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【都会のローカル線めぐり】鶴見線&八高線は首都圏鉄道の異端児!?[史上最長片道切符の旅(62)]
東京の中心部をごちゃごちゃした後、横須賀線で横浜駅まで来ました。 14:32 横浜駅 発 ここからは京浜東北線で鶴見方面へ。 14:42 鶴見駅 着 3駅先の鶴見駅で下車しました。 横須 ...
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おはようございます。新座駅前の快活CLUBから出てきました。
今日は新座から宇都宮駅まで移動します。(当初は小山までの予定でした)
途中の経路はかなりごちゃごちゃしたものなのですが、東京近郊区間内なので最短経路の乗車券でOK。いわゆる大回り乗車になります。
0642 新座駅 発
首都圏の平日ということで朝ラッシュが始まる前、早いうちに動き出しましょう。
0701 西国分寺 着/0700 西国分寺 発(2分遅れ)
西国分寺駅にて、武蔵野線から中央線へ乗り換え。オレンジの路線同士、直交しています。
0738 新宿駅 着/0744 新宿駅 発
世界一の利用客数を誇る新宿駅にて、山手線に乗り換え。
0802 田端駅 着/0810 田端駅 発
田端駅で京浜東北線に乗り換えて北上します。
東北新幹線の高架橋の圧力を感じながら、ちょっと気まずそうです。
0817 赤羽駅 着/0825 赤羽駅 発
大勢のお客さんが行き交っているこの時間帯、改札内の人の流動も激しいです。
尾久の車両基地には寝台特急カシオペアも停まっていました。
かつては様々なブルートレインが停まっていたというこの場所、その光景を見られなかったのは悔やまれますね。
日暮里~上野は5複線、山手線、京浜東北線、宇都宮線、上野東京ライン、常磐線が並んで走ります。
0838 上野駅 着
終点の上野駅は行き止まり、13番線ホームに到着しました。
かつては北の寝台特急が発着していたホーム、東北本線沿いではその名残を感じることができました。
上野駅からは常磐線に乗車。
常磐線の起点は日暮里駅で、上野~日暮里が重複乗車となりますが、東北本線で南下している以上、日暮里駅での乗り換えができないので、特例で重複乗車が可能になっています。
0845 上野駅 発
E257系電車が停まっているのを横目に列車は出発。
常磐線ではE657系特急が走っており、東京~水戸・いわき・仙台を結んでいます。
荒川を渡って東京を脱出、今回の舞台となる千葉県に入りました。
0905 松戸駅 着/0910 松戸駅 発
常磐線には東京メトロ千代田線が乗り入れており、ちょうどその列車がやって来ました。
0917 新松戸駅 着
乗り換え先の武蔵野線では少々の遅れがあったことも関係し、下り方面でありながら混雑が見られました。
武蔵野線は東京メガループとも呼ばれ、神奈川県の鶴見駅から千葉県の西船橋駅まで100kmを越える、非常に大きな環状を描いています。
0932 西船橋駅 着
改札内とは信じられないほど広々しており、まるでショッピングセンターです。
0953 西船橋駅 発
中央本線から各駅停車として来た、中央総武緩行線に乗車します。
1016 千葉駅 着/1022 千葉駅 発
政令指定都市にもなっている千葉市、その中心駅ともなっている千葉駅にて乗り継ぎ、さらに南へ向かいます。
左手には、千葉都市モノレールが分かれていきました。
ぶら下がって走る懸垂式モノレールと呼ばれ、15.2kmは世界最長の距離です。
京葉線と総武本線が合流地点となる、蘇我駅に到着。
ここから房総半島を縁取っていく、内房線と外房線が始まります。
埋立地には赤白の煙突が数多く見られ、工業地であることも分かりました。
袖ヶ浦からは海上橋とトンネルで川崎まで結ぶ、東京アクアラインが伸びています。鉄道であれば大迂回が必要なところ、道路で短絡できちゃいます。
三井アウトレットパーク木更津近くの観覧車も見られ、海を挟んでいながら首都圏中心部からのアクセスが非常に良いことが分かりますね。
1103 木更津駅 着
房総半島でも一番大きな街となっている木更津。
東京~木更津は高速バスも特急さざなみも1時間程度で、ほとんど所要時間が変わりません。それでも料金は高速バス1400円、特急さざなみ2290円でかなり違っているため、房総特急はかなり苦戦を強いられています。
1129 木更津駅 発
木更津駅からはE131系電車に乗車。2両編成での運行となっています。
お隣の君津駅には、横須賀線から来た11両編成の電車が停車中。乗継先が2両編成とは、かなりの落差ですね。君津駅までは特急さざなみが来ていましたが、ここからは普通列車だけになります。
富津市の中心駅となっているのが、大貫駅。水色に塗られた木造駅舎で、これまでの駅とはだいぶ様子が変わった印象です。
イメージとは異なり長い間見られる訳ではありませんが、東京湾が広がって来ました。
2007年に駅舎がリニューアルされた竹岡駅。ガラス張りになって、駅舎越しに東京湾も見やすくなりました。
浜金谷駅は木造駅舎が残されている駅。
ここから久里浜への東京湾フェリーも運航されていて、40分900円で行くことができます。
岩井駅がある南房総市は、江戸時代の小説『南総里見八犬伝』発祥の地です。舞台である里見城の本城「滝田城」の遺跡や、富山がゆかりあります。
列車は別荘地としても知られる、館山市に入りました。
館山駅に隣接して、かなりたくさんの留置線が伸びています。
東京アクアラインの開通によって、駅利用者はかなり減少しているそう。
駅舎はスペインをイメージしたデザインとのことですが、近鉄の志摩磯部駅を思い浮かべてしまいますね。
房総半島の西側から東側に山を越えまして、千倉駅に到着。ここは関東地方最南端の駅です。
次の千歳駅は、北海道の千歳駅と同駅名。
内房線の千歳駅はかなりマイナーで、空港もある千歳市と対照的に、中々知られていません。
和田浦はツチクジラ漁が行われる地域として非常に有名です。
この駅舎も捕鯨基地を有する街としてクジラをイメージしたそう、関東の駅百選にも選ばれています。
鴨川市に入りまして、こちらは江見駅。
2020年、駅舎内に江見郵便局が移転し、郵便局がJRのきっぷ販売も行うようになったことで注目を浴びました。
利用客が減少する中、駅利用の他に郵便局の機能も持たせ、駅の利便性と安心感の向上を図っています。
更に、位置情報ゲーム『駅メモ!』内に登場する「友荷なより」を応援特使に任命。おたよりを届ける『でんこ』であることから選ばれ、継続的な江見駅への注目を狙っています。
鴨川市街に入りました。
遠くには大きな建物も見え始めています。鴨川シーワールドや鴨川温泉郷があり、観光都市として栄える街です。
東京から安房鴨川駅には特急わかしおも走りまして、普通列車だけの区間から脱出しました。
ここまで内房線でしたが、安房鴨川駅から外房線に入ります。
行川アイランド駅は1964年に開園した、行川アイランドのアクセス駅として設置された駅です。南国をイメージした動植物園で、一台リゾート地として開発されました。
しかし、バブル崩壊後利用客の低迷に歯止めがかからず、2001年8月に行川アイランドが閉園。駅は残っていますが、秘境駅のような扱いを受けています。
上総興津駅の駅舎は、1927年開業当時から変わらないもの。塗装や柱の年季から、その風格が感じられますね。
かなり寂しい感じの勝浦駅、和歌山県の紀伊勝浦駅にも雰囲気が似ています。
勝浦港は県内で銚子に次ぐ漁獲量を誇り、カツオが多く獲れます。勝浦朝市は日本三大朝市の一つ、勝浦ラーメンも人気で、食に関してかなり売りが多い街です。
1437 上総一ノ宮駅 着
木更津駅から3時間30分も、同じ電車に乗り続けていました。房総半島ってやっぱり大きいんですね。
1439 上総一ノ宮駅 発
長旅を共にした2両編成の電車にお別れしまして、お隣の電車で引き続き外房線に乗車します。
あまり知らなかったのですが、茂原駅は結構な主要駅で、駅レンタカーもあります。
商業施設の南総サンヴェルプラザが隣接したりと、かなり大きな駅であることが分かります。
1500 大網駅 着
外房線は蘇我駅まで続きますが、再び戻ることになってしまうので大網駅で下車。
ちょっと無機質な通路を通りまして、東金線に乗り換えます。
東金線は僅か13.8kmの路線で、途中駅は3駅だけ。
それでも全線開業110周年とのことで、かなり歴史ある路線というのには驚きです。
1511 大網駅 発
午前中、千葉駅からも乗ってきた209系電車に乗り込みます。夕方になって高校生の下校にも重なりました。
右手には、立派な高架駅の外房線。
ホームがお互い離れているので、別会社感がありますね。
列車が走るのは田んぼの中が基本となっています。冬らしい静かな景色です。
路線の名前になっているだけあって、東金駅でどっとお客さんが降りていかれました。
1528 成東駅 着/1529 成東駅 発
東金線が0番のりばの切欠きホームなので、総武本線の列車まで急いで乗り換え。1分しか乗り換え時間がなく、かなりハラハラします。
八日市場駅は匝瑳市の中心部に位置する駅。
匝も瑳もこの地名以外で見たことありませんね(笑)
遠くの方には霞ヶ浦が何となく見えている気がします。そんな平らな平野が広がるばかりです。
1619 松岸駅 着
成田線の分岐駅となる松岸駅で、1時間ほど待つことになります。
総武本線の終点、銚子駅の一駅手前です。
銚子から東京へ向かう、特急しおさいが悠々と通過していきました。
1712 松岸駅 発
今日は大回り乗車で乗っているので、ここで途中下車はできません。一切外に出ず、列車を待つことになりました。
空も夕方を越えまして、夜になりつつあります。
1826 成田駅 着
成田線の途中駅、成田駅で下車しました。
1850 成田駅 発
ここから乗りかえるのも成田線。我孫子支線と呼ばれる支線です。
1931 我孫子駅 着
我孫子と言えば、唐揚げそばですね。大きなからあげがドンと乗っていて、これさえ食べれば大回り乗車も平気です。
2000 我孫子駅 発(14分遅れ)
常磐線がやや遅れをもって到着。土浦行きに乗車しまして、茨城県に入ります。今日一日ほとんど千葉県にいたんですね。
2054 土浦駅 発(8分遅れ)
勝田行きの列車は、ここ土浦駅にて切り離します。
2134 友部駅 着(8分遅れ)/2140 友部駅 発
常磐線は遅れを引きずっていましたが、夜ということもあり水戸線との接続を取ります。
2243 小山駅 発
東北新幹線も停車する、小山駅に到着しました。
2312 小山駅 発
ここからは宿の関係もあり、宇都宮駅まで北上します。
2339 宇都宮駅 着
いよいよ関東の北端まで来たという感じ、明日から東北地方を目指します!
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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