-
【高松→松山5時間超】車両が封鎖される!?JR四国最長普通列車乗車記[四国沖縄(4)]
可愛らしい『たかまつえきちゃん』のデザインされた駅舎、こちらは香川県高松駅です。 四国のスターバックスを巡っていたこの日、普通列車のフリーきっぷを持って移動をしていました。 ...
続きを見る
今日は四国で一番大きな都市圏を形成している、松山市に来ています。
松山はJRの松山駅よりも伊予鉄道の松山市駅周辺の方がはるかに大きな中心街になっています。
JR側しか知らなかった人がここへ来ると、そのギャップに驚かされることでしょう。
今日は四国から九州へ渡ります。この2つの島は近くにあるのですが、橋がかかっていないため陸路で行くにはかなり不便なところ。
しかし海上には路が結ばれています。それが今回ご紹介する松山小倉フェリーです。
松山側のフェリーターミナルへは伊予鉄道で行くのが便利です。
早速切符を購入して改札口へ。
ICカードについてSuicaなどの利用はできず、い〜カードのみ使えます。
乗車するのは高浜駅方面の列車です。運転席の大きな窓が特徴的、ぱっちり目を見開いたような顔になっています。
終点・高浜駅までの運賃は430円、所要時間は20分ほどです。
終点の高浜駅に到着すると路線バスが停車中。
このバスに乗るとフェリー乗り場まですぐに行くことができます。
しかしバスに乗ると100円かかるので、今回は歩くことにします。
1km無いので簡単に歩ける距離です。
9分ほど歩いてきまして、こちらがフェリーの出港する松山観光港です。
ここには伊予鉄道の券売機が置いてあり、伊予鉄道との乗り継ぎがかなり意識されていることが分かります。
それでは乗船券を購入しましょう。
こちらの乗船名簿に記入していきます。
インターネットで予約することもできますが、前々日の18時までです。
一番安い二等の料金は6400円。ただしシーズンごとに変動があるのでホームページで確認しておく必要があるでしょう。
松山観光港はかなり広々していて、地方の空港くらいの規模があります。
売店もあるのですが、この時は営業時間短縮のため既に閉まっていました。
他には自由に使える充電コーナーもあります。
2階に登ってみるとレストランがあって、高級感の溢れるところでした。
ベランダのような展望スペースからはフェリーが見られます。
発車標にこれから乗船する、夜行便が表示されています。
21時を過ぎた頃、Eゲートから乗船できるという案内がされました。
2階から繋がる長い長い通路を歩いていきます。
フェリーの名前はフェリーくるしまです。
来島どっく大西工場で建造されたことから名付けられています。
ブリッジを渡って船内に入り、駐められた車の横を歩いていきます。
階段を登っていくと、正面にはエントランスホールが現れました。
まずやってきたのは今回利用する2等室のお部屋です。
大広間になっていますがお布団が並んでいて、ただの雑魚寝ではありません。
ビニールのマットレスと枕、そして掛け布団がセットになっています。
頭にはカラーボックスのロッカーがあって、そこに荷物を入れる形です。
この他にも個室スタイルを含めた寝台など様々あります。
運航時間が短いですが、その快適性は間違いないでしょう。
船上なので当然若干高くなっていますが、便利なものです。
営業時間は21:00〜23:00、4:20〜5:30です。
他にもドリンク、アイスクリームやカップ麺の自動販売機などもありました。
売店の前には畳敷きの休憩スペースがあり、数人集まってきました。
ここではコンセントも利用できて充電も可能。
2等のお部屋で寝ている間に充電していたら盗難も心配ですし、ここに作ってもらえるのは安心感があります。
愛媛のポンジュースとお菓子を買って、しばらくここで過ごすことにします。
21:55、松山観光港を出港しました。
こういうフェリーに乗られる方は大抵トラックの運転手の方がほとんどなのですが、このフェリーは観光の方も半分くらいいらっしゃる様子でした。
遠くの方では四国海岸沿いの街の明かりが、真っ暗な海に線を描いています。
だんだん陸地から離れてきて、遠くには瀬戸内海に浮かぶ島の光が見えています。
景色は完全に真っ黒、水平線辺りに僅かな明かりが点々としており、灯台がこちらを向いたときだけ一つの光が現れます。
タンカーのような大きい船がやって来ました。
煌々としているので、まるで遊覧船みたいです。
そろそろ日付も変わる頃ですし、眠ることにします。
防犯のためか、明かりは最小限点いている様子。こんな感じで布団を敷いて、おやすみなさい〜。
おはようございます。小倉港に到着しました。
入港するのは5:00で、かなり早朝です。
こんな朝早くに外へ出ないといけないのか〜と思いますが、そんなことはありません。
このフェリーの良いところは、入港後もしばらく船内で休憩できるということです。
朝早くに起きなくても、あと2時間ほど滞在できます。
ただし5:00に到着した後、もう一度着岸するのは6:30。それまでは降りることはできません。
実は元々5時に下船するつもりだったのですが、ぐっすり眠っていたため降り過ごしてしまいました。
布団に入ったらまた寝てしまいそうなので、休憩スペースにてしばらくゆっくりしておきます。
6:30になって再び降り口が繋がれました。
階段を使って下へ降りていきます。
小倉港から小倉駅までは徒歩10分という立地の良さです。
また、天神まで1150円のバスが出ていて、JRで小倉〜博多を行く1310円より安くなっています。
両都市を行き来するにはかなり便利であり、利用しやすいようサービスも行き届いた素晴らしいものでした。
両島を移動するときにはぜひご活用ください。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
-
【那覇→京都】LCCと夜行バスを乗り継ぎ、一晩かけて限界通学[四国沖縄(6)]
ここは那覇市の中心部、国際通りです。 やって来たのはその一角にありますスターバックスコーヒーでした。 今年7月、スターバックスは47都道府県JIMOTOフラペチーノを期間限定で発売してい ...
続きを見る