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東海道新幹線『お子さま連れ専用車両』が通常土休日にも登場! ファミリー車両との違いは?

2021年9月3日

 

JR東海は東海道新幹線こだま号の一部列車に『お子さま連れ専用車両』を設定すると発表しました。

ビジネス利用の多い東海道新幹線において、泣いたり騒いだりしてしまう子供を連れて乗車するのをためらう家族も多いと予想されます。

また、車内で仕事をなさっている方も迷惑とまでは思わなくても、静かな方がより良いはず。

どちらのお客さんにとっても気兼ねなく利用しやすい、非常に良い取り組みに感じます。

運行形態

『お子様連れ専用車両』の運行期間は10月2日~12月19日の土休日。

設定されるのは以下の上下2本です。

下り

こだま711号(東京8:57→名古屋11:43→新大阪12:51)

こだま735号(東京14:57→名古屋17:43→新大阪18:51)

上り

こだま712号(新大阪8:54→名古屋10:08→東京12:48)

こだま736号(新大阪14:54→名古屋16:08→東京18:48)

 

詳細については現時点で公表されていませんが、東京~新大阪間の各駅から利用が可能、ごく短い区間での利用は不可との報道がされています。

 

対象の車両は13号車に設置されます。

お手洗いなどは近くにありますが、バリアフリートイレや多目的室があるのは11号車というのが少々気になりました。

車椅子席が11号車なので、そちらを優先せざるを得ないのかもしれません。

『ファミリー車両』との比較

JR東海はJR東海ツアーズの旅行商品として、ゴールデンウィークや帰省シーズンに『ファミリー車両』として子供連れのお客さん専用の車両を設けていました。

今回の取り組みはそれと似ていますが、異なる点もいくつかあります。



まず、ファミリー車両では申込み人数に加え人席利用できる『+1席』というサービスがありましたが、こちらは無くなっています。

また、添乗員がいらっしゃって写真撮影なども行っていたのですが、長期間に渡る実施ということもあってそちらもありません。

一方で1ドリンク引換券は残されています。



さらに、よりお得になった点もあります。

ファミリー車両では必要とされていた1歳以上6歳未満の乳幼児の旅行代金ですが、座席を利用しない場合は購入しなくても車両の利用ができます。

発売は大人1人以上と小学生以下の子供1人以上の家族が乗車する場合に限定。

JR東海ツアーズの旅行商品として9月9日から販売します。

 

産経新聞によると『「(普段の)土休日も販売してほしい」との声が多数寄せられていた』とのことです。

(参考記事:https://www.google.com/amp/s/www.sankei.com/article/20210903-EU6YDQNAS5LZNBX2JMFB6PJCOA/%3foutputType=amp)

これによって新幹線がなるべく多くの人にとって利用しやすくなると良いですね。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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