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弁天橋から電車に乗りまして、鉄道ファンに人気の駅、海芝浦駅に向かいます。
旭運河の真横を走る電車からは工場群が見え、無機質でありながらも楽しめる景色です。
海芝浦駅の前の駅、新芝浦駅を発車。海芝浦駅の直前では、ほぼ直角のカーブを曲がります。
ホームと海が隣接!
海芝浦駅に到着。
まるで海水浴場の海の家のような壁に駅名標が貼られていました。
海芝浦駅といえばこの景色。こんなに海が近く見えるんです。
駅のホームと海が完全に接しているので、ここが日本一海に近い駅!と言いたくなりますが、実は色々議論があります。
この海のような所は実際、田辺運河と言う運河なのです。つまり運河は海に含めてよいのかという議論がなされています。
そのために海芝浦駅が本当に日本一海に近いのか、疑問符がつく形になっているんです。
そんなのどうでも良いからこのきれいな景色を見ておけ!と思うかもしれませんが、海に一番近い駅を決めるのはオタクで、オタクはそういう分類に厳しい生き物なのです(笑)
まあ、いくら海でなかったとしてもこれだけ近くから運河を見ることが出来る訳ですから、満足感が得られるに違いありません。
関東の駅百選認定駅のプレートも潮風にさらされてご覧のような状態。
駅から出られない!
海芝浦駅には自動改札機はありません。あるのは簡易ICカードリーダーのみ。
そして右手には何やら編集で塗られたところが。
実はその辺りに駅舎があります。正確に言えばJR東日本のものではないので、駅舎ではありません。
それでは何なのか。
実はこの駅の目の前には東芝の会社がありまして、駅の外は全て東芝の敷地なんです。そのため、関係者以外は立ち入り禁止。一般人は駅の外に出られません。
そのため、東芝の建物を駅舎のような建物も撮影不可能。一昔前は警備員さんにお願いすれば少しだけ撮影できたようですが、今はそれもダメなようです。
じゃあ、ホーム上にずっといなければならないのかと言いますとそうではなく、駅前にはこんな公園も整備されています。
海芝浦駅前の土地は東芝のものなのですが、以前から観光客が多くいました。そこで観光地としての活路を見出だそうと、このような海芝公園を整備したそうです。
ベンチもあって、風に当たりながら運河を行き交うフェリーを眺めるなんてのも良いかもしれませんね。
解放時間は9:00~20:30ですので夜景も少しの間見られそうです。
鶴見つばさ橋やベイブリッジが見え、そこを工場の部品を運んでいるのでしょうか、トラックがしきりに走っていきます。
終電を逃したらどうなる…?
さて、このような駅の外に出られない海芝浦駅ですが、終電に乗り遅れたらどうなるのでしょうか。気になりますよね。(ならないか…?)
ふつうそういう方は東芝の社員さんでしょうが、問題なのは一般の人。
駅を乗り越えたら運河で、それ以外は全て東芝の敷地で立ち入り禁止。海芝公園もその時間には閉まっています。
これは駅で一泊となるのか…と思いきや、そんなことはないようです。
先程の駅舎のような建物には警備員さんがいらっしゃって、終電の後巡回にいらっしゃるそう。そして、さすがに一晩ここにいられては迷惑ですので車で隣の新芝浦駅まで送られるそうです。
実際そうなった人が何人かいるらしく…。
でも、そんなことになったらどれだけ気まずくなるのか計り知れませんし、迷惑になりますから夜景を楽しむ際はお気をつけて!
今回は通常通り電車で折り返しますよ。
運河と隣接していて外にも出られない駅、海芝浦駅のご紹介でした。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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