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今日は大阪駅から鳥取駅へ。
この区間は気動車特急スーパーはくとで行くのが一般的です。
しかし今回利用するのは播但線を経由して鳥取へ向かう、特急はまかぜです。
大阪駅の大屋根の下、ディーゼルの音を立てながらやって来ました。
グリーン車の無い3両編成で、2021年春のダイヤ改正で全車指定席となっています。
この列車は通常、浜坂まで行く列車で、鳥取まで行くのは1日1往復だけです。
18:04大阪駅を出発しました。
この列車はかなり遠回りのルートを通るため、鳥取まで利用する人は本当に少ないです。
18:11発の特急こうのとりで福知山まで行き、特急きのさきに乗り継げば、数分早く豊岡駅に行くことができます。
それよりも驚くのが、終着駅の鳥取駅までかかる時間。
大阪駅18:15発の新快速に乗って姫路駅へ、姫新線で佐用まで行き、スーパーいなばに乗り換えれば21:31に鳥取に到着できます。
新幹線に乗らなくても鳥取駅に1時間も早く着くことができるのです。
そのためこの特急列車で終点の鳥取まで行く人はほとんどいません。
列車は新快速の停車する駅たちも通過していきます。
最初に停車したのは三ノ宮駅。
この列車のお客さんは関西圏の通勤特急としての利用がメインに見えました。
次の神戸駅は東海道本線と山陽本線の境にもなっています。
山陽本線に入ると瀬戸内海も見え始めてきました。
うっすらとした空模様に海を見せながら、列車はディーゼルの音を立たせて高速で走っていきます。
この瀬戸内海には大きな吊橋、明石海峡大橋が架かります。
右手に見えるこの建物は明石市立天文科学館、日本国内の時を刻みます。
明石駅を出発したころには大分日も落ちてきました。
この列車は明石のお隣、山陽新幹線の乗換駅でもある西明石駅にも停車します。
西明石駅に特急列車が停まるのは、はまかぜ、スーパーはくと、らくラクはりまが1本ずつのみになっています。
次の加古川駅も同じ便が停車。帰宅時間帯に停車することとなっていて、通勤特急のような役割を担っているようです。
山陽本線最後の駅、姫路駅に到着しました。
ここでは13分間の停車時間があるため、改札内のお店でお買い物ができます。
車内販売もありませんし、ここで買っておくのが良いでしょう。
中でも吉野家はモバイルオーダーも行っているので、あらかじめ注文して置くと購入が簡単です。
セブンイレブンもあるので、簡単に軽食やお弁当も買えます。
姫路駅には播但線、姫新線への乗り換え改札口があります。
ただし播但線へ向かう特急はまかぜは東海道本線の7番線ホームの到着です。
向かい側には普通網干行きがやって来ました。
この列車は特急はまかぜよりも先の出発です。
ここからは播但線に入り進行方向が反対に。
自分で椅子を回転させることになります。
しばらくすると遠くの方には姫路城が見られました。
ぼんやりとした空に浮かぶライトアップでくっきりとしたお城は非常に立派です。
姫路駅のセブンイレブンでは牛丼を買ってきました。但馬牛と思い込んで食べることにしましょう。
ここからは人も相当少ないので、これくらいのものを食べても迷惑にはならないはずです。
この車両には他に三ノ宮駅から乗車したお一人だけ、パソコンでお仕事をされている様子でした。
福崎駅では改札で駅員さんが待っていらっしゃいました。
地方の有人駅の日常みたいな光景です。
寺前駅までは電化区間でしたが、ここからは非電化区間に入ります。
銀山で有名な生野駅は普通と異なって右側の線路に停まっています。
この先竹田駅、和田山駅での下車が多く、この先でお客さんはいなくなってしまいました。
ここでは数分程度の停車時間、夜風に当たるくらいのことはできます。
山陰本線に入り、豊岡駅に到着しました。
車両基地にはローカル線の列車たちが停まっています。
向こうには先に到着したのであろう、きのさきの車両が停まっています。
続いて城崎温泉駅に到着。
ここから乗ってこられる方はいらっしゃいませんでしたが、夜温泉に入ってから鳥取へ向かうという使い方もできます。
駅を出発すると左手には明かりがともる柳の温泉街を見ることができました。
次の香住駅のホームにはカニさんがいて、その時季にはカニカニはまかぜなんていう特急も走ります。
日本海沿いへ出ていき、ますます真っ暗な中を走ることとなりました。
遠くの空で月の明かりだけが雲を照らします。
現在は通過しているのは非常に高い高架上に作られた餘部駅。昼間には日本海と町が眼下に広がる景色を楽しめます。
浜坂駅に到着しました。
特急はまかぜは3往復走りますが、今回乗った便以外は全てこの駅までです。
ますます車窓は車内が映るばかりで、人もいないこの空間がちょっと心細くなってきました。
岩美駅を出発すると、終点の鳥取駅に到着します。
鳥取駅から一つ手前の福部駅では普通列車行き違いの運転停車を食らいました。
4時間28分後の22:32、終点の鳥取駅に到着。
他に最後まで乗っていたのは想像通り、一人もいないという結果でした。
列車は回送となり、翌日6:00発の特急はまかぜ大阪行きとして運行されます。
この特急列車が鳥取までやってくるのは、この列車が夜遅くに運行される列車であるため。
浜坂駅などには宿直が無く、鳥取まで運行区間が伸ばされているそうです。
もう鳥取駅の列車の運行は終えており、発車標もその終わりを告げました。
鳥取の特急列車といえば智頭急行を通る列車がメイン。1日1度だけの列車でやって来るのも楽しいものです。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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