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今日は大阪城の近く、森ノ宮駅に来ています。
Osaka Metroになってからイメージが一新、この出入口も大阪城の石垣をイメージしているようなデザインになっていました。
これから乗車するのは地下鉄中央線です。
この路線は終点の長田駅から先、近鉄けいはんな線へと直通します。
発車標には生駒や学研奈良登美ヶ丘という、Osaka Metroには似つかわしくない駅名が並んでいるところです。
やってきたのは近鉄の車両。
イメージカラーのオレンジ色を前面にまとい、新交通システムのような顔をしています。
側面には近鉄のロゴマークがついており…
ロングシートのモケットも近鉄そのものです。
列車は地下空間を走ります。
長田駅に到着。
ここで運転士さんがOsaka Metroから近鉄の方に交代です。
しばらくはそのまま地下を走っていましたが、地上へ。しかし高速道路が真上を走っているため、トンネルのような感覚です。
その後も数駅、地下駅に停まっていきます。
中央線区間ではラインカラーの緑色が柱などに塗られていましたが、近鉄区間ではオレンジが多くなりました。
視界が開けてくると、周囲にはアパートやロードサイド店舗が集まっており、生活感あふれる場所です。
それぞれの高架駅もまた頭上に高速道路が走っています。
高架の間から見える景色が海であれば、当に瀬戸大橋線のようです。
両サイドの高速道路が地上へ降りて行く一方、真ん中の線路はこの先上へ向かいます。
ジェットコースターに乗っているような、不思議な感覚です。
車両を見た時にも思いましたが、高架の勾配や線形も新交通システムのようです。
この先は大阪府と奈良県の県境、生駒トンネルへと入ります。
近鉄奈良線、けいはんな線は並行してこの山をトンネルで突き抜けていきます。
それもそのはずで、元々このトンネルは近鉄奈良線が使用していたものを改良したトンネルなのです。
近鉄奈良線が使っているのは新しく掘削された新生駒トンネル。けいはんな線はそのお古を使わせてもらっています。
生駒駅に到着しました。
この駅は近鉄奈良線、近鉄生駒線、そして近鉄けいはんな線が5方向に路線が分かれ、加えてケーブルカーまであるという重要な駅になっています。
生駒駅を出発、生駒駅までは1986年に開業しましたが、ここから先は2006年に延伸した区間です。
しばらくけいはんな線は奈良線と並行して走ります。
それらの線路の間には車両基地が見えているところです。
この先は再び山を越えるため、東生駒トンネルへと入ります。
トンネルを出ると開けた場所に平屋で大きな店舗、そして住宅が何軒か集まるところ。
そしてその場所に駅が設置されています。
列車は再びトンネルへ、北大和駅に入るところです。相当お金が掛けられたことが設備からも伺えます。
トンネルを抜けると終着駅へ向かって高架が伸びていきます。
山しかないところを平らに整備して線路を敷く。文字にすると簡単ですが、そもそも最初の整備の時点で相当大変だったのでしょう。
しばらくすると一軒家が集まる住宅地が見えてきて、大学なども現れました。
新たに開発されたことがありありと感じられる景色を見ながら、終点に到着です。
学研奈良登美ヶ丘駅という駅名もかなり独特なところ。
けいはんな地区は学研都市とされており、JRの片町線も学研都市線の相性がつけられています。
ホーム上にはお客さんの乗降が済んでいるか、センサーで確認する装置が取り付けられていました。
改札の外へ出て駅舎の前へ。
無機質な高架駅のイメージとは全く異なり、ナチュラルなウッド調です。
高架の下には様々な学習塾が入居していて、その駅名に相応しいものです。
また駅前にはイオンモールの他にも様々な新しい施設が集まっており、小さな子どもたちもたくさんいらっしゃるようでした。
さて、けいはんな線はこの先延伸計画があります。
現在学研奈良登美ヶ丘駅からは多くのバス路線が発着しているところ。
この先は近鉄京都線の祝園駅、または高の原駅に接続しようという計画です。
しかしこの高架がこの先へ延びる兆候は見られません。
その理由の一つがけいなんな学研都市の人口が増えていないと言うこと。
バブル時期に構想された学研都市化でしたが、この路線は奈良県のベッドタウンと大阪を結ぶ路線となっています。
近鉄で一番新しいけんはんな線、将来この先まで延びるのか、楽しみなところです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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