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【福岡地下鉄直通で分断】2つに途切れた筑肥線・東唐津駅旧線を歩く[史上最長片道切符の旅(13)]

2022年2月25日

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今回のルート

伊万里〜日田

 

第三セクター松浦鉄道西九州線に乗ってきました、こちらは佐賀県の伊万里駅です。

伊万里といえば伊万里焼。ホーム上に立てられた駅名標も、伊万里焼を用いたものになっていました。

 

ここ、伊万里駅はJR筑肥線の終点です。

筑肥線は現在、伊万里〜山本と唐津〜姪浜で途切れている路線。なぜ2つに分かれているのか、路線図を用いて説明します。

筑肥線は元々、伊万里〜博多まで一本で結ばれていた路線でした。

伊万里より続く筑肥線は山本から東唐津へ、そこでスイッチバックして姪浜、博多まで至っています。

そんな中で福岡市営地下鉄の建設が計画され、筑肥線と相互直通することに。

電化に伴って唐津市内の線路が改変され、山本〜東唐津は廃止。一方で虹ノ松原〜唐津駅で新線が建設されたのでした。

 

唐津〜姪浜は電化されている一方で、伊万里〜山本、そして唐津線に乗り入れる区間は非電化区間。

博多への都市路線になった電化区間とは異なって、ローカル線らしさを感じさせるものです。

ちょっと慌ただしい乗り換えとなったのですが、伊万里駅を出発しました。

1982年に伊万里駅の貨物列車は廃止。単式ホームの1面1線で結構寂しいです。

 

桃川駅で奥の線路の形を見てみると、不自然にグネっと曲がっているのが分かります。

これはかつて交換可能駅だった証拠で、あの辺りにポイントが設置されており、島式ホームだったはずです。

 

かなり古い駅舎の残される肥前長野駅。

その駅舎側には貨物ホームらしき跡が残されています。

 

大川野駅は筑肥線の非電化区間で、唯一の交換可能駅です。

ここにも駅舎側のホーム跡、そして線路まで残されていました。

 

こちらは駒鳴駅。

殆どの駅で交換可能設備や貨物ホームの跡が残っており、筑肥線の役割の大きさを知らしめられました。

 

基本的に開けた地形ですが、伊万里市と唐津市の境で山の中を越えていきます。

 

西相知駅は唐津炭鉱の中心部に近いところ。

その駅構内もかなり広く、かつての繁栄を物語っているようでした。

 

進行方向右側から近づいてくる、唐津線と立体交差します。

 

その後はかなり長い距離を並走。途中ではエンジン音を大きく響かせながら、唐津線本牟田部駅の横を通過していきました。



山本駅に到着。今回はここで下車します。

山本駅は唐津線との乗換駅です。

冒頭でご説明したとおり、筑肥線はここで途切れています。

 

筑肥線の新線が開業し、現在の形となったのは1983年のこと。

史上最長片道切符の旅時代はまだ旧線だったため、東唐津駅方面への廃線跡を歩くことにします。

 

山本駅から東へ向かい、踏切辺りで廃線跡は唐津線から離れていきます。

 

東唐津駅方面を見てみると、廃線跡のカーブが分かります。

 

向こうの唐津線を、黄色いディーゼルカーが走っていきました。

 

佐賀県立唐津特別支援学校から先は、川を渡ることになります。

 

近くの道路で松浦川を渡りながら、廃線跡を迂回することにしました。

 

唐津市立久里小学校辺りから廃線跡に復帰。このカーブは鉄道路線独特のものです。

 

ここにあったのが、久里駅になります。ちゃんとモニュメントで残されているのですね。

 

筑肥線の廃線跡は、国道40号線に活用されています。



こちらは唐津インターチェンジ。

西九州自動車道のインターチェンジとなっています。

 

次はボートレースからつの近くにある、鏡駅。

鏡のようにピカピカの石で、駅名標のモニュメントが作られていました。

 

東経130度という不思議な交差点を見ながら、奥には筑肥線の高架橋が現れています。

 

左に目をやると、東唐津駅のホームが見えました。

 

旧・東唐津駅の位置は、現在と異なります。廃線跡は高架をくぐるようにして、この先も続いていきました。

 

高架をくぐりまして、振り返ります。

右側が山本から旧・東唐津へ続いていた跡。旧・東唐津駅でスイッチバックしたのち、左側の虹ノ松原駅へ向かっていたのです。

 

松浦川の向こうには、唐津市の中心部が見えています。唐津城など、佐賀県第二の都市らしい光景はあちらです。

 

ダイワロイヤルホテルやファミリーマートの辺りが、東唐津駅のあった場所です。貨物ヤードや東唐津気動車区もあったそうで、かなり重要だったことが分かります。

 

それでは、現在では高架駅となった東唐津駅から乗り込みます。

 

筑肥線は唐津駅まで電化されているので、こちら電車がやって来ました。

 

都市路線らしい電化された高架線上を出発。

 

お隣の虹ノ松原駅からは、かつての筑肥線と同じルートを走ります。

 

唐津湾などではすぐ横に海を見られました。博多という大都市から程なくして広がるこの光景、札幌からの銭函に似ています。

 

筑前前原駅に到着しました。筑肥線にはホームドアが設置されているのですね。



ここで福岡市営地下鉄への直通列車に乗り換えます。

方向幕には福岡空港の文字。この通り、地下鉄へと乗り入れていくのです。

 

筑肥線の電化区間はこの直通のため、交流ばかりのJR九州で唯一の直流区間となっています。



姪浜駅に到着しました。

ここがJR九州と福岡市営地下鉄の境界駅となっています。

 

高架駅の姪浜駅から、一気に地下へ潜っていきました。

 

博多駅に到着。列車は引き続き日本一便利な空港、福岡空港に向かっていきました。

 

JR HAKATA CITYの屋上庭園からも、空港を見ることができました。

 

博多駅からは鹿児島本線で久留米駅へ。

 

すぐの乗り換えで、久大本線の日田行きに乗車します。

 

この列車は大分県産のブランドいちご『ベリーツ』のラッピング列車。

窓や網棚にまでイチゴが成っていました(笑)

 

今日は終点の日田駅で終わりです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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