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新十津川からは折り返し、浦臼町の方へ向かいます。
浦臼町のわがまちご当地入場券を購入するためなのですが、その最寄り駅がこちら、
鶴沼駅です。
この駅は新十津川から浦臼駅の間なので1往復しか列車がやって来ません。
浦臼駅までならまだそれなりの本数あるのだからその近くにすれば良いのに…と思いましたが、販売場所で何か他のものを買ってもらおうとかいう思惑があるのでしょうね。
鶴沼駅は単式ホームで、板張りではなく、コンクリートを並べたようなホームです。
アスファルトで舗装されたようですが、かなり剥がれてきてます。
農地の方へ移ることができる道がありましたのでそちらにまわって来ました。ホームが薄いのがお分かりでしょう。
ちなみに奥のホームが先ほどご紹介したコンクリートが並べられたホームなのですが1両分しかありません。後から2両分必要になったのか、手前側に板張りのホームが付け足されていました。
木目調の壁紙がプリントされた、トタンの待合室です。
しかし、クモの巣たくさん張っているし、変な臭いがするし、申し訳ないけれど、とてもいられませんでした。
待合室を出た所の大きなコンクリートのか溜まりが目につきますが、こちらは用水路の水量を調節する設備らしいです。
鉄道ファンなら橋梁などの遺構を想像しちゃいますよね(笑)
それではここからわがまちご当地入場券が売られている浦臼町自然休養村センターまで歩きます。
しばらく歩くと廃校になってしまった鶴沼小学校が見えてきました。現在では博物館として農耕器具などを展示しているそうです。
道路の向こう側の建物が浦臼町自然休養村センターでした。浦臼温泉もありますが、入ってはいません(笑)
そして、浦臼駅のわがまちご当地入場券がこちら
雪を被った山々をバックに雪原のの中を1両の列車が走り…。絵に描いたような北海道のローカル線の景色です。
さらに裏側には色鮮やかなお花畑にリスがちょこんと居座っている…。
わがまちご当地入場券は102種類あるんですが、個人的には1番気に入っています!
さて、浦臼駅まで歩いてきた訳ですが、この浦臼駅は独特な駅で、歯医者さんが併設されているんです。
この建物のほとんどが歯医者さん。しかし、煉瓦と木材を一緒に使うなんて、発想がすごいですね。オシャレに見えますよ!
駅舎のところにも浦臼駅と浦臼町歯科診療所と書かれています。『うらうす』がやけに楽しそうな書体ですが(笑)
駅舎内はこんな感じで、待合室はかなり小さめ。まあ、本数を考えたら十分ですけどね。
椅子なども綺麗にされていました。
ちなみに歯医者さんは奥のシャッターのところから入るみたいです。このときはお盆だったので開いている訳もなく。
なお、駅舎に入らなくても直接ホームに入れます。
砂利敷きの、単式ホームです。線路の向こう側の敷地を見てもお分かりの通り、交換設備がありました。
遠くまで見てみると、ポイント跡のようなカーブがわかります。浦臼駅では貨物の取り扱いをしていたこともあり、転車台もあったそうですよ。
駅前はこのように住宅がありますが、この辺りはそこまで栄えてはいません。
ちなみに浦臼町には昨年ローソンができるまでコンビニがなかったそうで、あのセイコーマートが出店していない珍しい自治体です。
だからと言って町全体が栄えていないわけではなく、わがまちご当地入場券を購入したところにあった道の駅は多くの方で賑わっていましたし、温泉やキャンプ場もある魅力ある町です。
さて、当初は浦臼駅から札沼線で札幌へ戻る予定だったのですが、浦臼町営バスで奈井江まで行くことにしました。
いかにもコミュニティバスの様相ですが、乗れれば問題ないですからね。
日本3位の川、石狩川を渡ります。この辺りは稲作が盛んというのは車窓からもわかるのですが、これだけ立派な川があってくれれば日本の稲作をこれからも支えてくれそうです。
奈井江駅に到着。こちらについては、また次回!
今回もご覧いただき、ありがとうございました。