こちらはダイヤ改正前日、2022年3月11日です。
今回のダイヤ改正で、JR北海道に新駅が開業します。
それが、学園都市線のロイズタウン駅です。
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【学園都市線(札沼線)の将来】駅名改称・新駅開業 ロイズタウン駅の工事現場を訪問[2021北東パスローカル(3)]
2020年5月、札沼線(学園都市線)の末端部分が廃線となり、学園都市線は札幌地区の都市輸送の役割に特化しています。 そんな学園都市線では2022年春、駅名の改称や新駅の開業など大きな変化があります。 ...
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夏に来た時は全く駅舎もホームも無かったのですが、かなり立派なものが完成しています。
どうしてもローカル線の駅を連想してまうためか、6両編成のホームは非常に長く感じるものです。
開業にあたって駐車禁止のコーンが並べられていますが、臨時駐車場が設けられていました。
今日はまだここを歩くことはできませんが、駅舎に向かっては仮設歩行者通路が設けられています。
逆光で見づらいですが、駅舎はロイズのイメージカラーである明るい青色です。
手前の鉄板が並ぶ臨時駐車場は、生チョコとか言われてました(笑)
ホームは1面1線の簡素な作り。
鉄骨を組み合わせられたもので、北海道新幹線の新函館北斗駅などを連想させられます。
現在、駅前広場の工事が進められているところです。
ここにはロータリーや駐車場ができる予定。
当別町によるこの整備事業は、10月の完成を目指しています。
この駅は当別町の他、ロイズコンフェクトによる請願駅です。
駅前にはロイズふと美工場があり、ロイズが駅舎建設費9.3億円を負担しています。
駅周辺は工場の他田んぼがメインで、家はそこまで多い訳ではありません。
当別町は街の活性化を狙いとしており、今後住宅も増える可能性があります。
ロイズタウン駅と同時に、石狩当別駅と石狩太美駅は、当別駅と太美駅に改称されます。
これは近隣の石狩市と間違えられるケースがあるためです。
こちらは終電が終わった石狩太美駅。新しい駅名標に掛け替えられました。
その他バリアフリー化事業によって、これまで裏口だった南口にも駅舎ができ、スロープもつけられています。
おはようございます。今日はダイヤ改正当日、朝5時です。
暗闇の中、暖かな光をはっきりと映すロイズタウン駅にやってきました。
ちなみに既にお二人並んでいまして、自動券売機の早番を狙っているようです。
目の前に立つと、結構大きな駅舎。
ロイズのイメージカラー青色をメインとして、北欧風のオシャレなデザインとなっています。
駅名板はアルファベットが大きくなっています。
ロイズの書体に合わせられており、オリジナル感がありますね。
入り口で並んでいると、自動ドアの試験を行っていました。
そして5:30になると扉が開けられます。
駅舎内に入ると新築の香りが漂っており、この感覚は結構新鮮でした。
新駅なのでバリアフリー化もされており、スロープが備えられています。
乗車駅証明書発行機ではなく、自動券売機と自動改札機が設置されました。
自動改札機はICカードリーダーだけでなく、切符の投入口もあるものです。
自動券売機の番号は0003からでした。
駅舎内には当別町の木・道内産のシラカバがふんだんに使われています。
特に自然らしさが強く感じられ、落ち着く駅でした。
自動ドアなどに貼られたガラス衝突防止シールは、ピュアチョコレートの模様です。
これはロイズの商品にもなっておりまして、従業員の方が駅に親しみを持ってもらえるようにという願いから選ばれました。
それではプラットホームへ。
1面1線の棒線駅には足元に注意が行くよう、端は赤色で塗られていました。
駅の正面に広がるのは雪原です。
ちょうど朝日が昇ろうとしているところで、幻想的な風景が広がっていました。
駅名標は特別なデザインということはなく、一般的なもの。これまで通りカタカナでもふりがなは同じようにふられます。
ROYCE’というのは言語があるわけではありませんが、タウンを含めローマ字ではなく英語で表記されました。
簡易駅名標は新たにホーローで作るということはせず、簡単なもので貼る方式です。
最近、ホーロー下に書かれる赤文字のサッポロビールは白く塗られていっていますが、主要駅や札幌近郊では新デザインに移行しています。
駅舎はガラス張りでホームに広く面しているので、ホームにまでかなり明るい印象を持たせてくれます。
ホームに掲示されている広告はこれ一枚。
ロイズの生チョコレートをイチオシしています。
営業列車最初のロイズタウン駅を通過する列車がやって来ました。
これは1日1本だけ運行されている、北海道医療大学発新千歳空港行きの列車。札幌から快速エアポートになりますが、それまでは普通列車なのでUシートに追加料金無しで乗れます。
ロイズタウン駅にはすべての列車が停車するわけではなく、約9割が停まります。
今後住宅街が広がり利用客が増えれば、全停車になるでしょう。
明るくなってきたので再び駅舎を。こうしてみると非常に近代的な駅だということが分かるでしょう。
走行位置案内が、太美駅を列車が発車したと喋り出しました。
ロイズタウン駅に初めて営業列車が停まります。
当別発なので少ないとはいえ、多くの鉄道ファンの方が降りてこられました。
一番列車が札幌へ向けて発車。逆にこれまでいた人はあんまり乗らず、滞在したままでした。
今回はこの辺りでロイズタウン駅を発ちます。
ロイズ工場へ足を運ぶ手段として多くの方が利用し、当別町の魅力として大きく貢献することを期待したいです。
それでは当別行きの一番列車に乗車。札幌から来る方なので、より一層多くの方が乗られています。
車内の電光掲示板にロイズタウンの表示。
枝番ナンバリングの英語表記も見られました。
さて、太美駅と同様に石狩当別駅も当別駅になっています。
ホーロー駅名標はロイズタウン駅と同様、シンプルなものに変えられました。
当別駅ではロイズタウン駅開業/太美駅当別駅駅名改称記念入場券を購入。
当別町の鉄道が変わる日として記憶に刻もうと思います。
また、今日は札幌駅から261系ラベンダー編成でロイズタウンまで行くという団体列車が運行されます。
札沼線を気動車特急が走るなんて、本当に凄いことですね。
札幌駅の発車標にROYCE’ TOWNが表示されるのはおそらくこの先無いはず。
ロイズタウンの開業を大々的にアピールしている、それが目に見えてとても嬉しくなったものでした。
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今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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