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【グリーン付HC85系が快速に!】鈴鹿サーキット稲生行き臨時快速 F1日本グランプリ

2023年9月25日

 

三重県の県庁所在地、こちらは津駅です。

2023年9月23日を含めた週末、三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットでは、F1日本グランプリが行われました。

1日で最大10万人もの観客が詰め掛ける一大イベント、鈴鹿市内を走る鉄道会社は臨時列車を増発して対応します。

 

今回注目するのは伊勢鉄道、伊勢線鈴鹿サーキット稲生駅が最寄駅となっています。この伊勢鉄道には名古屋〜伊勢鳥羽を結ぶ快速みえ、名古屋〜新宮・紀伊勝浦を結ぶ特急南紀が走っており、長距離輸送の短絡ルートとして、JR東海と密接な関係があります。

 

伊勢線は河原田〜津を結ぶバイパス路線、津駅の1番のりばが普通列車の発着するホームになっています。

 

伊勢鉄道の普通列車、イセIII型気動車が入線してきました。

伊勢鉄道が保有している車両は4両だけ、今日はお客さんが多いため2両編成で運行しており、限界まで輸送力を増強しています。しかも臨時列車の運行により増発するため、4両は大忙しです。

 

先頭にはヘッドマークが掲げられており、「モータースポーツ都市鈴鹿」そして「国鉄伊勢線50周年」と書かれていました。

元々は国鉄だった伊勢線ですが、利用者が少なかったことから分割民営化の際、第三セクターへ転換されました。



そして四日市・鈴鹿方面から、今回特に注目するHC85系がやってきました。

ちょうど近鉄特急がやってきた下を潜り抜け、一番奥の4番線ホームへ入線します。

 

津駅を通る特急南紀は2両がデフォルトになっている中、こちらは6両編成。

しかも一番後ろの 1号車にはグリーン車が備わっています。特急南紀のグリーン車は2020年秋に廃止されたため、紀勢本線の駅にグリーン車が来るのは非常に珍しいです。

 

行先方向幕をみてみますと、「臨時 鈴鹿サーキット稲生」と表示されていました。

こちらは津駅から鈴鹿サーキット稲生を結ぶ快速列車、それがグリーン車付き編成のHC85系で運行されるのです。

 

3番線ホームに特急南紀2号名古屋行きも入線してきまして、それ越しに臨時鈴鹿サーキット稲生の表示を見られました。同じ方向へ向かうHC85系が並んでいる状態です。

 

左から伊勢鉄道普通列車、快速みえ、特急南紀、臨時快速の4編成が並んでおり、普段では考えられない賑やかな津駅。

発車する特急南紀2号名古屋行きは、鈴鹿サーキット稲生駅に臨時停車しません。だからこそ津駅から鈴鹿サーキット稲生駅へ臨時快速が設定されている訳です。

 

伊勢鉄道の普通列車は立ち客が出るくらいの混雑率、多くのお客さんを乗せて出発して行きます。



それではHC85系による臨時鈴鹿サーキット稲生行きに注目してみましょう。

キハ85系が引退して新型車両HC85系へ統一されたことで、列車本数に限りがあります。

そのため今回のように紀勢本線で増発が行われる際、グリーン車付きの特急ひだ号編成が応援に来ました。

 

この車両は名古屋駅7:12発/鈴鹿サーキット稲生駅8:17着の特急鈴鹿グランプリ1号として運行した後、津駅まで回送されてきました。

 

特急ではグリーン車も営業していましたが、津駅からの臨時快速では通路扱い。利用することはできません。

一時的に指定席の表示でしたが、自由席に変わっています。

 

英語表記では「Circuit」と、しっかり英訳されていました。

 

グリーン車は利用できないとはいえ、普通車でも十分快適。ゆったりした特急車両で鈴鹿サーキットへ行くことができます。

 

グリーン車付きの4両編成の後ろには、2両編成が増結されています。これで計6両編成になっている訳です。

 

発車標については「臨時快速/鈴鹿サーキット稲生」と、行先含め表示が出ていました。

 

3番線ホームからは紀勢本線普通亀山行きが発車。

津駅から伊勢鉄道に入る臨時快速に対して、引き続き紀勢本線を走るのでルートは違えど、普通列車が快速より先に出発する、ちょっと面白い光景です。



それではそろそろ車内へ。

グリーン車内は入れませんが、1号車から乗り込みまして、デッキから閉ざされた扉を目の前にします。

 

洗面所横のナノミュージアムも特急ひだ仕様、美濃和紙やうちわが飾られていました。

 

オレンジ色のグラデーションが掛かった見慣れた座席。非常に清潔感があってこれが快速列車とは信じ難いです。

 

短時間ではありますが、肘掛け部分のコンセントも利用できます。

 

肉声放送により鈴鹿サーキット稲生行きと案内。また、グリーン車には乗車できず2〜6号車を利用するよう、強調されていました。

 

車内ディスプレイには鈴鹿サーキット稲生の文字が出ておらず、真っ暗な状態のままです。

 

左手には近鉄特急ひのとりがきました。この時には、鈴鹿サーキットの近鉄特急最寄駅である白子駅に、一部のひのとりが臨時停車しています。



対向の特急南紀1号が遅れているため、発車時刻をすぎてもまだ出発していません。

グリーン車内を覗いてみますと、こちらも自由席の表示。この座席越しに自由席の表示は中々みないはずです。

 

そして特急南紀1号紀伊勝浦行きが到着しました。こちらは鈴鹿サーキット稲生駅に臨時停車しており、おそらく多客のため遅延していたと思われます。



9:01 津駅 発(7分遅れ)

少々の遅れを持って津駅を出発。

以前ご紹介した熊野花火臨時快速で流れていた車内チャイムは流れず、車掌さんによる肉声放送から始まります。

 

鈴鹿サーキット稲生駅まで無停車ですが、河芸駅で回送列車と行き違いのため運転停車しました。

 

遅れ回復のためにも、100km/h越えの高速運転。ハイブリッド気動車特急の意地を見せます。

 

そして左手には鈴鹿サーキットが見えてきました。向こうには観覧車もあって、テーマパークにもなっています。



9:15 鈴鹿サーキット稲生 着

15分足らずの短い乗車でしたが、終点の鈴鹿サーキット稲生駅に到着。快適な特急車両の旅になりました。

 

多くのお客さんが乗っておられ、出口に集中。ホームには人がたくさんです。

 

駅前にはコーンが置いてあり、既に帰りのお客さん整理の準備が整っていました。

 

この列車は名古屋駅まで回送され、今度は特急ひだ号の運行に就きます。このためグリーン車付きの編成が充当されていた訳です。

 

鈴鹿サーキット稲生駅は無人駅で、非常にシンプルな作りとなっています。

 

しかし今日はホーム上に多くの整理員さんがいらっしゃる他、きっぷの販売も行っていました。

 

これを進んだ先のテントにて販売を行っているようです。

ここから鈴鹿サーキットまでは2kmあって、ちょっと歩く必要があります。

 

この通り一気にお客さんが押し寄せる鈴鹿サーキット。特急折り返しを活用しての輸送増強に、その本気度を感じられました。

ギリギリの車両運用でも臨時列車を設定してくださり、感謝するばかりです。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

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【撮影協力:かんの さん】

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