTが通行止めでしたが、12月15日に解除されています。
山陽姫路東ICからは播但自動車道が分岐。
姫路駅からJR播但線が分岐するのと同様に、和田山JCTへ至ります。
加古川を越えた先では、東播磨南北道路が建設中です。
14:51、淡河PAで最後の休憩となります。
ここはすでに兵庫県神戸市、完全なる阪神の都市圏に入りました。
その一角には鉄道ファンとして、見覚えのあるお店が…
まねきダイニングといえば、姫路の駅そば。
中華そばを使った人気のそばを、このパーキングエリアでもいただけちゃいます!
10分ほどの休憩を終えまして、15:01に出発です。
山陽自動車道と新名神高速道路の境界であり、中国自動車道とも交差する神戸JCT。
大阪府吹田市から山口県下関市まで、中国山地の中を掻き分けるようにして走ります。
中国自動車道に入りまして、大阪空港と関西空港の飛行機マークが見えてきました。
兵庫県から大阪府に入り、大阪空港のマークがついている中国池田ICで降ります。
絡み合う高架橋を縫うようにして、蛍池JCTから阪神高速11号池田線に入ります。
しばらくすると右手には、大阪空港が現れました。
ANAをはじめとした大きな機体がたくさん並んでいます。
大阪空港料金所を抜けまして、この都市高速に従って大阪の中心部へ。
東海道本線の線路と一緒に淀川を渡り、梅田のビル群の中へ。
これは比喩ではなく、これから物理的にビルの中を走ります。
阪神高速はTKPゲートタワービルの中へ突入。
このビルの5〜7階部分を高速道路が貫通しているという、世界的にも珍しい建造物です。
ここには元々、製薪産業やLPガス事業を営む会社の社屋がありました。
老朽化で新築しようとしたところ、高速道路建設の都市計画で、建築許可は降りず。一方でLPガス充填所のため移転も困難で、阪神高速側と交渉した結果、ビルの中を高速道路を通すことになったのです。
通り抜ける時の感覚は、バスターミナルなどに入っているのと同じ感じ。
それでも通り抜ける前後には細いビルが集まっていて、非常に迫力があります。
梅田スカイビルが見えてきまして、バスは大阪駅前の梅田出口で降ります。
そして大阪駅の西側高架下、バスターミナルに到着しました。
15:55 大阪駅JR高速バスターミナル 着
広島駅から5時間20分、大阪駅に到着です。
とにかく快適な座席で疲れ知らず、多くの方がフルリクライニングでおやすみになっていました。
5000円台でかなり安く、急いでいない時なら非常に便利です。
1日2往復と本数は少なめですが、ぜひ一度利用してみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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