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【11年ぶりの雪景色】1日3往復の豪雪地帯を行く只見線乗車記[超快速(3)]
おはようございます。こちらは朝の只見駅です。 2022年10月に全線運行再開を果たしたJR只見線。今朝は最後の復旧区間、そして風光明媚な冬の車窓を会津若松までお届けします。 前回ご紹介し ...
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福島県会津地方の中心駅、ここは会津若松駅です。
東西南北4方向に鉄道が分岐しており、古くからターミナル駅として機能しました。
特に上越線が開通していない時代、磐越西線は東京から新潟を結ぶルートの一つとして活躍。特に橋脚を代表とする鉄道構造物の歴史的価値が非常に高いです。
そんな磐越西線ですが、2022年夏の豪雨で被災して濁川橋梁が倒壊。喜多方〜山都で代行バスを運行しています。
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【崩落した濁川鉄橋】大きな線路被害を受けた磐越西線 喜多方〜山都の現場を見に行く
2022年9月29日、JR東日本は2023年春頃の復旧を発表しました。 磐越西線 復旧の見通しについて[PDF/1136KB] 2022年8月3日から4日にかけ、福島県・山形県・新潟県を中心に大雨を降 ...
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JR東日本は磐越西線について、2023年4月1日より運行を再開すると発表。今日は現在進められている復旧工事の様子を見てみます。(訪問日:2023年2月24日)
会津若松駅から喜多方行きの普通列車に乗車。
2022年春のダイヤ改正で、会津若松〜喜多方の定期列車はすべてディーゼル車になりました。
郡山〜会津若松〜新津を結ぶ磐越西線ですが、会津若松駅で進行方向を変えているため系統が分離されます。
喜多方まで走る電車は観光列車フルーティアふくしまだけで、これも引退が発表済み。今後は経費削減のため、電化設備の撤去に取り掛かることがほぼ確実と言えます。
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【引退】高級カフェ列車 フルーティアふくしま(磐越西線)乗車記・時刻表・予約方法[只見Shu*Kura(3)]
フルーティアふくしまは2023年12月をもっての引退が発表されました。 今回ご紹介するのは、福島を走る観光列車フルーティアふくしまです。 719系電車を改造し、福島デスティネーションキャンペーンに合わ ...
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終点の喜多方駅に到着しました。
ここから先へ進む場合は代行バスに乗車。山都駅から普通列車に乗り換える必要があります。
喜多方駅から濁川橋梁までは、歩いて15分ほどです。
線路に沿って西へ向かうと、大きなクレーンが見えてきました。
こちらが、現在復旧工事の進む濁川橋梁です。
豪雨災害直後に訪れたときの様子と比較してみます。
橋脚が大きく傾き、手前の橋台もそれに連なっています。奥の橋台は完全に落ちている状況です。
現在は橋台を新しく建設しているところ。その横には橋脚が用意されていて、クレーンで釣り上げて元の場所に戻すのでしょう。
今度は少し遠くから。橋脚が完全に落ちて、線路が垂れているのが分かります。
橋台については落ちてしまったものを再利用するみたいです。
反対側に回り込んでみると、橋台の工事が目立っています。
これは新しいものを作っているのか、前あったのを修復しつつ再利用しているのか、まだ分からないところです。橋台よりも耐久性的に再利用しづらそうですが…。
磐越西線はJR東日本が見直し対象としている赤字線区に含まれており、2021年度の喜多方~野沢データは赤字額7億8600万円、輸送密度402(人/日)です。
かなり厳しい数値の中ですが、今回復旧が行われたのは喜ぶべきこと。人気の観光列車SLばんえつ物語号の復活も期待したいです。
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【豪華すぎグリーン展望室!】SLばんえつ物語号グリーン車乗車記[新潟観光列車(4)]
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今回もご覧いただき、ありがとうございました。