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【新幹線開業で人気のバス】名古屋→福井を乗換無しで行ける!高速バスが便利すぎた

 

2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸に伴い、在来線特急は全て敦賀止まりになりました。

大阪からの特急サンダーバード号、名古屋・米原からの特急しらさぎ号は金沢まで走っていましたが、敦賀駅での北陸新幹線乗り換えが必要になります。

 

これによってシェアを伸ばしているのが、名古屋〜福井の高速バスです。

途中での乗り換えが不要で、料金が割安。所要時間もそれなりに短いため人気です。

 

新幹線開業によって、鉄道からお客さんを奪った高速バス。果たして本当に便利なのか、実際に乗ってみました。



高速バスが発着するのは、東海道新幹線側の太閤通口からです。

駅舎を出て正面に、乗車券購入カウンターや待合室があります。

今回はハイウェイバスドットコムにて、インターネットで購入しました。

 

福井行きと金沢行きが交互に出ており、金沢駅行きは満席です。

今回乗車する福井駅行きに関しても、前日に窓側のキャンセルを何とか抑えることができたぐらいで、お客さんの多さを伺えました。

 

ちなみに名古屋駅から出る始発の特急しらさぎ1号は、7:51発。空席も目立っている状況です。

 

この日は8月の日曜日で、お盆ほどではなくともお客さんがそれなりに多い日。バスは2台体制になっていました。

 

人気な路線である反面、運転手さんを確保するのも難しいようですが、最大限輸送力を確保されています。

 

バスは4列シートですが、昼行バスにしては柔らかく快適です。

今回は名鉄バスの車両でしたが、便によってJR東海バス、京福バス、福井鉄道の場合もあり、車両が異なるのでご注意を。

 

座席は全ての区画が埋まっており、所々相席のところもある様子でした。

 

車内設備に関して一番注目したいのが、コンセント。

特急しらさぎ号には設置されていませんが、高速バスなら壁面に設けられていました。これはかなり嬉しいポイントです。

 

お手洗いは車両最後部にあります。この点は、利用するのにちょっと気を使いそう。



7:15 名古屋駅 発

時刻通り名古屋駅を出発しました。おそらく後ろには2号車もついて来ていると思われます。

 

名駅料金所より、名古屋高速に入ります。

 

ちょっと寝落ちしてしまったのですが、こちらは米原JCT。名神高速道路で伊吹山を越えてきて、ここから北陸自動車道に入ります。

名古屋駅発着の特急しらさぎ号だと、米原駅で進行方向を変えるため座席の転換が必要です。これもまた鉄道のデメリット要素になります。



賤ヶ岳SAで15分ほどの休憩。

ちょっとしたお土産屋さんで、軽食程度なら買えそうです。8:40に出発しました。

 

滋賀県から福井県に入り、高速道路はかなり山の中へ。

 

最初の停留所に停まるべく、敦賀ICを降ります。



9:05 敦賀IC 着

ICを降りたところにバス停があり、こちらで1人下車されました。

敦賀の中心市街地から1.5kmほど離れており、それとは反対側に位置しています。

 

バスは外へ出ることなく、そのまま北陸自動車道へ戻ります。

名古屋〜敦賀に関してはこれまで通り、特急しらさぎ号1本で行けるので、十分そうです。

 

ここからトンネルが連続する区間へ。

旧北陸本線や北陸新幹線は長大トンネルで貫きますが、それに比べたら少々蛇行気味です。その代わり最長でも敦賀トンネルの3,225mなので、5,000mを下回っており、危険物を積載した車でも通ることができます。

 

武生ICを降りるところ、正面には真っ白な高架橋が姿を現しました。北陸新幹線です。



9:36 越前たけふ駅 着

かつて越前市の高速バス停留所は、武生ICに設けられていました。

北陸新幹線の越前たけふ駅に合わせて、交通拠点に位置付けられ、高速バス停留所もここに移転したのです。

 

こちらでは2人下車されました。在来線特急に代わる北陸新幹線と高速バス、共に街から少々外れたところが玄関口になっています。



9:43 鯖江IC 着

同じく在来線特急が無くなった鯖江市、鯖江IC近くに停留所が設けられています。鯖江市中心部からは1kmちょっと離れた位置関係です。

越前市と鯖江市に関しては、特急で敦賀駅まで行って、ハピラインふくいに乗り換え、武生駅、鯖江駅に行くのが便利そう。

 

引き続き高速バスは北陸自動車道を東へ、福井ICを降りました。

 

インターチェンジを降りてから福井駅までの一般道も特に混雑しておらず、余裕がありそうに見えます。



10:00 福井駅東口 着

特に遅延することもなく、終点の福井駅に到着しました。名古屋駅からの所要時間は2時間45分です。

 

鉄道と所要時間で比較してみると…

特急しらさぎ1号(名古屋7:51-敦賀)+北陸新幹線つるぎ8号(敦賀-10:06福井)の場合は2時間15分

東海道新幹線こだま763号(名古屋7:11-米原)+特急しらさぎ51号(米原-敦賀)+北陸新幹線つるぎ4号(8:51福井)の場合は1時間40分です。

 

また料金を比較してみると、名古屋〜福井駅東口の高速バスは3,600円

鉄道の通常料金の場合、特急しらさぎ+北陸新幹線は6,960円。米原での乗り換えが増える東海道新幹線+特急しらさぎ+北陸新幹線は7,730円です。

 

JRは高速バスに対抗したオトクなきっぷを発売しているとはいえ、やはり高速バスのほうが優位に立つようでした。

日によっては、あわら温泉までそのまま走る便が1往復あり、さらに利便性が向上しています。ぜひ名古屋からの旅行にも利用してみてください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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