名鉄 岐阜 JR

名鉄の急行 北アルプスが走った新鵜沼駅連絡線の廃線跡を歩く【広見1】

2021年1月19日

 

こちらは犬山線と各務原線の接続駅、新鵜沼駅です。

 

現在この駅は名鉄の新鵜沼駅とJR高山線 鵜沼駅の乗換駅となっています。

 

(spaceaero2-Own work,CC表示-継承3.0https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Meitetsu_kiha8500_kitaalps_takayama.jpg#mw-jump-to-licenseより)

かつては名鉄名古屋駅から犬山線を経由し、高山まで直通する急行 北アルプスが運行されていました。

しかし、現在では廃止されてしまい、直通のための路線も剥がされています。

オレンジの線が犬山線と高山本線を結んでいた路線、今回はその廃線跡を歩いてみます。

 

新鵜沼駅東口の南側、犬山遊園寄りに来ました。
右の方にカーブしていく道が見えるかと思いますが、まさにこれが廃線跡です。

 

かつて三角形の形で線路に囲まれていた駅前。

 

現在では駐車場やロータリーとして整備されました。

 

再び廃線跡を歩いていると、途中には左奥に鵜沼駅のホームや駅名標などが見えています。

 

線路が撤去されたのは2011年頃、その後に道路へと変わったため、道沿いには新しめの住宅が並んで建てられていました。

 

そんな中にあるのが名鉄協商パーキング、かつての名鉄の敷地をそのまま受け継いでいるのでしょう。

 

振り返るといかにも鉄道らしいカーブだと実感できます。

新鵜沼駅と鵜沼駅は空中歩道によって結ばれています。改札内に入らなくても線路を越えた移動が便利になりました。

連絡線から少し話がそれますが、各務原線と犬山線についてもご紹介。
空中歩道から見た西側、岐阜駅方面の様子です。

手前の犬山線の線路は行き止まり、それに対して奥の各務原線は高山本線へ並行するようにして続いていきます。
かつて各務原線と犬山線のプラットホームは直交するようになっていました。直通運転が始まったのは1964年、現在のようなホーム構造へと変わったのです。



急行北アルプスは新鵜沼駅・鵜沼駅構内を通過することはなく、その横を走っていくような形でした。

鵜沼駅には一部のワイドビューひだが停車しており、名鉄から乗り換えて高山へ行くなんてことも可能です。

 

もっと昔は富山駅から富山地方鉄道に乗り入れ、立山まで向かっていたこともありました。
かつて直通していたルートで移動してみるなんてのも楽しそうですね。

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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