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【花火ダイヤで大出世】岡崎公園前の名鉄臨時停車 愛環211系も[2308長岡(6)]

2023年8月6日

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2023年8月5日、東海地方有数の規模を誇る、岡崎城下家康公夏まつり花火大会が行われました。

最寄駅となる名鉄名古屋本線の岡崎公園前は普通列車しか止まりませんが、この日は優等列車の臨時停車や臨時列車の運行などが行われ、普段では考えられないような混雑を見せます。

 

さらに隣接する愛知環状鉄道の中岡崎駅には、普段来ないJR東海211系電車が岡崎行きとしてやってきました。

花火大会の駅に密着しまして、この日限り見られた珍しい光景をお届けします。

 

こちらは名鉄名古屋駅。

比較的混雑が穏やかな会場へ向かう方向については、特急/快速特急の臨時停車は無く、急行のみの臨時停車します。

帰宅時間帯に重なっていることもありますが、特別車は満席。近くの新安城駅や東岡崎駅まで特別車を利用する方も多かったと思われます。

 

急行豊橋行きのところには「岡崎公園前に臨時にとまります。」と書かれています。

 

いつも通り2分間隔で列車が入線してくる、高密度運転の名鉄名古屋駅。いろんな列車が頻繁に来るため普段から肉声放送で案内がされており、今日は岡崎公園前に臨時停車することも追加で放送します。

 

停車駅一覧には出ていませんが、「岡崎公園前に臨時にとまります」と追加で表示される形式でした。



名鉄名古屋駅を出発しました。

臨時停車に対応しており、運転席モニターには「岡崎公園」と表示されています。

 

名鉄名古屋駅の時点では結構空いていたのですが、金山駅から混雑してきました。

 

神宮前駅で運転士さんが交代され、知多半島や中部国際空港へ向かう河和線から離れます。



鳴海駅で停車中、後続の快速特急に追い抜かれます。

あれで東岡崎駅まで行った後、折り返し普通列車に乗った方が、岡崎公園前駅の到着は早いと思われます。しかし、慣れていない人にとって、一本で着ける利便性はかなり高いものです。

 

運転席に備えられているスタフにも、「岡公」と書いたものが差し込まれていました。

 

東岡崎方面ホームが高架化された、知立駅へ向かって登ります。

帰省された方が多い時期、その変わりように驚く声も聞かれました。

 

三河地方の代表的なお祭りということで、このあたりからのお客さんが非常に多いです。

 

新安城駅に到着しました。

普段は岡崎公園前駅に行く場合、6番線に停まっている、普通東岡崎行きに乗り換える必要があります。



次の停車駅は岡崎公園前駅です。

車内表示器に駅名の案内はされず、速度表示がずっと出ていました。

 

新安城駅からは添乗の方が乗られており、臨時停車への対応かと思われます。



まもなく岡崎公園前駅に到着、いつも通り肉声での放送が行われました。

直交している高架橋が愛知環状鉄道。東海道本線の岡崎駅から中央本線の高蔵寺駅を結んでおり、豊田市や瀬戸市等から訪れる方はこちらを利用すると思われます。

 

プラットホームは上下線ともに、6両編成を限界として対応しています。この通りホームいっぱいの停車です。

 

階段と出口は名古屋寄りに1つだけという構造で、中々進みません。一方で、人流の誘導はしやすいのかなと思います。

 

駅前広場を見下ろすと河川敷へ向かう多くの方がいらっしゃって、運営テントなども立っていました。

 

ちょうど愛知環状鉄道には、大河ドラマ『どうする家康』ラッピング車両が来たところです。



続いて普通列車東岡崎行きが到着です。

普通列車でも6両編成での運行、おそらく増結されているものと思われます。

 

中々ホーム上の混雑は引かず、特急や快速特急は普段より低速での通過が行われていました。

 

名古屋方面の普通列車については4両編成で到着しました。便によって両数は異なりそうですが、名古屋方から花火会場へ向かう人の方が多そうです。



ここでホーム上の時刻表にて、臨時停車の案内などを見てみましょう。

東岡崎方面は16〜21の間、毎時4本の急行が臨時停車。停車本数が普段の倍になっています。

 

さらに夜には追加の臨時列車、普通本宿行きが3本設定されていました。本宿行きということから、そのまま車庫へ帰っていくと思われます。

 

今度は名古屋方面の時刻表。こちらの方が多く臨時停車の設定がされており、20時台には9本追加、21時台には10本追加で停まります。20,21時台は全ての列車が停車しているようです。

通常21時台の列車は2本だけなのに対し、12本停車することになります。

 

追加の臨時列車も多く設定されており、臨時急行は矢作橋駅にも停車していました。



エレベーター通路からホームを見下ろすと、その混雑ぶりがよく分かります。

急行から多くの方が下車されまして、階段周辺で完全に止まってしまうぐらいに滞留しています。

 

こちらは階段を降りた先にある地下通路です。東岡崎方面、名古屋方面共にこちらを利用することとなります。

 

臨時改札も開放されていまして、ICカードは普段の自動改札機、紙のきっぷは臨時の有人改札という形です。



続いてすぐ近くにある、中岡崎駅へ。

愛知環状鉄道は臨時ダイヤでの運行を行っているの事です。

 

普段無人駅の岡崎公園前駅に対し、こちらは有人駅で窓口もあります。

 

改札を出た先の踊り場では、ヤマザキパンや飲み物など販売が行われていました。

 

そして発車標を見てみますと、全て臨時と表示されています。今日はそもそもダイヤが大幅に変わっているみたいです。

 

自動改札機に加えて臨時改札も開かれ、これに対応した簡易TOICA改札機も設置されていました。



早速入場券で構内の様子を見ようとホームへ上がったところ…。

211系電車が「岡崎」の幕を出して発車するところでした。

今日は臨時ダイヤで増便や増結を行っているのですが、愛環だけでは車両数が足りなかったようで、JR中央本線で走る211系電車も動員されたみたいです。

 

普段は平日に途中の瀬戸口駅まで入線することはありますが、ここまで南下してくるのは非常に珍しいです。

側面の方向幕は「岡崎」を出していましたが、正面の方には入っていないみたいで、「普通」だけでした。

 

中岡崎駅で乗降に時間がかかることを考慮し、5分ほど停車するかなり余裕を持った臨時ダイヤが組まれています。

 

夕方からの赤い文字が臨時臨時ダイヤです。

単線のため本数は増やせませんが、2両で運転するところを全て4両にして対応しています。

 

花火大会は19:00より始まりました。メイン会場のものではありませんが、中岡崎駅ホームからでも見られます。

 

豊田市からの列車が到着すると、まだまだ多くの方がホームを埋め尽くすようでした。

 

長年ラッピング車の運転を行っていなかった愛環ですが、最近になってかなり数を増やしています。



211系電車が岡崎駅で折り返し、高蔵寺行きとして戻ってきました。

来年JR東海車両での運行が行われても、315系に変わっていそうなので、結構貴重な光景だったように思います。

 

来年には315系になっていそうなので、これも最後に見られる貴重な光景だったかもしれません。

 

20時が近くなってきますと、帰る人が増えてきました。高蔵寺方面の列車はかなりの立ち客が出ています。

 

岡崎方面に関しても発車時空席だらけだったのが、だんだん立ち客も多くなって帰路につき始めているようです。



再び名鉄岡崎公園前駅へ戻りまして、臨時停車による高頻度な停車の様子を見てみることにします。

お客さんが帰っていく傾向はこちらの方が非常に大きく、これから向かう方は愛環に比べて少ない印象でした。

 

名古屋方面ホームはこの通りの混雑、おそらく遠くから来られている方は名鉄の方が多いのでしょう。

 

特急岐阜行きも停車しまして、多くの方が乗っていかれました。逆に東岡崎方面は人の動きも少なく、ホームも余裕が見て取れます。

 

2分後には普通列車が到着、その高頻度運転ぶりには驚かされます。

 

続いて急行列車が臨時停車。普段からですが、この列車まで半分くらいの急行が有松駅にも停まります。



名鉄名古屋本線の東側で最高種別となる、快速特急の新鵜沼行きが停車。

東岡崎駅の時点でかなり乗られていたようですが、さらに満員状態となります。

 

特急・快速特急には特別車も連結されています。

しかし岡崎公園前駅のホームは6両編成対応のため、8両編成が停車すると後ろの2両(特別車)はホームをはみ出して、扉が開きません。利用する場合は車内での移動が必要です。



臨時停車の急行豊川稲荷行きに乗車し、東岡崎駅へ向かいます。

10分くらい列車が来ていなかったのですが、後ろ寄りに集中していたため、前よりはガラガラの状況でした。

 

花火会場へは東岡崎駅から歩く方も多く、エスカレーターが封鎖されていました。

 

さて、ここからは岡崎公園前に臨時停車する快速特急に乗ってみたいと思います。

岡崎公園前発着の特別車両券(ミューチケット)は購入できないため、東岡崎〜新安城で購入しました。新安城駅に快速特急は止まりませんが、こちらも今日は臨時停車です。

 

名古屋方面ホームは広いところでもかなりの混雑でした。

 

発車標には「本日は、岡崎公園前にも臨時にとまります。」と表示され、自動放送も対応しています。

 

快速特急新鵜沼行きも同様、新安城も臨時停車ですが、こちらは通常の停車駅として流れていました。

 

特別車にもかなり乗車される方がいらっしゃって、ほぼ満席状態です。

 

車内の液晶ディスプレイに関しては、停車駅案内など流れませんでした。



岡崎公園前駅に到着です。

一般車の扉は開いているのですが、特別車の扉は開きません。

 

先程外からご覧頂いた通り、ホームの長さが足りないため、特別車はドアカットで締め切り扱いになっています。

岡崎公園前から利用する場合、一般車から乗り込んで車内で移動する方式です。



通常は快速特急が停まらない、新安城駅で下車しました。

さすがに新安城駅で特別車から下車する方はほぼいらっしゃいませんでしたが、一般車からは多く降りられました。

 

白地に赤文字が夜の駅に映える、展望車を見送っていきます。



しばらく新安城駅に滞在しまして、臨時列車を見送りました。

こちらは臨時列車として追加で設定された、普通列車本宿行きです。

普段でも数本程度設定されていますが、珍しい部類の行き先ではあるかと思います。

 

急行弥富行きは普段左側3番線に止まっているのですが、今日は右側4番線の停車。

4番線には臨時列車として設定された、急行豊明行きが止まっています。

急行列車同士が並び、急行弥富行きが20:48発、急行豊明行きが20:49発という1分差です。

 

今日は3日間開催されている安城七夕まつりの中日であり、南安城駅から西尾線に乗って乗り換えてこられる方も多いです。

 

新安城駅には快速特急豊橋行きが1日1本だけ停車していますが、新鵜沼行きが止まるのは珍しいです。

 

最後に臨時列車の、急行金山行きを見送りました。名鉄名古屋駅までは行かず、手前で運行を終える形です。

 

今日は岡崎花火大会に向けて設定された臨時列車の数々をご紹介しました。

名鉄特急が数多く停車したり、岡崎市内の愛知環状鉄道に211系が入ったりと、かなり見どころが多かったです。来年以降も設定されると考えられるため、是非これらの列車でお越しになってください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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