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【ひのとりVS新快速】名古屋→大阪で近鉄とJR乗り継ぎ、どちらの方が早いのか?

2020年8月8日

 

今年3月、名古屋から大阪の移動に新たな選択肢が生まれました。近鉄特急ひのとりです。

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一方で速達面においてはライバルの新幹線と、かなりの差をつけられています。

 

それでは新幹線と同じJRである、在来線の乗り継ぎではどうでしょうか?

もはや長距離移動を担う特急ではなく、短距離移動がメインである在来線列車です。

 

でも、18きっぷで移動した時を思い出すと、そこまで時間はかからなかったような気が…。

 

そこで、今回は、名古屋駅から大阪駅において、ひのとりを利用するのと、快速列車を乗り継いでいくのと、どちらの方が早いのか比較してみることにしました。

やってきましたのは近鉄名古屋駅5番線ホーム。

近鉄の顔として馴染んできたひのとりが入線しています。

 

乗車しますのは11:00丁度発の列車です。

 

一方でJRは名古屋駅10:00発の新快速大垣行きです。

ひのとりと同じ時刻である11:00発の列車もあったのですが、スケジュール上10:00発の列車になりました。

乗り換え時刻に1分程度の違いはありますが、全体の所要時間は変わりませんので、この時刻でやらせていただきます。

(写真毎に、それぞれの発車からのタイムを記しています。)

 

00:00 ひのとり

ひのとりが近鉄名古屋駅を発車。

地下ホームを出て名古屋の駅ビルの中を通り過ぎていきます。

 

00:00 新快速

同時に新快速大垣行きも発車。競争のスタートです。

 

00:22 新快速

県境の木曽川を越え、岐阜駅を発車しました。

 

00:26 ひのとり

一方こちらも三重県に入り、四日市のコンビナートの真横を走っている所です。

まさに工業都市の様相を呈しています。

 

00:35 新快速

最初の乗り継ぎ駅である大垣駅に到着しました。

普通列車米原行きに乗車し、滋賀県へ入っていきます。

 

00:43 ひのとり

最初の停車駅、津駅に到着。

三重から大阪、名古屋の間の需要は大きく、多くの乗降者がいます。

 

00:53 ひのとり

伊勢中川のデルタ線を通り、近鉄大阪線へ。

ここからスピードがぐんと上がり、近鉄特急の本領を発揮します。

 

01:06 ひのとり

新青山トンネルに入る所です。近鉄で最もスピードを出す区間で、更に追い上げをかけていきます。

 

01:17 新快速

一方こちらは滋賀県 米原駅。JR西日本の足を伸ばせて快適な座席にありつきました。

 

新快速姫路行きで、いよいよ大阪を目指します。

 

01:33 ひのとり

青山高原を抜け、奈良県の町中へ入ってきました。桜井駅を通過です。

 

02:03 新快速

こちらは滋賀県の県庁所在地、大津駅に停車。もう京都駅は目の前です。

 

01:58 ひのとり

大阪のビル群が見え始めたところ、大阪圏内で最初の停車駅である鶴橋駅で下車します。

 

ひのとり

ここから大阪環状線で大阪駅を目指しましょう。

 

新快速

一方で新快速も京都駅に到着。いよいよ新快速の本領が発揮されますが…?



先に到着したのはひのとりルートでした。

 

13:21着で、タイムは02:21ということになります。

 

新快速

新快速が複々線区間で本気を出しているところで先着されてしまいました。

 

新快速ルートのタイムは02:43ひのとりルートとの差は22分という結果に。



まとめ

ひのとりと新快速ではひのとりの方が早いものの、その差は22分で意外にも大きくはありません。

特に新快速は1時間に何本も出ていますから、来た列車に乗れば良いという気軽さもあります。



また、料金面では、

ひのとり4,720円新快速3,410円です。

1300円の節約のために22分長くかけると考えれば、なんとも現実的な比較対象となるでしょう。

 

しかし、ひのとりの売りが快適性だということをより一層知らしめられました。

速さや安さとは違って数値で測れない、車内での『快適性』。これにおいて勝るものは無いに違いありません。



ひのとりの利点は具体的に目では見られないところ、抽象的な感覚にあるのだと再認識させられる、そんな競争になったかと思います。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

近鉄特急ひのとりにグランクラス料金を払うと、こうなります。

(注意)ひのとりプレミアムシートについて知りたい方はこちらの真面目な記事をご覧ください。   今日は近鉄名古屋駅に来ました。今年3月にデビューしました近鉄特急ひのとりで大阪へ行くためです。 ...

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