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【臨時新幹線も】札幌→東京乗り継ぎ時刻表 復活したはやて546号

2024年1月2日に発生した、羽田空港航空機事故。

滑走路が一部使えなくなり、Uターンラッシュのピークを迎える中、飛行機の欠航が相次ぎました。

 

これに伴い、東海道新幹線や東北・北海道新幹線、JR北海道など鉄道各社では、臨時列車を設定しています。

 

今回ご紹介するのは、札幌駅から東京駅まで特急と新幹線の乗継ルートです。



こちらは札幌駅から東京駅まで、特急北斗と東北・北海道新幹線の定期列車の乗継時刻表です。

・札幌(6:00発)ー南千歳(6:28発)ー新函館北斗(9:17着)

⇒新函館北斗(9:35発)ー仙台(12:29着)ー東京(14:04着)

・札幌(6:52発)ー南千歳(7:23発)ー新函館北斗(10:23着)

⇒新函館北斗(10:53発)ー仙台(13:29着)ー東京(15:04着)

・札幌(8:43発)ー南千歳(9:16発)ー新函館北斗(12:19着)

⇒新函館北斗(12:48発)ー仙台(15:30着)ー東京(17:04着)

・札幌(9:38発)ー南千歳(10:12発)ー新函館北斗(13:19着)

⇒新函館北斗(13:39発)ー仙台(16:29着)ー東京(18:04着)

・札幌(10:57発)ー南千歳(11:27発)ー新函館北斗(14:26着)

⇒新函館北斗(14:48発)ー仙台(17:29着)ー東京(19:04着)

・札幌(12:09発)ー南千歳(12:41発)ー新函館北斗(15:52着)

⇒新函館北斗(16:20発)ー仙台(18:55着)ー東京(20:32着)

・札幌(13:27発)ー南千歳(14:00発)ー新函館北斗(16:58着)

⇒新函館北斗(17:26発)ー仙台(19:29着)ー東京(21:04着)

・札幌(14:38発)ー南千歳(15:12発)ー新函館北斗(18:11着)

⇒新函館北斗(18:40発)ー仙台(21:30着)ー東京(23:04着)

・札幌(15:30発)ー南千歳(16:04発)ー新函館北斗(19:06着)

⇒新函館北斗(19:41発)ー仙台(23:01着)

これに加えて、札幌〜新函館北斗・函館では臨時特急、新函館北斗〜東京では臨時新幹線が運行されています。【2024年1月5日 15時10分現在】

※1/3,4運行

・札幌(15:04発)ー南千歳(15:36発)ー新函館北斗(18:45着)

⇒はやて546新函館北斗(19:04発)ー仙台(21:42着)ー東京(23:36着)

※1/5運行

・札幌(14:02発)ー南千歳(14:35発)ー新函館北斗(17:44着)

⇒はやて544新函館北斗(18:14発)ー仙台ー東京(22:40着)

※1/5〜8運行

はやて544新函館北斗(18:14発)ー仙台ー東京(22:40着)

札幌〜東京を特急・新幹線を両方指定席で乗り継いだ場合、乗車券14,850円、特急券13,310円、計28,160円です。



ここからは1月3日に設定されました、臨時新幹線はやて546号のご紹介です。

札幌・南千歳駅〜新函館北斗・函館駅では、ラベンダー編成、はまなす編成と呼ばれる特急車両で、臨時特急を運行。

 

新函館北斗駅でこの臨時特急から、はやて546号に接続していました。

 

今回は北海道からのお客さんが比較的少なくなると考えられる、仙台駅から乗車した様子のご紹介です。

東京〜新青森・新函館北斗で普段運行されているのが、全車指定席のはやぶさ号です。一方で今回設定されたのは、1〜8号車の普通車全車自由席のはやて号。

 

かつて東北新幹線の最速達列車には、「はやて」号の種別が与えられていました。しかし、新青森駅発着の320km/h運転できるE5系新幹線に、「はやぶさ」号の種別が与えられることに。

これによって「はやぶさ」は最高速度300km/h以上で運行する列車の種別となりました。「はやて」の定期列車は盛岡・新青森〜新函館北斗だけで走っています。それより南で見られるのは非常に稀で、臨時列車含めても2019年以来です。

 

はやて546号は急遽設定された臨時列車ということもあり、普通車全車自由席での運行。利用者側としても急な飛び乗りが可能で、柔軟性が問われる状況では最適と思われます。

 

ホームへ上がってきまして、13番線には新函館北斗から東京へ定期列車の最終便。はやぶさ48号が停車中です。

札幌駅14:38発の特急北斗号から接続し、東京駅には23:04の到着になります。

 

その後に臨時列車が設定されたことで、札幌からの最終列車が延長された形に。札幌駅15:04発の臨時特急から接続して、東京駅は23:36に着けることとなります。

発車標や自動放送でも、はやて546号として通常と変わりなく案内が行われていました。

 

お隣からはやぶさ48号が遅れつつ発車すると同時に、はやて546号が入線です。

新函館北斗駅から来ている訳ですが、かなり空いている状態でした。

 

各扉上の乗車口案内でも、この通りの表示です。

9号車のグリーン車、10号車のグランクラスについては、車内で車掌さんから購入することになります。

 

次の停車駅は大宮駅。仙台から大宮まで停まらない、はやぶさ号と同様の停車駅です。



21:43 仙台駅 発

普段は仙台駅で見られなくなった、はやて号が出発です。ホームでは写真を撮られている方も多い印象。

 

8号車に入りますと、A席〜E席どこでも選べるほどの空席です。

それでも札幌のお土産を持った方もおられ、しっかり役割を果たしているようでした。

 

遅れていたこともあってか、東北新幹線の最高速度320km/h近くの速度が出ています。

300km/hで運行する場合ははやぶさ号になるはずですが、はやて号でもしっかりスピードを出してくれていました。

 

JR東日本の列車案内でも、自由席8両で各駅の到着時刻が表示されています。

現時点では2,3分ほどの遅れ、また大宮駅では定刻で4分、遅れ後で5分の停車時間が設けられていました。

 

山形新幹線の分岐駅、福島駅を通過するときには200km/hを下回るように。

 

さらに、郡山駅の手前では100km/hを切るほどです。

 

郡山駅のホームが無い通過線で、遂には停止してしまいました。

この理由は、つばさ96号とつばさ160号が先行しており、前が詰まっているため。大宮までの間にも停車駅があるので、どうしても頭打ちになってしまいます。

 

郡山駅の発車標には、やまびこ74号が表示されています。

途中駅からもこの時間、まだ東京への最終新幹線が残っている状態です。

 

再び速度を上げまして、280km/hあたりでの走行。



宇都宮駅手前で減速し、通過線にて停車しました。

つばさ96号は通過したものの、その後のつばさ160号がさっきまで停車していたので、ここで距離を取らなければなりません。

この列車は急遽設定された臨時列車、元々組まれたダイヤが優先なので、その合間を縫う形になるのです。

 

宇都宮〜大宮の最高速度は275km/hに落ちます。

 

先行列車発車を待つため手前で一度停車しましたが、大宮駅ホームへ入線。

お隣の北陸新幹線とやや並走しつつの到着です。



仙台駅から3度停止しましたが、次の停車駅となる大宮駅に到着。

こちらでも「はやて546号」の表示を通常通り出してくださっていました。

 

そもそもお客さんが少ないのもありますが、降りられたのは数人です。

 

ちょうど上越新幹線とき350号がお隣に入線しているのを見つつ、引き続き東北新幹線を南下します。

 

大宮〜上野の最高速度は130km/h、ギリギリのスピードで走っていました。

 

上野駅がある地下へ潜る手前で、再びの停車。最終的にこの列車は4回、駅以外の線路上で停止したことになります。

 

これだけ止まっていましたが、上野駅の到着は定刻通りでした。

そんなにお客さんは降りられていない様子です。

 

まもなく東京駅に到着、深夜ということもあり乗換案内が無いタイプでした。

この時山手線では切りつけ事件が起きており、この日も首都圏の通勤路線は混乱していたようです。



23:36 東京駅 着

やはり東京駅まで利用される方が多く、キャリーバッグを引いたお客さんも見かけ、Uターンラッシュの片鱗が至る所にあります。

当日設定が発表されたこともあり、周知を及ばせるのが難しかったようですが、飛行機に代わって最繁忙期の需要を汲む新幹線網の素晴らしさを感じさせられました。突然の業務に関わった方には、心から感謝したいです。

 

先述の通り、今後も札幌〜函館の臨時特急、東北・北海道新幹線の臨時はやて号が設定されるとのこと。

特に本州から北海道を移動される方は、JR北海道・JR東日本の公式サイトで正確な情報をご確認の上、利用を検討してみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

【撮影協力:かんの さん】

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