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【3300円で東京→青森】11時間の夜行バス・キラキラ号乗車記(5)
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今日は新青森駅に来ています。ガラス張りの非常に新しい駅舎、かつての青森駅とは対照的でした。
これから乗車するのは東京からやってくる最初の新函館北斗行きのはやぶさ1号、北海道新幹線内では全停車型の便です。
はやぶさは全車指定席ですが、今回は空席を利用できる立席特急券を選択。これならば乗車時、自由に席を選ぶことができます。
今回は北海道新幹線を最大限楽しんでいきましょう。
北海道新幹線でおすすめなのは、3座席が並ぶA席側です。
一般的に1人で座るとき、2人席の方を選ぶ方が多い傾向があるそう。
しかし北海道新幹線は乗車率も低いですし、景色としては右側の方が良いのです。
一番大きなポイントは反対方向の線路を見られるということです。
普通であれば線路を見られるというのはそこまで重要ではありませんが、北海道新幹線においては見ておきたいものになります。
津軽線の新中小国信号場からは海峡線が分岐。
青函トンネルを走る貨物列車が本州と北海道を結ぶため、こちらへ合流していきます。
これによって線路はレールの幅が異なる新幹線と在来線両方が走るため、3本になります。
北海道新幹線ならでは、三線軌条はぜひ見るべきものです。
青森県内唯一のJR北海道の駅、奥津軽いまべつ駅に到着。
2面の対面式ホームの内側には新幹線が3線、そして外側には貨物列車を退避させる線路が置かれています。
新幹線の秘境駅とも呼ばれるこの駅、やはり利用者はいらっしゃいませんでした。
奥津軽いまべつ駅を出発して3分後、青函トンネルへ入ります。
青函トンネル入り口広場については左側にあるため、これだけは少々デメリットになるかもしれません。
青函トンネルに入ると電光掲示板でその案内がなされます。
今回はありませんでしたが、放送で紹介されることもしばしばありました。
津軽半島の先端に設置されている竜飛定点を通過。
暗いトンネル内に明るい光が見えるのが目印です。
また、北海道側にも吉岡定点があり、これらは避難用に設置されています。
青函トンネルを安全に通るために必要なこれらの施設、右側の方が遠くからのため見やすいです。
青函トンネルとほぼ一体化した湯の里トンネルを抜け、北の大地に降り立ちました。
ここで右側は一瞬その景色を見られますが、すぐに防音壁が続いてしまいます。
一方反対側は防音壁が無いため、この点は少々残念かもしれません。
とは言ってもしばらく経てば山深い中を走る様子を見られます。
続いて通過するのは湯の里知内信号場です。
海峡線時代は知内駅が設置されていましたが、新幹線開業によって廃止されました。
この信号場の様子がより見やすいのは、やはり右側です。
いくつかトンネルを抜けていくと木古内駅到着の放送が流れます。
三線軌条だった線路のうち貨物列車が走る在来線は地上方面へ降りていき、第三セクターの道南いさりび鉄道へと繋がっていくのです。
こちらは再び新幹線だけの線路幅に戻りました。
今日は木古内駅で下車します。
こちらも利用者はかなり少ないですが、3人ほど降りていかれました。
この先、木古内~新函館北斗で函館山を見られるのも右側。
やはり右の方が良いと感じていただけましたでしょうか。
皆さんも北海道新幹線に乗車の際、ぜひお楽しみいただけたら嬉しいです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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