東海道山陽新幹線において、線路や架線の状態を点検する、ドクターイエロー。
なかなかお目にかかれないことから、見ると幸せになるとして人気の新幹線です。
2025年1月にはJR東海の、2027年以降にはJR西日本のドクターイエローも引退が発表されています。
偶然出くわした時に幸せになる体験も、残り短い期間です。
これを機に、子会社のジェイアール東海バスで、ドクターイエローと同じ配色のバスが走り始めました。
幸せの「黄色いバス」と名付けられた高速バス。実際に乗りに行ってみます。
やって来たのは、大阪駅のJRバスのりば。
黄色いバスは様々な区間で運用に就いています。
今回は大阪から静岡を結ぶ、京阪神昼特急静岡2号。
3番のりばに停車中の、こちらのバスです。
運行期間は、2024年10月13日~2025年3月31日。
運行スケジュールはこちらの公式HPで確認できます。
見た目としては通常の車体と変わらず、色が黄色になっているだけ。
700系新幹線を下にして作られた、ドクターイエローとまさに同じ状況です。
車両は三菱ふそう「エアロエース」。1階建ての一般的な高速バス車両です。
国鉄時代からシンボルとされたツバメマークに、ハイウェイバスの文字が書いてあります。
JR東海バスのキャラクターでしょうか、乗り出している様子が描かれていました。
車内に関しては、4列ワイドシート。通常と特に変わりありません。
17:00 大阪駅JR高速バスターミナル 発
うめきたホームから地上へ登ってきた、特急はるか。
その手前で、阪神高速福島料金所へ。
光を集めて眩しいほど輝く夕日、それを映す淀川を渡ります。
休憩場所が多く設定されており、京都駅に停まる前にも一箇所。桂川PAで休憩があります。
座席についても少々ご紹介。
背面テーブルは、新幹線の半分くらいのサイズ。
足元にはフットレストが備わっており、ある程度は足を伸ばすことができます。
コンセントはありませんが、USBによる充電ポートが設置されていました。
車両最後部には、お手洗いが備えられています。
休憩も割と多くありますが、それなりに安心です。
17:44、最初の休憩場所である桂川PAに到着。
こちらで15分ほどの休憩となります。フードコートや売店も備わっている様子。
もう暗くなってしまいましたが、黄色がかなり目立っています。
ちょうどお隣に白いバスがいたのですが、比べてみると一目瞭然です。
正面の行先表示部分では、発車時刻も表示してくれていました。
青色や紺色とのコントラストも、はっきりと際立っています。
一度高速を降りまして、京都駅へ来ました。
駅前ではニデック京都タワーがライトアップされており、相当見上げるほどです。
京都駅の発車時刻は18:20。
大阪よりも京都の方が、乗ってこられるお客さんが多かったです。
京都市内で渋滞していたため、20分ほど遅れての運行中。
19:53、鈴鹿SAで15分ほど休憩です。
駐車場内もかなり埋まっている様子で、バスはトラックの真後ろに停まっていました。
四日市JCTを通過しまして、名古屋市内へ。
東名高速道路の岡崎ICから豊川ICにかけて、通行止めとの案内がされました。
そのため、豊田東JCTから三ヶ日JCTまで新東名高速を経由することになります。
新東名高速を経由したため、通常より少々時間がかかったみたい。40分遅れて運行中です。
22:06、浜名湖SAで10分ほど休憩となります。
21:45 東名浜松北 着(43分遅れ)
今回は浜松市街の北部、途中のバス停で下車しました。
中々使う機会の無い、高速道路上にあるバス停。
大体の方は駅前やバスターミナルから高速バスに乗りますが、途中にもこういったバス停が設けられています。
重い扉を引いて外に出ると、住宅街が広がっていました。
階段が高速道路に向かって伸びるだけで、夜に来ると非常に不気味です。
東名浜松北のバス停からは、歩いて10分くらいのところに自動車学校前駅があります。
遠州鉄道1本で、新浜松駅まで行くことが可能です。
親会社のJR東海に関連して、子会社のJR東海バスで走る黄色いバス。ドクターイエローとセットで、出会えたら幸せになるバスが登場しました。
こちらは公式で運行情報が出ているので、ぜひ狙って乗って見てください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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