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【211系で愛環乗り入れ】車両半分を閉鎖して中央西線から直通する名古屋→瀬戸口の列車に乗車
こちらは315系デビュー前の名古屋駅です。 駅周辺では多くの鉄道ファンがカメラを提げて歩いており、特に関西本線の211系0番台は注目の的でした。 今回乗車するのは、中央本線 ...
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こちらは夜の名古屋駅です。
これから乗車するのは中央本線。
中央本線は東京から山梨・長野を経由して名古屋まで至る路線。そして名古屋地区の中央本線には普通列車グリーンが走っています。
このグリーン車というのが非常に豪華と聞いているので、今回はそれに乗ってみることにしました。
発車標にはホームライナー中津川1号の文字が。
ホームライナーと聞くと普通列車ではないように思えるかもしれませんが、券面にはちゃんと普通列車グリーン券と書かれています。
グリーン指定券は窓口のほか、指定席券売機でも購入できます。
特急しなのの指定券と同じように操作を進めていけば、ホームライナー中津川が表示されます。
ホームライナーはお仕事を終えた特急列車が車庫へ戻るついでに、帰宅するお客さんを輸送するという列車です。
普通車の場合は330円の乗車整理券で乗ることができます。
名古屋駅に特急しなので使用される、383系電車が入線してきました。
これは長野からの特急しなの22号が名古屋で営業を終え、一度留置線に引き上げた後にやって来たものです。
そして、このホームライナー中津川のグリーン車では、なんとパノラマグリーンを楽しめます!
ここまで豪華な普通列車グリーンは他には無いはずです。
それでは先頭車両、1号車のグリーン車に乗り込みます。
座席はこのように肉厚のもの。非常にフカフカで、座り心地も良いです。
フットレストも備えられておりまして、土靴を脱ぐ面があります。
今回選びましたのは、前面展望を楽しめる1B席。
本当は運転手さんのいない1CDが良かったのですが、そちらは既に抑えられてしまっていました。
一番注意しなければならないのは、首都圏グリーンとは異なって青春18きっぷで乗車できないということ。
青春18きっぷで乗れるのはグリーン自由席で、グリーン指定には乗れません。これはマリンライナーやJR西日本の観光列車も同じです。
名古屋駅を出発。
この日は315系デビュー前日ということもあって、名古屋駅には鉄道ファンが多くみられました。
こちらホームライナーのグリーン車を利用しているのも、鉄道ファンばかり、7,8名ほど乗られていました。
特急しなのと同様、ワイドビューチャイムを鳴らします。
多くの線路が名古屋駅に集結しているため、それらがしばらくの間並行します。ちょうど横を東海道新幹線が走っていきました。
次の停車駅は金山駅。
東海道本線、名鉄名古屋本線、地下鉄名城線との乗換駅で、大きなターミナル駅となっています。
しかし特急しなのが停まるのは一部の便だけ。383系がここに停まるのは比較的少ないです。
一方で次の停車駅、鶴舞駅に383系が停まるのは、ホームライナーだけ。
現在、上りのホームライナーも通過していますが、今度のダイヤ改正で上下便どちらも停車することが決まっています。
次の千種駅は、全ての特急しなのが停車。
名古屋第二のターミナルとして機能していることになります。
次の大曽根では、左に名鉄瀬戸線、右にゆとりーとラインの高架が見えています。
ここまですべての駅に停車してきましたが、次の停車駅は多治見駅です。
名古屋市を出ると春日井市内の駅は全通過。岐阜県の利用者を重点に置く、遠近分離が図られています。
この先から乗車する人は殆どいないと思われるため、列車が停車しない間に車掌さんによる検札が行われます。
ただし前面展望近くのお客さんには、名古屋駅停車中に検札していてくださったので、非常に気の利く車掌さんでした。
神領車両基地の横を通過中です。
ここは383系の寝床なので、これを一回通り過ぎて行きます。
ちなみに、この日は315系デビューの前日。ちょうど車庫には明日からの運行に向けて停まっていました。
それまで結構速度を抑えていましたが、神領駅を通過する辺りから加速していきます。
これは先行の普通列車を神領駅で追い抜くため。122km/hくらいまで出していきました。
列車は愛知環状鉄道の乗換駅、高蔵寺駅を通過します。
これほど大きな駅でも通過するのはかなり意外に思われますが、今度のダイヤ改正で高蔵寺も停車駅に追加。383系が停まるのはホームライナーが唯一となります。
心霊が出そうな秘境駅、定光寺駅を通過。
そして愛岐トンネルを通って、岐阜県に入ります。
トンネル内では130km/h近くまで速度をあげていることが分かります。
また、この先では383系として振り子機能も使用。ここまで高性能な普通列車は他には無いでしょう。
多治見駅に到着しました。
ここまでの利用者が多かったように見受けられ、名古屋へのベッドタウンと言えます。
ホームライナーの動画や記事で無視されやすい、土岐市駅にも停車します。
瑞浪駅に到着しました。
中央本線のホームライナーは瑞浪行きに統一。このホームライナー中津川もホームライナー瑞浪になります。
これによって運行距離も76kmから50kmに、3分の2までに短縮されます。
次は恵那駅。この駅もホームライナーが停まらないことになります。
明知鉄道の乗換駅ですが、乗換案内の放送はありませんでした。
まだ、22:07発の最終列車に接続できるんですが…。
リニア中央新幹線の岐阜県駅ができる、美乃坂本駅を通過中。
将来は発展して特急しなのも停まると予想されます。
現在渡っておりますのは、中津川。
ワイドビューチャイムはならずに、手動による到着の放送が流れているところです。
1時間ほどかけまして、終点の中津川駅に到着しました。
ホーム上では数人の鉄道ファンの方が撮影されていました。
数分立つと、車内の電気が落とされて真っ暗に。
そして運転士さんも反対側に向かって、前照灯が点きました。
ここから神領駅まで回送されます。
特急しなのではそこまで楽しめない、夜景から山へ向かう夜のパノラマグリーンは格別でした。
神領からわざわざ足を伸ばしているという点でも、ちょっと非効率に感じていたもの、瑞浪までの区間短縮は仕方ないものでしょう。
とはいっても、今後も普通列車グリーンの旅は楽しめるはず。
ぜひ気軽に383系のパノラマグリーンの旅にいらしてみてください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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