長崎 飛行機

【時津港から船で長崎空港へ】キットカット廃止のスカイマーク[2402-03神戸サンダバ(4)]

2024年2月29日

 

2022年秋に西九州新幹線が来てから1年半、新しくなった長崎駅に来ています。

 

新幹線と並んで、長距離輸送を担うのが航空機。

長崎空港は大村市にある海上空港で、長崎市街から少々離れており大村湾を避けた遠回りが必要です。

 

空港アクセスで一番主要なのが、空港リムジンバス。

長崎駅前経由と浦上経由それぞれ1時間に2,3本程度運行しており、長崎駅前〜長崎空港は1,200円。所要時間は55分です。

 

もう一つ、西九州新幹線で新大村駅まで行き、タクシーに乗る方法も。

以前の記事でもこの方法をご紹介しましたが、2023年10月をもって事前予約乗合タクシー「おおむらかもめライナー」は廃止されています。やはり新幹線が開業しても、空港リムジンバスが主流のようです。

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そして今回ご紹介するは、大村湾を縦断する船でのアクセス方法です。

長崎市中心部から北上した時津町から長崎空港は、船で結ばれています。あまり知られていない航路ですが、一度乗ってみたかったので試してみることに。

 

また、長崎空港から神戸空港へスカイマークを利用。2024年2月をもって廃止される、オリジナルキットカットの機内サービスを最後に体験してきました。



長崎駅前はだいぶ整備が進み、駅前ロータリーも分かりやすくなっています。

ちょうど大きなバスがやってきましたが、こちらが長崎空港リムジンバス。駅を出て目の前、ロータリーのバスのりばから発着します。

 

今回向かう時津町までは、路線バスでのアクセス。路線バスのバス停はもう少し進んで、路面電車が走る国道に面したところです。

 

乗車するのは長崎バス1系統、溝川行きです。

 

出入り口がかなり後ろの方だったり、床に木が使われていたりとレトロさが目立つ車内。Suicaなど交通系ICカードも利用可能です。



14:19 長崎駅前 発

工事真っ最中の駅前広場を横目に、長崎駅を出発しました。

 

西九州新幹線の高架下をくぐり、長崎本線と路面電車に沿って国道を走ります。

 

バスターミナルが入居した大型商業施設、みらい長崎ココウォーク横を通過。すぐ近くに特急かもめが停車していた、JRの浦上駅があります。

 

道路の真ん中を走っていた路面電車の線路は、左側へ逸れました。

長崎西洋館の建物内を走ることで有名ですが、閉館後解体作業が進められており、この光景を見られるのもあと僅かの期間に思われます。

 

再び道路の真ん中へ戻ってきた路面電車は、赤坂駅で終着駅に。

 

長崎市と時津町の境はロードサイド店舗で埋もれており、あまりはっきりとは分かりません。

 

14:46 時津 着

時津のバス停で下車しました。長崎駅前から25分、料金は320円です。

 

時津港へ向かう途中には時津ウォーターフロント広場が整備されていて、時津街道についての解説ボードがありました。

 

江戸時代に整備された長崎街道は、西九州新幹線と同じように大村市から諫早市まで迂回して長崎へ至るルート。それに対して大村市より北側の東彼杵そのぎから時津を船で行く海上ルートがあり、1日旅程を短縮できていたそうです。

大村湾で隔てられた部分を短絡しようとするのは、今も昔も同じですね。

 

時津港の旅客船ターミナルは、ヤスダオーシャンホテルが兼ねています。

 

時津〜長崎空港の船を運航しているのは安田産業汽船株式会社なので、このホテルと同じ系列なのでしょう。

 

券売機や待合所などは、ホテル1階のフロント近くに置いてあります。

 

長崎空港で乗り継ぐ形で、ハウステンボスへ行くことも可能です。

 

時津から長崎空港の料金は1,600円。空港リムジンバスと比較して所要時間もあまり変わらないので、長崎市街から空港へのアクセスに船を利用する方はあまりいないでしょう。

 

長崎空港から時津港の船に接続し、西彼杵そのぎ半島へは「さいかい圏スーパーライナー」というシャトルバスが運行されています。

 

西海市から見て長崎空港は、完全に大村湾を挟んで対面している状態。

時津〜長崎空港の船は長崎市街からと言うより、西海市周辺からのアクセスを向上するために運航していると思われます。

 

長崎駅周辺は混雑していたので、作業のため時津港近くのスターバックスへ逃げてきました。

程よく空いてくれているので非常にありがたいところです。



出発10分前くらいから乗船開始、ヤスダオーシャンホテルの奥にある桟橋へ向かいます。

フェリーではなく人が乗るだけなので、平べったい高速艇です。

 

船内へ入ると、くたびれた座席など古さが目立っていました。

空港アクセスを担っているので、キャリーバックを置けるスペースもあります。

 

16:00 時津港 発

お客さんは他に4人、特に放送などは無く出航しました。

 

右手には特徴的な形をした建物、崎野自然公園のコテージなどが見られます。

 

船は穏やかな湾の中を、40km/h前後での走行です。

 

大村湾に突き出た岬を少し迂回し、正面に長崎空港の管制塔が見えてきました。

 

その右側に目をやると大村市街が広がっています。長崎市のベッドタウンとして、現在でも発展し続けているエリアです。

 

本土と空港人工島を結んでいるのが、長崎空港連絡橋。

実は世界初の本格的海上空港である長崎空港、1975年に開業しました。

 

ちょうど長崎市街から来た、空港リムジンバスが走ってきます。

 

時津からの所要時間は25分ほど、長崎空港に到着です。



16:25 長崎空港 着

本土の空港とは思えない、まるで離島みたいな桟橋へ降り立ちます。

 

到着した船越しには、羽田行きのソラシドエアが飛び立とうとするところでした。

 

船のりばと空港ターミナルの間には、しっかり動く歩道まで整備されています。

 

こちらの時刻表を見てみると、ハウステンボス行きは1日2本。

予約が必要みたいですが、西海市のパサージュ琴海へも出ているそうです。

 

空港ターミナルには大きなベルがデザインされていたりと、教会っぽい見た目をしています。



さて、ここからは神戸へスカイマークに搭乗。

ピカチュウジェットを運航しており、搭乗券の柄もポケモン仕様です。

 

今回乗るのは通常デザイン、紺地に星が描かれています。

 

座席配列は3+3、一般的な革張りシートです。

 

あちらは長崎空港を拠点とした、オリエンタルエアブリッジ。

長崎からは対馬、壱岐、五島福江へ就航しています。

 

職員さん方がプレートまでお持ちになってお見送りしてくださいました。

 

滑走路へ向かう途中、西九州新幹線の大村車両基地と、トンネルへ登っていく高架橋を確認できます。

 

ついに離陸しまして、さっき船で移動していた大村湾を見下ろします。

 

諫早市街地まで南下しまして、真下には西諫早駅や諫早IC。

左側の座席だったら、諫早駅が見えていたでしょう。

 

島原半島の雲仙岳あたりで、雲の中へ入っていきました。



離陸して20分ほどで、機内サービスが行われます。

ここでいただけるのが、スカイマークオリジナルデザインのキットカット。2種類あるピカチュウジェットが描かれています。

 

スカイマークならではだったこのサービスが無くなるのは非常に残念ですが、最後の機会で体験できて良かったです。

 

だんだん高度を落としまして、四国山地の向こう側に吉野川が流れます。

 

それが注ぐ徳島市街地は遠くの方、飛行機は讃岐山地の上空あたりを航行していました。



淡路島を眺めながら、いよいよ本州へと向かいます。

観覧車がライトアップされた淡路ハイウェイオアシスに、明石海峡大橋を上から見る体験をできました。

 

瀬戸内海では、阪九フェリーが航行中。

以前乗った時、フェリーから神戸空港へ着陸しそうな飛行機を発見しましたが、今乗っているのがその一つだったかもしれません。

 

特に直前の放送はなく、海上空港なので突然滑走路が現れたら着陸します。

 

神戸空港はスカイマークの本拠地であり、スカイマーク同士の乗り継ぎ案内も行われていました。18:20には新千歳への便も設定されます。

 

神戸空港はスカイマーク、ソラシドエア、エアドゥなどMCC各社が多く発着する空港。そのためカラフルな翼を見ることが多いです。

 

18:25 神戸空港 着

降りる際にもキットカットをいただけて、最後のサービスを堪能しました。

 

神戸空港から三宮駅までは、無人運転の新交通システムポートライナーが便利です。

 

所要時間は18分で、料金340円。帰宅時間帯と重なって途中駅から結構乗ってこられました。

 

市街地から少々距離のある長崎空港、船を使った空港アクセス、そして関西圏へスカイマークのご紹介でした。

海上空港ならでは船を使った方法も、機会があればぜひ一度お試しください。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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