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【鉄橋が上下する廃線跡】保存される筑後川昇開橋・痕跡残る佐賀線廃線めぐり[史上最長片道切符の旅(10)]
熊本駅からは鹿児島本線の普通列車で、福岡県みやま市・瀬高駅に来ました。 ここで降りたのは、かつて乗り換え路線があったため。それが佐賀線です。 (地理院地図を改変) 佐賀線は ...
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国鉄佐賀線の廃線跡を車でめぐり、佐賀駅に来ました。
ここからは肥前山口行きの普通列車に乗車。今年9月23日に開業予定の、西九州新幹線に関連するポイントについて見ていきます。
列車は佐賀平野を駆けていきます。山の少ない佐賀県、それを象徴するかのような光景です。
終点の肥前山口駅で下車しました。
せっかくこの旅をやっているならば、来てみたかった駅です。
2022年春現在、最長片道切符のゴールとなっています。
この駅は長崎方面と佐世保方面の分かれ道として、非常に重要なポイントです。
この駅はなんてことない橋上駅舎。
その下には最長片道切符の旅のゴールとして、モニュメントが作られています。
NHKで放送された最長片道切符の旅、それを受けて設置されたものです。
しかし、西九州新幹線の開業と同時に、2022年秋からこの駅は江北駅となります。
新幹線連絡のリレーかもめの停車駅であることから、江北町の知名度向上を狙います。
また、最長片道切符のルートについても、西九州新幹線開業で変わります。
新幹線開業後のゴールは新大村駅、その前に根室本線の新得〜富良野が廃止された場合は竹村駅です。
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(白衣鉄道さん https://twitter.com/Lab_coat313/status/1384271384264601602?s=19より) 肥前山口駅と言えば最長片道切符の旅の ...
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続きまして、普通列車長崎行きに乗車します。
西九州新幹線が開業すると、特急リレーかもめは佐世保線で武雄温泉へ向かいます。
肥前鹿島駅は特急ルートから外れますが、この駅までは博多駅からの特急列車が残される予定です。
お隣の肥前浜駅では特急かもめ追い越しのため、しばらくの停車。
長崎本線は新幹線開業で、この先非電化区間となり、電化されるのは肥前浜駅までです。
そのため電車特急の36ぷらす3が長崎へ走れなくなり、ルートはハウステンボス行きになるのではと考えられています。
多良駅ではその36ぷらす3(長崎ルート)と行き違い。
真っ黒な787系、その輝きは非常に光沢があります。
新幹線開業前までには是非乗ってみたいですね。
大村線への乗換駅、諫早駅に到着しました。
ここには西九州新幹線の駅も設置されます。
新しくなった駅の様子を見てみることにしましょう。
コンコースにはN700Sかもめの写真が飾られていました。
西九州新幹線の鉄路は独立しているため、長崎まで船で運ばれてきました。
自動改札を出ました。
諫早駅からは島原鉄道も伸びているので、JR線のりばの表示。改札横にはみどりの窓口があります。
その横にはシャッターの閉じられたスペース。これが将来の新幹線改札口です。
西九州新幹線の開業予定は2022年9月23日となりました。フェンスの前にはベンチが並べられています。
天井のデザインはコンサートホールのようで、開放的な空間となっています。
裏口にあたります、新幹線側の駅舎。シックでちょっと暗い印象です。
一方で反対側のメイン出口。諫早石風の黒い枠に、大きなガラス張りが特長です。
駅舎デザインのコンセプトは『明るい未来へ繋がる、おもてなしのゲート』。
新幹線側は暗かったですが、建物自体のデザインとしては統一されています。
駅舎内には青や赤の色付き間接照明があり、なんだか楽しくさせる雰囲気です。
駅の案内サインには既に新幹線の文字。普通だったらシールで隠したりするところですが、もうアピールされていました(笑)
自由通路にはスターバックスやミスタードーナツがあって、結構便利な駅ですね。
今日はファミリーマートのお味噌汁で夜ご飯とします。
佐世保行き普通列車に乗車。
YC1系は列車の顔の輪郭にパチンコ屋さんみたいな光が点っていたのですが、最近では消されているそうです。
長崎空港近くの快活クラブに宿泊するため、竹松駅で下車。
諫早方面のホーム上には、西九州新幹線の高架が見えています。
竹松駅のお隣には、大村線と新幹線を乗り換えられる新大村駅が開業予定です。明日の朝行ってみることにします。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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