静かな海を眺めて…。 三角線(あまくさみすみ線)に乗車【九州一周14】
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熊本駅から鹿児島本線で北上、残念な新幹線の駅として紹介されたこともある筑後船小屋駅にやってきました。
在来線ホームは2面2線。快速なども停車しますが、特急有明は停車しません。筑後船小屋駅のある筑後市の中心はお隣の羽犬塚のため、この駅はあくまで新幹線の接続の色が非常に強くなっています。
新幹線のホームとは反対側の駅前には駐車場。パークアンドライドによる利用者もいらっしゃるそうです。
ただ、駅の裏側というのもあって家が少し立ち並ぶ程度になっています。
在来線のホーム同士は跨線橋でつながっています。
新幹線ホームは在来線とは別で、一度改札を出る必要がある構造です。
筑後船小屋駅の在来線の駅舎はこじんまりとしています。
新幹線と在来線の駅シャアの間にはロータリーや、アートの色の強い小さな広場がありました。
筑後市には樹齢の長い木が多いそうで、市の木にはくすのきが選ばれているからか、このようなモニュメントがあるのでしょうか。
それでは本題の新幹線の方を見ていきましょう。
新幹線の駅舎は在来線の改札を一度出た目の前にあります。
神々しいホームからの光が漏れ、幅の広い格子が逆光によって影になっているのが特徴です。
新幹線の駅舎内は、ガラス張りの待合室と改札がある程度で実にシンプルです。
改札の色が白というのも九州新幹線では当たり前ですが、東海や東日本の新幹線に慣れている身からすると違和感を感じます。
在来線のみどりの窓口は閉まってしまいましたが、新幹線側は22:50まで開いています。
それでは在来線とは反対側の東口へ。すると…。
だだっ広い広場、そして明かりのついていない施設があるのみ。
と思ったら、左側に大きな施設がありました。
こちらの建物は九州芸文館と言うそうです。
ここでは様々な方がワークショップや展示室に使える部屋がたくさん整備されています。
また、暗くてよく見えませんが、この建物は新国立競技場の設計でも知られる隈研吾氏による設計です。筑後の山並みをデザインした建物となっています。
明るい状態を見たい方は下のホームページをご覧ください。
こちら側の駅舎も先ほどと同様のデザイン。
しかし、よく見ると格子のデザインは1つ飛ばしで明暗が付けられているのですね。
それでは入場券を購入して、改札内に入ります。
改札内にはKioskもあり、様々な商品が売られています。
改札を入って正面にエスカレーターと階段、そしてその奥にホームへつながるエレベーターやお手洗いがあります。
ホームへ上がると丁度新幹線がやって来るところでした。
テレワークが広まり始めてた頃だったので、降りてくる方も10人程度でした。
ホームは2面3線。
2面2線になる予定だったそうですが、待避線が1本追加されました。
駅名の『筑後船小屋』って特徴的で、不思議な名前ですよね。新幹線が出来る前までは『船小屋』駅でした。
これは、江戸時代頃、この周辺を流れる矢部川の堤防に土木用の船を仕舞うための小屋が並べて建てられたことが船小屋の由来です。
更にその後、矢部川の河川工事の際には平田船を仕舞う、御船小屋が建てられ、地名としてだんだんと浸透していったのでした。
筑後船小屋駅では新大牟田駅、新玉名駅と共にホームの無人化がされています。
新幹線では始めての取り組みとなっていて、JR九州は今後も人員削減を積極的に行うようです。
階段・エスカレーターを上ったホーム階と改札階の間には筑後市の観光についての紹介がされていました。
また、同じ階にはベランダのようになっていて、外に出られる場所があります。
先ほどの九州芸文館の、明かりが輝いているものの、他は遠くに住宅の光が見える程度でした。
駅の近くにほとんど建物がないのは、駅前が広い筑後広場公園となっているためです。
何も無いという印象がある筑後船小屋駅ですが、あえて大きな県立公園を作っているためでした。
と言っても、新幹線の駅前に作るべきなのかは疑問ですが…。
さて、今回は小さな新幹線の駅、筑後船小屋駅をご紹介しました。
他にもこのような新幹線の駅はたくさんありますので、ぜひ皆さんも訪れてみて下さい。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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