2024年春に運行を開始する、山形新幹線E8系新幹線。
2023年2月27日より試運転を開始しまして、初日の様子を仙台駅からお届けしました。
そして本日5月22日、E5系新幹線と連結しての試運転が始まりました。
つばさ号は東京駅から福島駅まで東北新幹線やまびこ号と連結。途中福島駅で解結して山形新幹線に入ります。
現在E3系つばさ号はE2系と連結していますが、E8系がタッグを組む相手はE5系新幹線です。将来的に日常的となる連結しての走行、試運転の様子をお届けします。
やってきたのは14時頃の仙台駅。
試運転の表示を出したE5系新幹線、その先に注目してみると…
いました、将来山形新幹線つばさ号で活躍するE8系新幹線です!
もちろんこちらでも「試運転」の表示、営業運転開始前の特別感があります。
山形へ行くE3系新幹線のお相手は、現在E2系新幹線です。
それを置き換えるためE5系新幹線の数が増やされており、今回一緒に試運転されているE5系新幹線U46編成は一番新しいとのことです。
山形新幹線は在来線の線路上を走るミニ新幹線。そのため車体が小さめに作られており、連結面で比較するとE5系の方が大きく横へ張り出しているのがよく分かります。
E8系新幹線側から見てみても、E5系新幹線の連結武に吸い込まれていってるようです。
鼻の長さに注目してみると、E5系新幹線が15mなのに対し、E8系新幹線は9mで短め。
現在E5系新幹線と連結しているE6系こまち号の13mより短いですが、最高時速300km/hしか出さないため、その分定員を25人増やしました。
今回注目すべき、連結部分に焦点を当てましょう。
普段は連結器カバーで閉ざされているのですが、連結時には両側を開きます。
E8系新幹線の連結器はピカピカ、その白さが際立っていました。
一方でE5系新幹線の方は少し黒くなっており、色の違いが明らかです。
これから運行開始すれば、だんだん馴染んでくるのでしょう。
連結して初めての試運転のため、運転台では作業される方がたくさんいらっしゃいます。
運転台では連結器部分に向けてライトが照らされており、状態を確認しているようでした。当然運行中も張りついているのでしょう。
またモニターが表示されているのも確認でき、10+7の17両編成と出ているはずです。
普通車は照らされる紅花色を配色しているのですが、運転席もこれと同様の赤色でした。
以前初回の試運転を見学した時は停車時間が短かったので、今回はその時触れられなかった部分もご紹介します。
E3系新幹線とは異なり、乗務員扉の後ろにも乗降扉が付けられました。
窓がない部分にはロゴマークがつけられるのですが、まだ発表されておらずまっさらな状態です。これは結構違和感が感じられますね。
ミニ新幹線は在来線を走るので車体が小さく、乗降口に隙間が生まれるためステップが開かれます。
すでに東北新幹線内で何度か試運転を行っているため、収納部分はちょっと黒くなっていました。
パンタグラフは真っ赤に塗装されており、かなり目立ちます。
ここがカラフルになるイメージは無かったので、結構驚き。
7両編成のE8系新幹線、11〜14号車は川崎重工、15〜17号車は日立製作所と製造された場所が異なります。
特に違いは分からないのですが、営業運転を開始したら車内の名板などで確認できるでしょうか。
窓には何やらコードのようなものが貼り付けられており、試運転ならでは。
下部分もテープで固定されている様子です。
車両端っこまでやってきました。こちらに東北新幹線を連結することはありませんが、ちゃんと連結器は備えられています。
それではE8系新幹線をお見送りです。
そんなに気にしていませんでしたが、仙台駅にE8系新幹線がいること自体も営業運転を開始したら珍しい光景になるんですね。
山形新幹線の新たなお相手となるE5系新幹線。
この連結は配色的にも違和感を感じず、すぐに馴染んでいきそうです。
2024年からの営業運転がより楽しみになりました。次なる山形新幹線つばさ号を心待ちにしたいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
【素材提供:かんの さん】
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