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線路幅狭すぎ!近鉄から切り離された四日市あすなろう鉄道乗車記
今日は近鉄四日市駅に来ています。 三重県には近鉄とJRが走っていますが、前者が広いシェアを占めているのが現状です。 そんな三重県随一の大きな駅、近鉄四日市からは四日市あすなろう鉄道が走っ ...
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今日は三重県最大の都市、四日市に来ています。
ここから京都へ向かおうとしたところ、鉄道はJRと近鉄どちらも遠回りをします。
最も直線的なルートで早いのは新名神高速道路を通る高速バスでしょう。
そんな中、今回利用するのは近鉄線。更に特急などは使用せず、急行列車で行くことにしました。
14:54 近鉄四日市駅発
まずは急行松阪行きに乗ってスタートです!
転換クロスシートなので長時間乗っていてもかなり快適。
足元にはくぼみがあるおかげで足も伸ばせるようになっています。
四日市を出て3駅の塩浜駅手前、左手に見えてくるのが立派な石原産業四日市工場です。夜景も綺麗なスポットになっています。
JR貨物の塩浜駅ではタンク車が停まっているところでした。
さらに塩浜駅には近鉄の車庫もあります。
鈴鹿市に入りまして、伊勢若松駅に到着しました。ここでは4分間の停車です。
隣のホームをアーバンライナーが通過していきました。
ここからは平田町まで8.2kmの近鉄鈴鹿線が分岐、鈴鹿市の中心部へ向かいます。
連日移動を続けていたのでこの辺りでスヤスヤ…。
津駅に到着しました。
向こうには名古屋へ向かおうとする近鉄特急ひのとりの姿があります。
ここで降りて後続のひのとりに乗りたくなりますが、今の時間帯は大和八木に停まらないので京都に行けなくなってしまいます。
津駅を発車し、そのまま急行列車の旅が続きます。
列車は伊勢中川のデルタ線までやってきました。
右側へ分かれていった線路を通るのは特急ひのとりやアーバンライナーなど、名古屋から大阪方面への特急列車です。
15:38 伊勢中川駅に到着しました。このままでは松阪へ行ってしまうので、ここで乗り換えです。
15:42発 急行大阪上本町行きに乗車します。
左右どちらの扉も開いており、乗り換えがしやすいです。
赤福の主張が非常に激しい伊勢中川駅を発車しました。
右側の線路を通っていくのは名古屋から大阪方面への特急列車です。
ここから先は特にローカルな雰囲気が漂います。
いよいよ山の中へと登っているところです。
こちらは峠を挟んだ片方の駅、東青山駅。
このあたりは青山高原と呼ばれており、近鉄は四季のさとという公園を整備しました。
そしてこの先は新青山トンネルへと入っていきます。
トンネルを抜けると近鉄で一番の秘境駅、西青山駅に到着です。
幹線上でありながら峠の近くということで利用者が2、30人程度となっているこの駅。物好きの方がよくいらっしゃいます。
車庫が設置されていて、運行上重要な立ち位置にある青山町駅に到着しました。
ここでは3本の列車が通過していきます。
まずは特急ひのとり。名古屋と大阪難波を結ぶ非常に快適な列車です。
そして観光特急しまかぜ。個室も備えた素晴らしい列車で、伊勢志摩の観光には最適です。
計3本、カラフルな列車たちが追い抜いていきました。
名張駅に到着。近鉄ではダイヤ改正がされたため、この列車は名張止まりになっています。
当時は大阪上本町行きだったのでそのまま乗り続けることが可能でした。
大和朝倉駅では後続の特急に追い抜かれます。
大和八木駅に到着、ここで降りることになりました。
さて、京都行きの最後の列車です。
17:15発 急行京都行きに乗車します。
列車は広い田んぼの中を走ることが多くなっています。
大和路線と交差したところでちょうど列車がやってきました。
西大寺の車両基地には色んな列車たちが停まっているところです。
大和西大寺のポイントをガチャガチャと抜けていきます。
夕方になってきて、乗り換え路線の多い大和西大寺駅も帰宅ラッシュになりつつあります。
近鉄京都線は京都市営地下鉄と直通しています。
いよいよ京都が近づいてきたのだと実感できる光景です。
夕陽がだいぶ強くなってきて、帰路につくのにピッタリの空色です。
竹田駅からは直通していた地下鉄烏丸線が分かれていきます。
ここにはたくさんの車両が停まっていて、夕日に照らされているのが非常にきれいでした。
そして左手に現れたのは東寺、これこそ京都らしい光景です。
住宅の中を走りながら急カーブの高架を走り、18:18京都駅に到着します。
今回の行程で乗り換え回数は3回、所要時間は3時間24分となりました。
近鉄の株主優待乗車券であれば金券ショップで1500円前後で販売していますから、一番安け行く方法として利用できるでしょう。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。