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長すぎる道のり!近鉄名古屋→大阪難波で各駅停車の旅〔前編〕
今日は近鉄名古屋駅から大阪難波駅へ向かいます。 近鉄は特急列車に力を入れており、名阪特急ひのとりは本ブログでも何度もご紹介しました。 しかし今回利用するのは、1回片道利用で ...
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前回は近鉄名古屋線を各駅停車で走破し、伊勢中川駅までやって来ました。
5本目の列車は普通名張行き。2両編成の列車です。
中川のデルタ線の一辺、近鉄大阪線を走り始めたところから後半戦へ入ります。
近くには緑の生い茂る山々、その手前には背の低い草たちが広がっていました。
このあたりは特急ではもちろん、今乗っているような普通列車でもスピードを上げて走っていきます。
列車はますます山の区間へと入り、トンネルも多くなってきました。
そして東青山駅に到着です。
駅前には近鉄が所有する東青山四季の里があり、近鉄大阪線の旧線も残されています。
列車は大手私鉄最長、5652mに及ぶ新青山トンネルに入りました。
トンネルを抜けたところで見えてくるのが西青山駅です。
こちらの駅については駅周辺が森林に囲まれており、利用客も幹線とは思えない20~30人程度。
中々怖い駅として知られています。
かつて近鉄だった伊賀鉄道線と合流し、伊賀神戸駅へ。
忍者列車が有名な鉄道会社で、伊賀市の観光にも便利です。
15:12、終点の名張駅に到着しました。
続いて6本目。
15:17 急行 大阪上本町行きに乗車します。
急行ではありますが、途中までは各駅停車なので問題ありません。
向かい側のホームを特急ひのとりが通過していきました。
列車は奈良県に入りました。
昔ながらの家屋が立ち並ぶ素敵な景色が広がっています。
榛原駅では2分間の停車、大阪上本町行きのビスタカーが通過。
普段なら宇治山田駅からですが、この日は臨時で鳥羽駅から運転されていました。
15:46桜井駅に到着。
ここから急行列車は駅を通過していくので、後続の普通列車を待つことになります。
7本目は普通 大阪上本町行きです。
高架を登って橿原市の中心駅、大和八木駅に到着。
ここでは4分間停車します。
16:02には賢島発の特急大阪難波行きが到着しました。
大和八木駅を出発すると、右手には近鉄大阪線と京都線を結ぶ新ノ口連絡線が離れていくのが見られます。
大阪教育大前駅に到着し、大阪府に入りました。
駅名からして県境が非常に分かりやすいです。
河内国分駅で16:25から8分間の停車。
16:29発、五十鈴川駅からの急行大阪上本町行きが出発し、
それに続いてアーバンライナーが通過していきました。
列車は府内の中心部へ一歩ずつ近づいています。
弥刀駅に到着。音の響き的には茨城県ですが、漢字を見ると関西らしさが際立つ感覚になります。
ここで再び、ひのとりが通過。
名阪間を結ぶひのとり、アーバンライナーに一体何度追い抜かれたことでしょうか。
それに続いて準急も通過していきました。
左手には高架から東大阪市内を見下ろすことができます。
さらに布施駅では近鉄奈良線と合流しました。
そして17:11、終点の大阪上本町駅に到着です。
この駅は東端式ホームですので、一見この先には行けないように見えます。
大阪難波方面へ行くためには、地下ホームへ向かいます。
名阪を特急で移動して来ていた身としては、こちらのほうが圧倒的に馴染みがあるホームです。
そして最後の列車が入線してきました。
こちらは17:16発の区間準急 大阪難波行きです。
近鉄日本橋駅は大阪難波駅から続く地下街、なんばウォークで繋がっており、もうゴールはすぐそこです。
そして17:20、ついに大阪難波駅に到着しました。
11:51に近鉄名古屋駅を出発してから、かかった時間は5時間半。8本の列車を乗り継ぎ、13本の列車に追い抜かされていきました。
非常に長く大変な道のりで、オススメはしないでおきます(笑)
しかし、全ての駅に停車しているからこそ無機質な駅、大きな町の中心駅、都市部の高架駅など違いを見られるのは非常に面白かったです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。