【485系運行終了】リゾートやまどり号で行く谷川岳もぐら乗車記[新潟観光列車(2)]
2022年10月24日、JR東日本が485系の運用を年内で終えると報じられました。 485系は国鉄時代の花形特急電車。お座敷列車「華」や観光列車「リゾートやまどり」へ生まれ変わっており、JR東日本だけ ...
続きを見る
飯山線と上越線の分岐駅、越後川口駅です。
ホーム上にはJR東日本の乗って楽しい列車、Shu*Kuraの駅名標が立っています。
今日は十日町駅から来る越乃Shu*Kuraに乗車します。本当は十日町から乗りたかったのですが、直前に乗っていた列車との兼ね合いで途中からの乗車に。
15:20、深い紺色の大人っぽい顔で入線。キハ40・48形気動車を改造しています。
横を見てみると雪をイメージしたような白と紺の上下2色。横には大きな四角い窓が並んでました。
3号車の通常販売している座席はリクライニングシート、座布団カバーみたいな和風柄のモケットになっています。
背面テーブルとインアームテーブル両方を備えており、普通車指定席の快速にしてはかなり豪華です。
端っこにはフリースペースのベンチがあって、ゆっくり休むこともできます。
さて、Shu*Kuraはお酒を楽しむ列車です。
2号車はイベントスペースとなっています。
酒樽をイメージしたテーブルが並び、バーみたいな雰囲気です。
サービスカウンター「蔵守~Kuramori~」では、地酒やおつまみ、グッズ類の販売を行っています。
利き酒コーナーと称して、いろんな日本酒が並んでました。
14:49に越後川口駅を発車しました。
列車は30分くらい、長いこと停まっていたんですね。
メニューはご覧のとおりです。
中でも人気なのが、呑み比べセット(おつまみ付き)2000円。
おちょこ3杯(うち1杯は古酒)、それに鮭のおつまみが付いています。この鮭が美味しいんですよね。
越後の水田を眺めながら、その恵みを戴く。呑み鉄というのが認められた感じがします。
小千谷は錦鯉や小千谷ちぢみなど、伝統的な魅力の多いイメージです。
長野と新潟を結ぶことを意味する、信越本線と合流します。
上越線と信越本線の乗り換え駅、宮内駅を通過しました。格子越しに外を見るのも面白いですね。
広々とした車両基地に、貨物駅の南長岡駅も隣接しています。
16:06 長岡駅 着
長岡駅では進行方向を変更。ここで上越新幹線から乗り換えるお客さんを取り込みます。
再び宮内駅に戻ってきまして、信越本線を西へ向かいます。今度は扉を開けまして、乗降可能です。
生ビールを買ってきました。お米の食感まで楽しめる、こしひかりジェラートとともに。このジェラートは新潟県の観光列車で売ってて、かなりおすすめです。
単調な車窓だったとしても、お酒を楽しむというテーマがあるので飽きることはありません。景色は田んぼがずっと続いていますが、ぼ~っとした列車の旅も良いものです。
16:51 柏崎駅 着
柏崎と言ったら、ブルボンの本社がある街。このあたりの駅には、プチモールっていうお菓子の自動販売機がよく置かれています。
駅舎は海をイメージしてリニューアルしており、ホームの柱には灯台の装飾がなされています。
1号車のらくらくボックスシート、展望・くつろぎペアシートは、旅行商品限定です。加えてお弁当なんかも楽しめます。
LEDの発車標は、なんとなく桜をイメージさせるピンク色。たしか桜Shu*Kuraみたいなの走っていた気がします。
越後線の列車も信越本線と同じE129系電車。115系に慣れていたのでなんだか違和感です。
柏崎駅を出ますと、信越本線は日本海を走ります。
Shu*Kuraで景色が一番良いのは、この海でしょう。
左手には高さ53mにも及ぶ、朱色の米山大橋がそびえ立っています。こちらは国道8号の道路橋、ここを走るのはかなり怖そうです。
17:11 青海川駅 着
そして、日本一海に近い駅の一つに数えられる、青海川駅にて22分の停車。
Shu*Kuraとともにこの日本海を存分に楽しみましょう。
海の近くの駅と言ったら、雰囲気ある木造駅舎をイメージするもの。しかし、こちらはかなり新しいものです。
2007年にこの地域を襲った新潟県中越沖地震で、崖の崩落が起こった上、海側プラットホームも基礎から歪む大規模な被害を受けました。
復旧工事の過程でセメントサイロを建てたのですが、その時に駅舎を撤去。
2008年に現在の新駅舎が建てられたのでした。
大地震の被害を受けてなお、この景色を見られる。
かなり労力を割いた上で復旧していただき、感謝しかありません。
ホームから見る海の景色はとても穏やか。厳しい自然という感じではありません。
17:33 青海川駅 発
海風と香りを感じながら、青海川駅を出発します。
信越本線はここからしばらく、日本海沿いを走り続けました。
潟町駅の近くには日本海の海岸沿いに、鵜の浜温泉があります。海底油田採掘中に湧出したという温泉です。
北越急行ほくほく線の接続駅、犀潟駅を通過。
関川を越えますと、列車は直江津駅に到着です。
18:02 直江津駅 着
ここから信越本線も北陸本線も、第三セクターのえちごトキめき鉄道に移管されています。
ここからは乗務員さんも、えちごトキめき鉄道に交代です。
終点の上越妙高駅まではあと一息。
18:16 直江津駅 発
これから走行する旧信越本線の、妙高はねうまラインの駅名標を横目に出発。
旧北陸本線の日本海ひすいラインと分かれます。
架線が張られていますが、基本的に気動車だけが走っています。
駅周辺に大きな街が形成されている、高田駅にも停車。特急しらゆきも停まります。
妙高はねうまラインのET127系電車とすれ違いました。
北陸新幹線の高架橋が見えまして、ちょうど新幹線が走って来ます。
上越妙高駅の周辺にはビジネスホテルやコメダ珈琲があります。もともとはただの小さな駅でしたが、新幹線駅が設置されて一気に開発されました。
18:38 上越妙高駅 着
新潟のお酒を楽しみながら、新潟の車窓を楽しむ。普通の列車でもできることですが、Shu*Kuraはその楽しみを増大させてくれます。
元の車両がキハ40・48ということもあり、引退してもおかしくないところ。ぜひ早いうちに日本酒の旅にいらっしゃってみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
【豪華すぎグリーン展望室!】SLばんえつ物語号グリーン車乗車記[新潟観光列車(4)]
新潟地区の鉄道を取りまとめる駅、新津駅に来ました。駅舎には蒸気機関車が描かれており、これから乗るSLばんえつ物語号の出発地点にもなっています。 SLばんえつ物語号は1999年から運行を開 ...
続きを見る
【只見線の日本酒観光列車】只見Shu*Kuraで行く新潟〜只見が最高![只見Shu*Kura(1)]
おはようございます。こちらは朝の新潟駅です。 発車標には「只見」の文字。今日は信越本線・上越線から只見線へ直通する、この列車に乗車します。 列車の正体は、只見 ...
続きを見る