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【サイレント引退】越後線115系乗り納め 吹雪の新潟・福島を普通列車で行く[史上最長片道切符の旅(51)]
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会津若松駅から只見線に乗車する予定だったのですが、今日は運休。そのため喜多方駅へ行ってみることにしました。
この駅は磐越西線の途中駅ですが、スイッチバック式の構造となっているため、鉄道の運用上でも重要な立ち位置です。
磐越西線は郡山から新潟県新津市までを結ぶ路線です。
郡山から会津若松を過ぎ、喜多方駅までは電化されており、そこから先は非電化区間となっています。
今回注目するのは会津若松から喜多方です。
JR東日本はこの区間の電化設備を撤去し、全て気動車による運行に切り替える方針を示しました。
ここの電化設備を撤去しやすい理由として、大きく2つあります。
1つ目は磐越西線の運行系統が、会津若松駅で分割されている点です。
郡山から喜多方を直通する電車であっても、会津若松駅はスイッチバックの構造。ここで進行方向を切り替えることになります。
また、郡山から喜多方へ直通する列車は、現在1.5往復しか運行されていません。
郡山2155-2258会津若松2305-2321喜多方
喜多方0610-0626会津若松0636-0750郡山
喜多方1745-1801会津若松1813-1931郡山
利便性の低下を理由に電化設備撤去に反対しているようですが、ほとんどの列車は乗り換えが必要となっています。
2つ目の理由は、観光列車フルーティアふくしまが喜多方駅まで行けなくなるためです。
この列車は719系電車での運行となっており、電化設備が撤去されれば、会津若松行きになります。
確かにこれは喜多方市にとって不利益でしょうが、この列車自体、運行終了が囁かれています。
それではここから普通列車喜多方行きに乗車しましょう。今回の列車は気動車での運行です。
郡山駅からの電車が到着しました。ここで乗り換えのお客さんを待ちまして、会津若松駅を出発します。
このGV-E400系気動車は、2019年に登場した新型車両です。
列車のエンジンで発電をし、その電気を利用して動かしているため、実質的に電車と同じように運転できます。
左側は喜多方方面、右側は郡山方面となります。
喜多方方面は左側にカーブしていき、こちら側の架線が撤去されるであろう方です。
堂島駅に到着。
会津若松〜喜多方は普通列車であっても、塩川駅以外通過するものが多くあります。
笈川駅は湯川村唯一の駅。小さな待合室にプラットホームの駅となっています。
塩川駅に到着しました。行き違いが可能な大きな駅で、SLばんえつ物語以外すべての列車が停車します。
SLでも会津若松行きは停車するので、その駅名標が立てられていました。
列車は雪道の中を堂々と走行中。
そんな中深く雪の積もるところに突っ込み、前面が真っ白になりました。
線路上を列車が走るのではなく、列車が線路を引いていくようです。
それに加え、強風で雪が舞い上がり、前が見えなくなるほどになります。
駅まで見えないくらいになる中、会津豊川駅に到着しました。
列車が雪を舞い上げるため、横の窓も氷で一面。もう何も見えません。
ここまでかなり直線的に走っていましたが、喜多方駅手前でカーブしていきます。
喜多方駅は大きな駅で、2面3線となります。
喜多方駅からは、米沢までを結ぶ予定だった日中線が伸びていました。
ここでは会津若松〜新潟を結ぶ快速あがのと行き違います。
この列車は2022年3月に廃止される予定です。
喜多方駅では20人ほどの下車。割と多くのお客さんが乗車されていました。
フルーティアふくしまの終着駅ということもあり、このような階段アートが作られています。
跨線橋から新津方面を見てみると、架線が続いています。
その先を進んでみると、踏切を渡って2つ目の架線柱で途切れていることが分かりました。
会津若松〜喜多方の非電化化は、効率の観点からも全く不自然な点は無いように思います。
架線のある当たり前の光景を見られて良かったです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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