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【JR七尾線復旧】七尾行きサンダーバード17号復活!能登半島地震から運行再開した特急に乗車[2401北陸新幹線(8)]

2024年1月22日

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2024年1月1日に発生した、令和6年能登半島地震。

能登半島を走るJR七尾線も被災し、一時は全線が運休となっていました。

 

復旧作業を進めてくださいまして、2024年1月22日に七尾まで運行再開しました。

 

これに伴い七尾線を走る一部の特急列車も、金沢〜七尾で運転再開。特急能登かがり火1,8号のほか、金沢駅で折り返していた特急サンダーバード17,20号が、七尾駅まで運行再開します。

 

通常は和倉温泉行きの特急サンダーバード17号。七尾行きとして運行される特急サンダーバードの様子をお届けします。



まずやってきたのは、始発駅である大阪駅。

液晶モニターでは、七尾〜和倉温泉は運休と示していました。

また、金沢駅〜七尾駅では運転時刻も変更されるよう。これもご紹介したいところではありますが、甚大な被災地域ではなくとも訪問するのは気が引けるため、今回乗車するのは敦賀駅までに留めることとします。

 

大阪駅改札周辺のフルカラーLED発車標には、「七尾」行きの文字が表示されていました。

 

さらに液晶ディスプレイでは、羽咋駅までの途中停車駅が流れます。



特急サンダーバード号が発車する、11番線ホームへ。

ホーム上の3色LED発車標でも、「七尾」の行先に対応していました。

 

乗車口頭上の案内でも、完全に七尾。発車標だけでなくここまで対応しているとは驚きです。

 

2024年春の北陸新幹線敦賀延伸で、特急サンダーバード号は全て敦賀止まりになります。

それだけでなく自由席も廃止されるので、ここにある表示は全て消えゆくものです。

 

こちらの発車標でも、羽咋までの途中停車駅が表示されました。

さらに自動放送でも「七尾行き」と当然のように流れるのが衝撃。自動放送による途中停車駅の案内は、金沢駅までです。

 

大阪駅の高級感あるホームから能登半島まで、20日ぶりに一本で結ばれました。



ホーム上には報道陣の方もいらしゃいます。

10:32ごろ、列車到着の放送が流れてきました。

ここでもしっかり、七尾行きとの自動放送です。

 

細長く鋭い目つきをしました、9両編成の683系が入線します。

 

列車の行先表示器を見てみますと、こちらもしっかり「七尾」の表示が出ています。

2024年春から1往復、金沢〜七尾の特急能登かがり火2,9号が走るので、特急車両の行先で七尾の表示は、今後毎日見られることになります。

 

七尾駅まで行くのは、9両編成のうち前寄り6両のみ。後寄り3両は金沢駅で連結が外されます。

 

そのため後寄り3両の行先表示器は、誤乗防止のため「金沢」になっていた記憶があるのですが、現時点では「七尾」のままでした。

 

七尾線は9両編成に対応していないはずなので、9号車指定席と「七尾」を一緒に見ることはありません。

 

行先表示の切り替えをしていたのか、一瞬だけ和倉温泉の表示が出てきました。

 

1号車はグリーン車となっており、大阪から能登半島までグリーン席で行くこともできます。



そろそろ発車時刻なので車内へ。

車内表示器では「1〜6号車は七尾行き、7〜9号車は金沢行き」との案内が出ていました。

この案内まで「七尾行き」を出せるとは、かなり驚きです。

 

9:42、大阪駅を出発しました。

この時点では簡単な放送に留まっているのは、いつもの通り。

 

新大阪駅に到着しまして、ホーム上で七尾行きの案内がされているのを聞くことができました。

 

新大阪駅を発車して『北陸ロマン』の車内チャイムが流れることもなく、車掌さんによる肉声放送での案内がなされます。

 

複々線区間では新快速線を走り、緩行線の列車を追い抜いていきました。

 

京都府に入りまして、向日町の車両基地横を通過します。



まもなく京都駅に到着する時も、車内チャイムは流れず肉声放送でした。

0番線ホームに到着、こちらの発車標も七尾行きに対応しています。

 

列車の行先表示器が切れてしまっていますが、京都駅から七尾行き特急が出る証です。

 

次に0番線へ来る列車は、紀伊半島の新宮駅始発の特急くろしお12号京都行き。

JR西日本が有する特急ネットワークが、0番線の発車標に集結します。

 

京都駅発車後も車内チャイムは流れず、車掌さんによる肉声放送。

ここで今日から七尾線の七尾駅まで運行が再開したこと、和倉温泉駅までの復旧は2月中旬ごろという案内がされました。

 

山科駅を通過する時に特急サンダーバード号とすれ違い、東海道本線から湖西線へ入ります。

 

最高速度130km/h近くで、踏切の無い高架線を飛ばして行きました。

 

右手には琵琶湖が広がっており、滋賀県のシンボルを堪能できる区間です。

 

近江塩津駅を通過しまして、米原から金沢へ至る北陸本線に入りました。

圏外になるトンネルを抜け、滋賀県から福井県へ。

 

北陸新幹線敦賀延伸後、北陸本線の敦賀〜金沢は第三セクター鉄道のハピラインふくいとIRいしかわ鉄道へ移管されます。

そのため北陸本線は米原〜敦賀と短く、北陸本線の駅で北陸にあるのはわずか2駅だけになります。

 

まもなく敦賀駅に到着する時、初めて『北陸ロマン』の車内チャイムが流れました。

それでも自動放送ではなく、車掌さんによる肉声放送です。

 

北陸新幹線の立派な駅舎を横目に、敦賀駅で下車しました。



敦賀駅で気になっていたのが、液晶ディスプレイの発車標がどのような表示か。

下車してすぐ見に行ったのですが、特急サンダーバード17号七尾行きは出ていませんでした。

先日設置されたばかりなので七尾に対応していないのか、発車直前のため表示が消えていたのか、どちらかちょっと分からない状況です。

 

敦賀駅ホーム上の発車標は、「七尾」行きに対応済み。

一方でどういう訳か、列車の行先表示器が消えて黒くなっていました。

 

七尾駅へ向けて、定刻通りの発車。

大阪駅では後寄り3両も「七尾」行き表示でしたが、「金沢」行き表示に改められています。

 

震度7の地震から1ヶ月経たないうちに、七尾駅まで復旧を果たしたJR七尾線。

これほど早い復旧をして下さり感謝するばかりで、和倉温泉駅までも2月中旬に復旧するとは、ありがたい限りです。

 

和倉温泉行きの特急サンダーバード17号は以前ご紹介しましたが、金沢駅でお客さんがかなり入れ替わっていた印象です。

北陸新幹線開業後はこの長いサンダーバードも廃止されますから、その時の状況にはよりますが、ぜひ乗ってみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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